海外では日本より先行の、2013年11月15日に発売。

日本では何故か海外より若干遅れた2014年2月22日の発売となったPS4



PlayStationの4代目となり、発売直後は全世界で猛烈な売上を記録し

歴代PSの史上最速の勢いで売れていったPS4は、現在SIEの公式での発表で昨年末までに

全世界で9160万台売れていると公表されている。


北米や欧州地域では他を寄せ付けない強さを見せているが、日本市場では

3年後発のニンテンドースイッチに、既に累計販売台数が44万台ほどの差しか無くなっている。

現状スイッチが平均週6万、PS4が平均2万程度の売上となっていて、この台数の差は

既に射程範囲内に入っているが、海外ではまだまだその差は大きい。


今年の2月22日で、日本での発売から丸5年、6年めに入ったPS4であるが

その日本発売5周年を記念して、ファミ通がこの5年間日本で発売された

パッケージタイトルのTOP50を紹介している。


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ファミ通集計での5周年PS4売上TOP50が紹介!1位・2位・3位は順当も、それ以降が…。

PS4もだいぶベテランの貫禄が出てきている状況であるが、ゲームの売上となると

週販をまとめている当ブログとしては、やはり全盛期より多く落ちた印象が拭えない。

もちろんそれは、ニンテンドースイッチも一緒ではあるのだが任天堂のソフトは全盛期に引けをとらないか

あるいは、それ以上に売り上げている例もあるので、なおさらその対比でPS関連はソフトが売れないという印象がある。

特にPSの初動率は凄まじく、最近の例で言えばKH3は初動で現時点の累計販売の8割弱を販売している。

初動は大きく数字が出ても、2周めで多くは失速するのが多く、逆にその例から外れた

いわゆるジワ売れ型のソフトは、PSでは非常に印象に残ったりする。最近だとニーアがそういったタイトルか。


余談はさておき、ファミ通が5周年を迎えたPS4の5年間の集大成的なランキングを公開している。

PS4が発売されての5年間の売上TOP50である。その記事はWEBにも公開されているので

以下に引用したい。全ての引用は大変なので、TOP10を引用する。

国内でもっとも売れたPS4用パッケージソフトは?
  2014年2月22日の国内発売以降、そのハイスペックなハード性能がもたらす革新的ゲームやサービスで、日本はもちろん、世界中のゲームファンにさまざまな楽しさや驚き、感動を与えてきたプレイステーション4。ここでは、プレイステーション4向けに発売されたパッケージソフトの中から、累計販売本数TOP50をカウントダウン方式で発表!
(※データはファミ通調べ。ダウンロード版は本ランキングには含まれていません。集計期間:2014年2月22日~2019年2月3日)

中略

4位~10位はこちら!
10位 コール オブ デューティ ワールドウォーII
38万7498本 ソニー・インタラクティブエンタテインメント/2017年11月3日発売

9位 ペルソナ5
39万9213本 アトラス/2016年9月15日発売

8位 KNACK(ナック)
40万888本 ソニー・インタラクティブエンタテインメント/2014年2月22日発売

7位 NieR:Automata(ニーア オートマタ)
40万7637本 スクウェア・エニックス/2017年2月23日発売

6位 メタルギア ソリッド V ファントムペイン
44万2032本 KONAMI/2015年9月2日発売

5位 コール オブ デューティ ブラックオプス 4
49万9765本 ソニー・インタラクティブエンタテインメント/2018年10月12日発売

4位 キングダム ハーツIII
72万2201本 スクウェア・エニックス/2019年1月25日発売

注目のTOP3はいずれもミリオン突破!

3位 ファイナルファンタジーXV
103万6879本 スクウェア・エニックス/2016年11月29日発売

2位 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
136万8698本 スクウェア・エニックス/2017年7月29日発売

1位 モンスターハンター:ワールド
196万3522本 カプコン/2018年1月26日発売

MH・DQ・FFと日本の大型IPがなんとか体面を保ってはいるがなんとも寂しい数字である…。

ニンテンドースイッチが出るまでの間、前世代のWii Uは不振であったため、その間に

ソフトが売れていそうなものだが、こうやってまとめてみると、その間のソフトの売上は全く振るっていなかったのがわかる。

特に、5位からはハーフミリオンすら越えていない。前世代のPS3はミリオンタイトルこそ、FF13一本であったが

それ以下の数字のソフトはそれなりに数があって、総合的に見れば今のPS4よりソフトが売れていた。

初期本体同梱ソフトという扱いでありながら

何故かランキングに入れられたナックがまだ8位という一桁台にいるという事実も驚きである。

PS4が発売された当時、本体同梱であるためにどのソフトよりもぶっちぎりで売上を出した

ナックだが、その時に当時のゲハ民が、このソフトの売上を一つの基準とする

ナックラインという名称を皮肉のようにつけていたが

まさかそのナックから5年経っても、ナックを越えられるソフトは7本しか無かったのが驚きである。

ナックラインは、おそらく当時のゲハ民が思った以上に高い壁になったというわけである。


もちろん、このランキングはDL版を含まないため、DL版を含めばMGSVぐらいまでは50万本に到達している可能性はあるだろう。

コールオブデューティも最終的にはパケだけでもかろうじて50万を越えるだろうが

それにしても、5年間の結果がこれでは寂しいのは事実としか言いようがない。


ちなみに現在のスイッチについては、TOP10でまとめた場合、マイクラ以外は任天堂タイトルが

9本ランクインする状況であるが、既に1~3位まではダブルミリオン(うち二つはトリプルも目前)に到達しており

4位もダブルミリオン間近、そして7位まではミリオン越えという状況になっている。

今年、ポケモン本編、マリオメーカー2、ぶつ森という超強力なソフトを控えているスイッチは

これらもまず確定的にミリオンに行くと思われることから、TOP10全てがミリオン以上になるのはほぼ確定的である。


全世界では絶好調と言われているPS4だが、世界で2番めに大きい市場とも言われている

日本市場でこの結果は、正直驚愕せざるを得ない。本当になぜここまでソフトが売れないのだろうか…。


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