据え置き機でありながら、自由に携帯して持ち運べるハイブリッドハードである
ニンテンドースイッチ。
どちらの特性も兼ねることから、基本的にどんなジャンルのゲームとも相性が良く
極端なスペックを求めるタイトル以外は、スイッチで出すのが最適解…という
認識はユーザーもディベロッパーも持っているはずである。
1年目こそ、全世代のWii Uの失敗があったため、売上に懐疑的だった
人も多かったはずだが、発売一年目からずっと強い需要を継続しており
それは、そろそろ発売から丸2年経つ現在になっても、全く衰えることがない…
いや、むしろ勢いが増していると言える状況にある。
任天堂の大作ソフトも出回り、サードやインディーズタイトルも充実してきた
現状は、スイッチにこぞって多数のメーカーがゲームを発売するようになっており
まさに全盛期のファミコンやスーパーファミコンばりの様相を呈しているが
そんな中、特にココのところリリースが圧倒的に増えている、今までの任天堂据え置き機では
ほとんど発売されることのなかった、あのジャンルのソフトの特集がついに任天堂公式で組まれている。
Sponsored Link
任天堂公式ページにて『乙女ゲー』の特集ページが作られる!
スイッチにおいては、サードタイトルが多数増えているため
現在は任天堂自身が、様々な媒体を用いて、自社タイトルだけでなく
サードやインディーのタイトルを定期的に、ユーザーに訴求するためのページを色々と作成している。
そういった試みの一つに、ゲームジャンルごとでのゲーム紹介ページというのが時々更新されている。
そのゲームジャンルごとでの紹介ページに乙女ゲーの紹介ページが登場となった。
https://www.nintendo.co.jp/software/feature/otome.html
乙女ゲーといえば、女性向けのイケメン男性キャラと恋愛するゲーム…
いわゆる美少女ゲーの反対にあたるゲームであるが、PS Vitaが死に体のため
乙女ゲーを多くリリースする、オトメイトがニンテンドースイッチに
これからはメインで展開していくことを公言したのは、記憶に新しい。
確かに、現状e-Shopで乙女ゲーが定期的にリリースされていたのは、興味が無くても
e-Shopを見に行けば、目に入るものであったが、まさか特集を組めるまでタイトルが出ていたとは…。
オトメイトのゲームを始め、金色のコルダといったコエテクのネオロマンスと呼ばれる
ブランドタイトルも参入し、スイッチでの乙女ゲー市場が形成されつつある。
乙女ゲー自体は、非常に限られた層が買う市場としてはニッチなジャンルではあるが
逆に美少女ゲー好きと同じく、コアなファンはお金を落としてくれるタイトルなので
任天堂としては、こういった層にもスイッチの他のゲームに触れてもらいたいと言った
思惑がある可能性は高い。商売的な戦略としては納得ではあるが、それにしても
今まで任天堂の据え置きではほとんど無縁だったジャンルが、ここまでの市場を
形成しつつあることは、やはりニンテンドースイッチの勢いは凄まじいことを改めて思い知らせてくれる。
このカオス感いいね!
ほんと、FCやSFCの頃を彷彿とさせる市場になってきましたね!
乙女ゲー好きの女性の中には、仰向けに寝転がってプレイできるvitaを重宝している人もいて、vitaのソフト生産中止やSwitchでの乙女ゲーラッシュに嘆いてますね。
vitaは物理的な手軽さでは任天堂のどの携帯ゲーム機より勝るはずなのですが、やはりソフトでメジャーなヒット作を生み出してナンボですからね。
スイッチはVitaに比べるとやっぱり大きいですから、Vitaが良かったと
考えている人も乙女ゲーファンには多いと思います。
ただ、公式がもはや店じまいに入ってしまったので、もうスイッチでやっていくしかないんですよね。
これもSIEの戦略ミスだったということで。
しゃーないとはいえ、任天堂公式HPじゃなくても…。
任天堂主導なのか、オトメイト主導なのかは気になりますね。
任天堂は、結構オープンなんで別に問題ないとは思っているはずですが。
新たな客層を掘り起こすことで
他のジャンルへの思わぬ需要の喚起もできて
プラットホームホルダーもサードもユーザーも
win-winで笑顔になれるから地道で誠実な努力は大事
乙女ゲーユーザーの中には歴女もいるので購買力は馬鹿に出来ない
新規層への訴求を怠った結果が、今のPS市場の凋落ですからね。
これぐらい貪欲にいかなければダメということでしょうね。
今回の主導が任天堂なのか、主にオトメイト側なのかはわからないですが
ちゃんと市場を作ろうとやっていると思うので、その辺りは私的には
やらないジャンルですけれど、その姿勢は応援したいと思いますね。
女性ユーザーはとことん一つのジャンルをやるイメージがあるので
そういった層を獲得しておくのはやはり必要なことですからね。