(この記事はタレコミから作成しています。情報提供ありがとうございました。)
常に様々な新たな技術が開発される、IT業界。
ゲーム業界でもそれは例外ではなく、様々なメーカーが新たな技術や
ゲームの操作体系、ゲーム画面に関する特許などを申請している。
ゲーム関連の特許は、それこそ多数あるが、当然ながら特許は
基本的には早いもの勝ちなので、基本的に抑えておきたい技術があれば
特許申請を行っておくというのは、一般的に行われる戦略だ。
ただし、ある程度特許に関するシステムなどを開示する必要があるため
特許を取ることは、ライバルにもある程度手の内を見せるということにもなる。
ゲーム関連だと、他のゲームに真似されないように取る特許が一番多いだろうか。
ゲーム業界の特許は様々あるが、当然ながらハードホルダーをずっと続けている
任天堂は多数の特許を持っているのは間違いない。間違いないと書いているのは
正確な実数が把握できないからであるが、コロプラとの裁判に於いても
コロプラに取っては致命的な幾つもの特許を取得していたことからも
任天堂も多くの特許を持っているのはまず間違いない。
現在も特許の出願は、様々な会社が行っているはずだが
その中で特に気になる特許が出てくると、海外のゲームサイトなどで
話題になったりすることが時々ある。今回は任天堂が申請した特許が
また海外のゲームメディアにて話題になっているようだ。
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任天堂が「アイトラッキングシステムの為のゴーグル」の特許を申請していたことを海外のゲームメディアが報じる!
最近、任天堂関連の特許で、このブログでも話題にしたのは
昨年のスーパーマリオパーティにも採用された、画面を複数つなげて遊べる特許と言った話があった。
【何かすごいぞ!?】任天堂が複数の画面にまたがる操作システムの特許を取得!
あとはゲームボーイ風のスマホカバーの特許なども。
ハードホルダーだけに、任天堂が出した特許申請は海外で話題になることが多いが
今回任天堂が申請したとされる特許もまた、これからのゲーム展開に
何かしら大きな影響を与える特許である可能性が高いものでありそうで
海外のゲームメディアが以下のような記事を更新している。
Today, a new Nintendo patent was published by the United States Patent and Trademark Office. “Eye Tracking Enabled 3D Viewing” was back in September 2018, which is a device that can see where users are looking in order to deliver the optimal 3D viewing angle.
Here’s some additional information:
– Patent is a continuation of other patent applications dating as far back as 2010
– It details the issues 3D viewing has run into on television sets
– Instead of using a specialized 3D display or glasses, Nintendo’s approach is to place an eye-tracking device on top of a conventional display, allowing it to track users and give them the best 3D image
– In order to improve the tracking capabilities of the camera, users can wear a marker on their head
– Sketches show a small marker is placed on the player’s glasses, though it looks small enough to avoid impeding their playability
– “Viewpoint movement detection can provide collision-related game logic benefits such as allowing a player to dodge projectiles, giving a game character an ability to ‘see’ the player when not behind line-of-sight obstacles, and other advantages”It’s unclear if Nintendo has any plans to actually do something with the patent. Sometimes these patents are filed, but never actually used.
引用元: Nintendo files patent for “Eye Tracking Enabled 3D Viewing”
アイトラッキング…すなわち、目の動きを追って映像にフィードバックさせる技術と言うこと。
スイッチの画面の上に、目の動きを追うためのカメラと思われるデバイスを設置し
顔の位置を検出するための補助として、ゴーグルをかける…そんな感じだろうか?
ヘッドマウントディスプレイ型のVRよりはかなり手軽に出来るように見える。
昔、ニンテンドーDSのDSiウェアとしてアッタコレダと言ったタイトルが出ていたが
あんな感じなのかも知れない?New 3DSで顔の位置が変わってもその位置に合わせて立体に見える状態を維持する
あの機能の強化版と言った感じにも取れる。今の段階では、イメージがしにくいが、手軽なイメージはある。
記事にもある通り、この特許が任天堂の今後の製品に活かされるのかは
正直不透明であり、とりあえず取っておいたという可能性も高いとは思われるが
VRについては、決して完全否定ではない任天堂(ARは幾つか利用している)ではあるので
今後、この特許を活かした何かしらの新しい遊びが提案されてくる可能性ももちろんある。
この特許が今後の商品に活かされることを期待したいと思う。
任天堂といえば、「十字ボタン」が真っ先に思い浮かびます。配管工のあのキャラが押した方向に進む。斜め方向にキーを押せば斜めに向かう指示が入る。その心地良いゲームキャラを操作出来る感触。考案者はあの横井氏。これは後のゲーム機における1つの基準を創ったと個人的には感じています。そんな横井氏が開発したゲームウォッチやゲームボーイ、そしてバーチャルボーイ。据え置き&携帯機であるSwitch。色んな機能が詰まっているジョイコン。そして今回の特許申請の内容。任天堂には横井氏のDNAがどこか受け継がれているのかな?と感じ、それらを見事に発展させていく環境があるんだなと、ちょっと羨ましく思えます。
アイトラッキングシステムでのゲーム体験が実現出来る事を楽しみに期待してます。
ゲーム&ウォッチで軍平さんが作り上げた入力デバイスが、十字キーですね。
以後、CSハードのコントローラーの標準となって久しいです。64で3Dスティックを新たに
任天堂が開発して、それがまた主流になっている現状もありますが
やはり十字キーという偉大な発明は覆されるには全く至っていませんね。
ニンテンドースイッチは、おっしゃる通り、今までの任天堂ハードの集大成的ハードなんだなと感じます。
全ての任天堂の血脈が詰め込まれた、贅沢なハードと言えますね。後はアイトラッキングで
ARなりVRなりの本格的なゲームが出れば、いよいよバーチャルボーイの血脈も受け継がれ、ほんとうの意味で集大成になりますね。
今回の技術が何かしらに活かされることに期待したいです。