一つ前の記事で、昨年の12月4日に発売されたタイトルの
『モンスターボーイ 呪われた王国』の現時点での売上比率が
スイッチと、その他の全てのプラットフォーム合算で8:1になっていることを紹介した。
【比率がすごい!】モンスターボーイ開発元が、売上に関して全ての売上比率でスイッチが8、その他のプラットフォームが合算で1であることを報告!
据え置きにも携帯機にもなるスイッチは、特に小粒なタイトルであるインディーズタイトルとの
相性が非常によく、既にこのブログのゲーム売上カテゴリ記事内には、ニンテンドースイッチにリリースした
タイトルが他のマルチで出した、どのプラットフォームよりも好調な売上を上げているといった例を
幾つも紹介している。もはや、インディーズの楽園と言っても差し支えない。
この手の記事は、今年も幾つも更新されるであろうことは確定的と言えるが
先程更新したモンスターボーイに続いて、また一つ新たな報告がインディーズタイトルで上がっている。
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スイッチでレジスタがパブリッシングした同人ゲーム『デイグラシアの羅針盤』の製作者が、発売後わずか2週間でずっと先行で出したPC版の売上に迫る勢いで売れていることを報告!
モンスターボーイに引き続き、2019年のスイッチ成功報告の例として加わる新たなタイトルは
スイッチでは有限会社レジスタがパブリッシングを行った、元は同人ゲームである
デイグラシアの羅針盤というタイトルである。
2015年夏のコミケ88において、カタリストという同人サークルより
リリースされたゲームである。同人CD版での頒布とDL版の配信がある。
現在同人CD版は購入が困難だが、PCのDL版は今でもこちらのページでオリジナルを購入可能である。
今回のスイッチ版の発売にあたり、オリジナル版から大きく値段を抑えて972円での配信となっている本作。
作品の内容は、美少女ADVの傑作として今でも評価が高いEver17をオマージュしたタイトルであることを
カタリストの開発者が、公言しているタイトルでもある。
5・『Ever17 -the out of infinity-』のオマージュとの噂をネットで見かけたのですが、真相を教えて頂けますでしょうか。
『デイグラシアの羅針盤』は、『Ever17』への、ファンレターです。
元々、代表の檜原が、infinityシリーズの大ファンで、『Ever17』へのリスペクトを込めたゲームを作りたいという発想から原作が生まれています。
今思えば歴史的傑作を前に大層恐れ多いことですが、当時は意図的に『Ever17』と同じようなモチーフを散りばめ、その上で全く違う物語を展開しようと苦心していました。
そのため見た目のあらすじこそ『Ever17』に寄せてはいますが、トリックや内包するテーマは、あえて『E17』で扱われなかったもの/対立するものを拾っています。もちろん、『E17』を知っていれば楽しめるシーンもたくさん用意しています。『デイグラシア』をプレイして下さった方と、いつか『E17』について語り合いたい、というのが密かな願いです(笑)。
実際にプレイした人からの評価も高いゲームが、スイッチ版でお手頃な価格で
レジスタによって配信されたわけだが、値段の差はあるとはいえ、スイッチ版の
デイグラシアの羅針盤のセールスは好調なようで、先月の27日に配信されわずか
2週間しか経っていないにも関わらず、スイッチ版の売上は既にPC版に迫りつつあるという状況を
カタリストの公式ツイッターが報告している。
デイグラシアのswitch版発売から二週間が経ちました。この短期間にPC版のDL数に迫りそうな勢いで、コンシューマの強さを実感しています。
大画面もよいのですが、手持ちサイズで好きなペースで読むのに向いている話なので、switchでのプレイは物語にも合っている気がします。https://t.co/DntYC5VmbP
— カタリスト@デイグラシアの羅針盤 (@catalyst_game) 2019年1月9日
CSでの強さを実感ともあるが、現在はスイッチのe-Shop市場もかなりの激戦区になりつつあるため
それだけが要因ではないのは明らかだろう。値段などの面もあるが、やはり面白そうとか
見る人が見ればすぐに分かる、Ever17のオマージュ要素などが注目されての結果ということにもなるだろう。
もちろん、これから先も売れ続ける余地は十分に残しているわけで、今後のセールスの最終的な着地点は
PC版の売上を超えると言ったところだろう。実は、管理人も少し前から気になっていたので
この機会に先程ポチらせていただいた。やはり、Ever17のオマージュと聞けばやってみたくなる。
2019年も始まってまだ10日だが、既にこういった報告が2つあがっている。今年もまた
スイッチのインディーズ市場は大きく盛り上がることだろう。