あまり更新されない、ゲームレビューコンテンツの久々の更新です。
新年なので、あまり大きなニュースが無いので、久々に更新します←
今回は、昨年の3DSのサマーセールで350円で購入したものの
予想外にどっぷりとハマってしまい、最終的にプレイ時間が45時間ほどとなった
不思議の国の冒険酒場の続編的なタイトルとなる
マレニア国の冒険酒場~パティアと腹ペコの神~のレビューとなります。
ちまちまとアイテム(食材)を集めて、ファンタジー世界で酒場(と言う名のレストラン)を
経営していくRPGですが、前作が楽しめた人には今作もガッツリ楽しめる出来になっています!
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一流のお店が、貧乏神の力のせいでどん底経営に!経営を立て直し五つ星酒場を目指せ!
マレニア国の冒険酒場、不思議の国の冒険酒場の続編的タイトルです。
基本ルールなどは、不思議の国とほぼ同じ。主人公たちを様々なフィールドに行かせて
モンスターを倒しながら、食材をゲットし、その食材を使って様々な料理を作って
酒場経営をしていくRPGタイトルです。不思議の国でも400以上のレシピがありましたが
今作はおよそ1.5倍の660を超えるレシピが用意されています。
ただ、660以上のレシピと言っても、上位素材で使い回されるレシピもあるので
(例えば卵なら、ガルーダエッグ、ドラゴンエッグという種類がありどれを使うかでランクが変わるだけ)
実質のところは、かさ増し的なところもあります。他にも様々な果実酒とか、おにぎり系とか
そういったレシピが、一つ素材を変えるだけで派生的に作れるのもあります。
現実に即した料理もあり、自分でオリジナル調理を行ってレシピやレシピのヒントがなくても
素材の組み合わせがあっていれば、料理を作ることが出来ます。試行錯誤しながら試していくのが楽しいですが
素材が集まったら、攻略サイトなどを使うと、効率の良い育成が出来るので、最初から簡単に進めたい!
という人は、攻略サイトでレシピを見るのが良いかもしれません。まあ明らかにバランスブレイカーにはなりますが。
ストーリーはそこまで深くは無いです。前作とのつながりもありますが、前作を知らなくても楽しめますね。
もちろん、前作を知っているとところどころで、前作の主人公の話とか、そういったことも聴くことが出来ます。
あと前作からのキャラも一人居ますが、前作ではそこまでストーリーにガッツリ絡んでくるキャラではなかったので
やはり、前作を知らなかったとしても問題はありません。その辺りは心配しなくても問題ありません。
貧乏神であるココが、なかなかいい性格をしていて、人によっては若干イラッと来ることがあるかも?
ただ、基本的に登場キャラに癖の強いキャラは居ないので、普通に楽しむことが出来るでしょう。
逆を言えば、ストーリー重視の場合は、物足りなく感じる可能性が大ですので、ストーリー重視の人には
あまりおすすめできないタイトルかもしれませんね。好みの問題ですが、留意したほうが良い点です。
最大の売りの、酒場経営ですが、前作同様今作も面白い内容に仕上がっています。
料理を食べてレベルアップするのも前作と一緒。序盤は経営で稼ぐのと同時に
レベルアップも適当に行わければならないため、最初の方はやりくりが大変かと思います。
ただ、今作は料理ツールに三段階のレベルが設定されており、最上級のツールになれば
初期状態に比べて、料理を高く売ることが出来ますし、経験値も多く得られます。
こちらはストーリー進行で自然に増えていくものであり、後半になればなるほど
酒場経営は楽になっていきます。最初はバランスよくやる必要がありますが
ある程度軌道に乗れば、大雑把な感じで進めても問題ありません。
特に店売りの食材なんですが、適当に調理して販売すると、原価よりも全然高く売れます。
原価の5倍ぐらいで売れる料理もあるので、後半はそういった料理を作りまくって
売って食べまくるのが、クリアの近道ですね。敵からの経験値は一切ありませんが
逆を言うと、料理を食べまくることで手っ取り早くレベルアップも可能なので
スピードクリアなんかをやるのも楽しいかもしれません。後半は大味になりますが
ここは評価が分かれるところかもしれませんね。自分はかなり好きですが。
食材のとり方は前作と同じ。ダンジョンに落ちている素材を集める。モンスターのドロップから集める。
後は店売り素材から集める。前作では別の村に行くと、畑に種が植えられましたが
植えに行くのは、1日を消費してしまうため使い勝手が悪かったのですが
今作は拠点となる村に畑があるので、だいぶ手軽に農作物(後は養殖場に、果樹園に牧場といったものもある)が
育てられるようになったのプラスポイントです。ただ、前作より手軽に育てられるようになったためか
実入りはそんなに大きくなく、また種・飼料・網・肥料と言ったものは前作余りまくった
種とは違って、あまり手に入らないので、人によってはこちらはあまり使われることはないかもしれません。
食材を余計に手に入れられるので、多くの食材を獲得するチャンスですが、若干使い勝手が悪いかなと。
前作と足して2で割るとちょうど良い感じになるんですけれどね。
ダンジョンに落ちている食材は、前作は1オブジェクトにつき1食材でしたが
今作は複数手に入れられるようになっています。その代り採取オブジェが減ったというところ。
前作と比べて、食材が多く取れますが、その分余らせてしまう食材も出てきます。
特にハチミツや序盤こそ重宝するものの、後半では得られる売上高・経験値が少ないので
ほとんど作ることがなくなる一部除く果物系の食材など、後半ではほぼ要らない死に食材が
出てくるのは、しょうがないとは言え残念なところです。野菜でも白菜の使いみちの少なさだったり
その逆ではポテトやオニオン、キャロットの存在感は相当なものです。
余った食材は売り飛ばしても良いですが、結局二束三文なので、あんまり意味が無いですね。
レモンがチーズ、リンゴがビネガーの原料になるのは良いですけどね。
あとは、基本的に様々な料理のベースとなる食材がかなり増えました。
前作をやっていると一番面食らうところかもしれません。
例えば、前作では寿司系の料理を作るときは、ライス+ビネガーという組み合わせにしていましたが
今作はライスとビネガーであらかじめシャリを作っておく必要がある。この辺りは面倒と感じる人もいるかも知れません。
2つの食材の組み合わせであるシャリなどはまだ良いですが、ライスだけで作るどんぶり系メニューを
作るために必要な、どんぶり飯は、正直意味があるのか?と思ってしまいました。
料理のイメージをさせやすい食材なのかもしれませんが…一度作ったら後は自動的に作れるので
あまりこれは意味がないと思いました。どんぶり系の料理を作るのにライスから作ると失敗するというのは
なんというか、少し理不尽に感じるところはあります。
ゲームのバランスは、前作同様かなりシビア。特に後半のダンジョンは
油断していると、ダンジョンごとに提示されている推奨レベルで突入しても
全滅することもままあります。前作と違って、装備品にルーン石と呼ばれる
強化アイテムを2枠、自由につけられるようになったことが関係しているかと思いますが…。
それにしても、戦闘バランスはかなりきつめです。歯ごたえのある難易度ではあると思うので
こちらは人によっては好評になる部分かもしれません。
前作でオマケ的なアイテムとして用意されていた、ひみつ図鑑が今作はデフォルトアイテムに昇格。
敵を見れる図鑑や食材・レシピ図鑑はもちろんのこと、ストーリーの展開を追うことが出来る
お話ノートや、トロフィーという、実績的な要素があります。トロフィーは肉料理を
何品売っただとか、そんな感じでそれぞれの節目が用意されており、もらえるアイテムも結構豪華だったりします。
あとは、スマホ移植らしく、おそらくスマホでは課金で購入できるドーピングアイテムが、このゲームでは
気軽に購入できるようになっています。ジュエルというもので購入するのですが、スマホではおそらく
課金だったのが、スイッチでは課金が出来ないので、ゲーム内で戦闘に10回、酒場を4日開くごとに
ジュエルが1つ手に入るという親切設計になっています。時間さえあれば誰でもジュエルは自然に溜まっていくので
沢山ためたジュエルで多数のドーピングアイテムを購入して、キャラを強化するのも楽しいかもしれません。
ただあまりやりすぎると、ゲームが超絶ヌルゲーと化してしまうので、ご利用は計画的に。
総括として、前作不思議の国の冒険酒場の正当進化タイトルと言えると思います。
長々と書いてきましたが、買いかどうかと聞かれれば、個人的には買いだ!とオススメします。
ストーリー重視の方にはオススメ出来ませんが、キャラをちまちまと育てて強化していくのを楽しめる方には
自信を持ってオススメ出来るタイトルですので、興味があったらぜひやってみてください。
価格も1512円とかなり買い求めやすいので、ぜひぜひチェックしてくださいね。