先週の11日に、ニンテンドースイッチに海外のインディーズタイトルとして
発売されていたゲームであるOne Strike 一騎打ち。
サムライスピリッツやブシドーブレードも真っ青の、攻撃が決まれば即決着という
あまりにも漢らしい仕様の、対戦アクションゲームであったが一つ大きな問題を抱えていた。
それは、ゲーム内のとあるシーンでのBGMでアレンジとかパクリではなくて
原曲そのものを他のゲームから拝借するという暴挙であった。
今から28年前にコナミがメディアミックス作品として、初めてFCで出したRPG作品である
魍魎戦記MADARAの2番めのフィールドBGMが
そのまま使われていたという話である。魍魎戦記MADARAは特殊音源を積んだソフトで
普通のファミコンでは鳴らせない音が鳴るゲームだったため、逆にこの曲が原曲そのものということが
すぐに分かってしまうという有様であった。このゲームは制作が海外のディベロッパーであったので
既にこのゲームはSteamで配信されていて、同じ音楽が使われていたようだが、誰も指摘する人はいなかったようだ。
しかし、日本では魍魎戦記MADARAといえば、当時角川のマル勝ファミコンにて連載されていた
漫画から派生するメディアミックス作品であり、ファミコンブーム世代であれば、ファミコン版も
それなりに知名度のある作品であった。何より当時のコナミが結構力を入れて展開をしていた。
その結果、日本人では管理人含め、一部の人が騒ぐ事態に発展していたが、やはりこの音楽については
無断使用であったようだ。ニンテンドースイッチのe-ShopからOne Strikeが削除されたのが確認されている。
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管理人も確認済み。任天堂公式サイトからもe-Shopからも忽然と姿を消す!落としたゲームはできる模様。
というわけで、MADARAと関連があったり、あるいは許可を得ているという一縷の望みも抱いていたが
やはりこのOne Strikeは結果的にアウトだったと思われる。この記事を書いている時点で確認する限りでは
ニンテンドーe-Shopにも任天堂公式ページからも最初から無かったかのように忽然と姿を消している。
なお、アメリカの任天堂公式サイトとSteamではまだ普通に配信が行われている。
確実にこの盗用がアウトだったということだろうが、気になるのは今後ではある。
現状管理人が発売日に買った(もちろんこの盗用のことは知らなかった)One Strikeは
先程起動したところ、問題なくゲームはプレイできた。流石に購入したものを返金しての
返品処理まではしないというところだろう。日本ではこのまま配信停止になり幻のソフトになるのか
それとも、音楽を一部差し替えて再度配信されるのか。どちらになるかは今の時点で情報はないが
やっぱりアウトだったのだなと思うと、何やらいろいろと思うことがある。他の曲も
全く曲調や音使いが合っていないので盗用疑惑も出ているが、真相が明らかになることは無いだろう。
やっぱインディーズゲームなんてこんなもんだろ
みたいな風潮にならないでほしい
これは止めてほしいですね。特にスイッチでインディーズの価値が上がっているだけに
それに水さすようなことはしないでほしいです。
パブリッシャーのQubicGamesのツイートによると、
・ゲーム制作者は音楽担当者に報酬を支払っている
(つまり、外部の作曲担当者がパクリを行ったのか?)
・製作者・パブリッシャー双方がこの件について非常に驚いている
(両者とも、BGMが盗用されたものであることを知らなかった)
・パブリッシャー側から任天堂へ、配信の停止を申し出た
・BGMを差し替え後再度リリース予定
とのことです。配信停止が行われる数日前にはツイートされていた模様。
情報ありがとうございます。
そのツイートを信じるのであれば、製作者もパブリッシャーも被害者で
音楽担当者1人が悪いということになりますが…それにしてもと思います。
実際にプレイすると曲調というか、音源が見事にバラバラで不審なこと
この上ないんですよね…。日本のゲームで流石にMADARAにはたどり着けなかったのでしょうが
なんというか、無責任なようにも見えるツイートではありますね。
まぁ音楽差し替えで再配信なら、パブリッシャーの懐が痛むだけではあるので
対応としては、一番ではあると思いますけれど。