毎週、様々なゲームが多数リリースされている
ニンテンドースイッチ。
昔ながらのパッケージタイトルもさることながら、据え置き機と携帯機のハイブリッドであることから
特にやや小規模なタイトル…すなわちインディーズと呼ばれるタイトルとの相性が抜群に良い。
ここのところのスイッチは、パッケージソフトが発売しなくとも、Steamなどで話題になったタイトルが
後発移植でありながらも、多数移植されたり、あるいはハナから、スイッチ向けに制作をおこなっている
インディーズタイトルというのも、多く見られるようになってきた。まさにインディーズの楽園である。
ニンテンドースイッチでのインディーズ売上成功報告があまりにも多いことから
この魅力的な市場に参加するインディーズはどんどん増えており、ゲームを追いきれない
ユーザーにとっては、嬉しい悲鳴が上がるような状況がずっと続いている。
ただし、開発者側としては、ある程度のクオリティのゲームを当然ながら作らなければいけないという
ことでもあるわけで、これからは以前のような成功報告を得るのは、おそらく難しくなってくるとは思われる。
しかし、スイッチのインディーズ市場がまだまだ魅力的な市場であることはまず間違いないだろう。
さて、これらの多数のタイトルのリリースに埋もれないためには、強烈な何か売りになる
個性を持ったタイトルというものが求められてくるのだろう。
そんな個性的なタイトルの一つであるとある作品が、スイッチ版も含めたマルチでの
合算DL数が200万という、かなり景気の良い数字に到達していることが明らかにされている。
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日本のスイッチ版では、下野紘氏によるぶっ飛んだナレーターが好評だった『ICEY』が全プラットフォームのDL数が200万を突破!好評に付き日本語ナレーションがPC・スマホ版にも逆輸出へ!
景気のいい話が届いたのは、中国のディベロッパーであるX.D. Networkが
もともとはSteamやスマホでリリースしていたアクションゲームであるICEYというタイトルである。
女型アンドロイドのICEYを操るアクションゲームとなっているが、アクション自体はそこまで評価は高くはない。
このICEYが、ニンテンドースイッチ版として今年の5月にDLタイトルとして配信が開始された。
その際に、今までの機種には無かった、メタ的なネタをふんだんに使ったナレーションをゲームに盛り込み
プレイヤーの行動によって、そのナレーションが大きく変化していくという要素が追加された。
日本語ナレーターをやったのは、人気声優の下野紘である。
最近の任天堂関連だと、ゼノブレイド2のレックス…というのが一番しっくり来るかもしれない。
その下野紘のぶっ飛んだ演技が、日本でも大きく話題になった。
一部ユーザーが、Youtubeなどに、その面白ナレーターをアップし
ツイッターでは、一時バズるなど大きな反響もあったようだ。
このICEY、もともとが1000円程度の安価なゲームであったが、配信時は10%オフの900円で購入できた。
セールの甲斐もあって、一時はe-Shopの上位にランクインしており、ある程度は売れたのだろうと思っていた。
スイッチ版がそれなりに売れたのか、その内訳はわからないが、このICEYが好調だったようで
全プラットフォームでの売上が200万DLを越えたということを、公式が公表している。
そのことを記念して、今まではナレーターはスイッチ版だけだったのが、Steamと
スマホ版にも実装されるということになるとのこと!
#ICEY は全プラットフォームを含めた総販売数が200万本を突破しました!!!
ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
記念に今までスイッチでしか体験できなかった日本語吹き替えは、遂にiOS、Android、Streamにも実装されることになりました!!!
ただいま@XDNetworkInc にて #RTキャンペーン やってます。
みんな来てね? pic.twitter.com/MPIdLZt6WU— ICEY (@ICEYtheGame) 2018年8月17日
ちなみに、このゲーム自体は2016年11月にリリースされているタイトルで
少なくとも日本版のGoogle Playストアで見れるDL数はせいぜい一万DLである。
またSteamのユーザー数の情報などを収集しているSteam Spyによれば
このゲームのユーザー数は50~100万人程度と推定されている。
スマホ版は買い切りのゲームになっているが、スマホの買い切りは売れない傾向にあるので
スイッチ版が相当に売れたのではと言う推測が出来る。20~30万ほど売れている可能性もあるかもしれない。
あと、今回はなぜかナレーターの逆輸出の対象外ではあるがPS4でも発売はされているので
その数値をあわせてということにもあるが、それにしてもスイッチ版が相当売れているのは間違い無さそうだ。
後発移植であっても、追加要素が加えられると、再度スイッチで売れるという例は
今後も現れるかもしれない。今回のICEYの例は、他のメーカーも参考にすべき例なのかもしれない。