リトアニアにあるゲームディベロッパーである
No Brakes Gamesが制作し
今から2年近く前の2016年7月に、まずはSteam版の配信が行われた
タイトルである『Human: Fall Flat』
物理演算を使った、ちょっと奇妙なアクションパズルとでも言えばいいのか
ふにゃふにゃの身体を持つ主人公が、様々な仕掛けを解いていくタイトルである。
Steam版が発売した、その10ヶ月ほど後にPS4とXbox oneでほぼ同時期にマルチで移植。
そして、ニンテンドースイッチが昨年の年末に移植され、現行の据置機種と
SteamのPCでゲームを楽しめるようになっている。
元々は多人数で一緒に楽しむことを前提にしたゲームデザインになっているようで
誰かと一緒にプレイすることを推奨しているタイトルである。
最初はシングルのみだったが、後にSteam版のみオンラインマルチプレイに対応し
売上を伸ばし、今年の2月時点で全機種累計売上は200万に到達していたことが
公式より発表されている。そして、そこから更に半年…驚異的なペースで
このHuman: Fall Flatは売上を伸ばしているようだ!
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わずか半年で売上がおよそ倍に!ふにゃべえ効果も高いか!?
Human: Fall Flatと言えば、日本ではテヨンジャパンが
スイッチ向けにローカライズを行い、つい最近にはよゐこの二人が
インディー生活ということで、インディータイトルを楽しむ企画の
栄えある第一回目の選出タイトルとなったゲームでもある。
この動画は、現時点で148万回ほど再生されており、かなりの拡散効果が窺える。
また、濱口が作り出した『ふにゃべえ』というタイトルは、なかなかのインパクトであったw
余談ではあるが、よゐこの二人がプレイしてくれたことに対して
日本でのスイッチ版ローカライズ担当のテヨンジャパンの
公式ブログでは、感激したエントリーなども公開されている。
実際、このHuman: Fall Flatは発売以降、e-Shopでの上位の常連で
GW期間中ぐらいには、半額セールも行われた。実は管理人もその時にソフトだけ購入している(未プレイ)
そのHuman: Fall Flatの売上が凄まじいことになっているようだ。
以下、AUTOMATONに更新された記事の引用を行う。
Curve DigitalとNo Brakes Gamesは、『Human: Fall Flat』の全プラットフォームの合計売上が400万本を突破したことを発表した。2016年7月に発売された同作は今年2月に200万本を売り上げたことを報告されていたが、半年待たずしてその倍である400万本へと到達している。なお、400万本突破にあわせて、同作のアジア人気を受けて日本語と韓国語に対応。テキスト量はさほどない作品であるが、日本語で同作を楽しめるようになった。
中略
本作は前述したアクシデント性や自由度の高さにより、購入したプレイヤーから好意的な声が寄せられていたものの、一方で人気は伸びきらないタイトルであった。というのも本作は、シングルもしくはローカルプレイ専用タイトルであり、「実際に友達が横にいる環境で遊んでください」と開発陣も推奨していた。こうした理由により、“それなり”な人気はあったものの、昨年9月には「Humble Jumbo Bundle 9」の1ドル枠にて販売されるなど、安売りされることも少なくなかった。
しかし10月末にSteam版にオンラインマルチプレイモードが実装されたことにより、状況は一変。オンラインで友人を誘って遊べるようになったことで、遊ばれる機会が増加。TwitchやYouTubeにて楽しげな動画が多数アップされ始め、コミュニティベースが広がりを見せ始めた。実況動画などによる話題性の高まりの影響を受けてか、昨年末に発売されたNintendo Switch版もニンテンドーeショップのセールス上位に位置することが多くなり、さらにはPlayStation 4版の売り上げも押し上げられるなど、Steam版のオンラインマルチ対応が売り上げに大きな影響を及ぼしている。
どれほど売り上げが伸びているかをチェックしてみると、たとえば昨年8月時点でのゲームの所有者は15万本。バンドル入りによりユーザーは倍近くになり、オンラインマルチの実装とセールの追い風を受け怒涛の伸びを見せる。Steamの仕様変更により現在の所有者数は確認できないが、今年4月時点で260万まで伸びているところまで確認でき、推移を考えると300万近くの所有者がいると予想できるだろう。約20倍の伸びと考えると、セールスペースが驚異的であることがわかる。
特筆すべきは、No Brakes Gamesは200万本突破をアナウンスした2月よりメジャーなアップデートをおこなっていない点。
引用元: 物理演算アクション『Human: Fall Flat』PC版が日本語に対応。売上は400万本を突破、“アップデートなし”でセールスを倍に伸ばす
管理人も不明だったので、記事内の『Humble Jumbo Bundle 9』について確認。
以下の記事が詳しかったので、ご存知でない方は確認いただきたい。
たった1ドルからゲームをまとめ買いできる「Humble Bundle」とは ― 仕組みや購入方法を解説!
チャリティが元になっているセールということになるが、それだけに選ばれるタイトルは
評価の高いソフトが多いとのこと。そして、Human: Fall Flatもこのバンドルの中に入った…
というのが、記事内のバンドル入という意味であるようだ。
実際にグラフを見ると、そのバンドル入をした直後(2017年9月頃)に
売上がまず一回伸びはじめ、10月に実装されたオンラインマルチ後は
更に売上が伸びている。そして、その売上の上昇率を更に超えるのが
去年の12月から今年1月の間…すなわち、スイッチ版の発売が行われた後ということになる。
Steam版の上昇については、バンドル入したことにより、格安(1ドル)で購入できるようになったことと
オンラインマルチプレイが実装されたことでの伸びという、至極真っ当な理由での伸びが分かる。
しかしその後の伸びについては、普通に考えればアップデートなども行われなかったにも
関わらずこれだけ伸びているのはあり得ない出来事だ。
となれば、スイッチ版が一つの起爆剤になったいうことは状況証拠として疑いようのない事実だろう。
特筆すべきは、ニンテンドースイッチでは任天堂の意向により過剰な
セールは行われないということ。日本ではGW中に半額セールがあったが
そもそも、半額セールが行われる前からHuman: Fall Flatについては
e-Shopの上位常連になっており、スイッチ版での売上は日本だけでも
かなりのものになっていたことであろうことが予想される。
スイッチ版の発売が、また他機種版の売上を押し上げたという可能性もある。
もしかすると、よゐこの実況動画が、他機種しか持っていないユーザーも
このHuman: Fall Flatを買いに走らせた可能性すらもあり、スイッチとその宣伝攻勢の巧さが
今回のHuman: Fall Flatの好調によって改めて、示されたと考えるのが妥当なのだろう。
よゐこのおかげだわ
俺もあれ見て買ったし
よゐこの二人が実況する前から、売り上げは大きかったのですが
少なくとも国内では、更にアレで売り上げが加速したと思いますね。
なんだかんだで150万回ほどの再生回数を記録してしまうよゐこの二人恐るべし…!
(テヨンジャパン)
>「ふにゃべえ」へのタイトル変更は難しいと思いますが、検討してみます。(笑)
草w
それにしても予めの連絡も事後の連絡もしないものなんですね
ものすごい宣伝効果でしょうし何の文句もないでしょうけど
ちょっと意外でした
連絡はしないのは確かに意外かも。
もっとも、任天堂に公式に宣伝されて不快な気分になるメーカーはないはずですがw
任天堂はメーカーにもサプライズを提供していたりしてw