4月の終わりに、2017年度の4Q決算を発表した任天堂。
その結果は、スイッチの大躍進で非常に好調な結果となり
久々に、売上高が1兆円を回復するなど、任天堂の復調を
強く感じさせる、景気の良い決算発表となった。
【やはりマリオブランドは強かった…】任天堂4Q決算発表で、マリオデ1,041万本、マリカ8DXが922万本の売り上げたことが判明!
岩田社長の遺志を引き継ぎ、ニンテンドースイッチを成功に導いたのは
あまりにも突然の就任となった、君島達己社長の手腕が大きかったのも間違いない。
エリートの経歴を持つ君島社長は、任天堂の立て直しに成功し
つい先日では、世界の評判の良いCEOの10人のうち一人としても選出されていた。
【有能すぎる…】任天堂の君島社長、「世界で評判の良いCEO」の10人の中に選ばれる!
これだけの実績を残しながらも、あくまで自身はピンチヒッター的存在であることを
意識していたのか、4月の決算発表会の後に、君島社長は6月28日を以って
任天堂の社長を退くことを電撃的に明らかにしていた。
【久々の1兆円台に!】任天堂の2017年売上高が7年ぶりの1兆円超え!利益は前年の5倍以上に!君島社長が退任し古川取締役が社長に昇格へ!
そして、その後任には同じく経営者的に有能な人間として
古川俊太郎取締役を次の社長にすることを、既に明らかにしている。
【久々の1兆円台に!】任天堂の2017年売上高が7年ぶりの1兆円超え!利益は前年の5倍以上に!君島社長が退任し古川取締役が社長に昇格へ!
出典:任天堂社長に46歳・古川常務昇格 経営の若返り図る(産経新聞)
この古川氏は、任天堂的には今まで殆ど露出が無かった人物であり
時々、株主からの質疑応答の場において、名前が出てくる程度の人物であったが
今回の社長指名により、一気に名前が知られることになった。
上記の記事でも少し触れたが、最近やっているゲームに
ゴルフストーリーをあげるなど
かなりのゲーム好きであろうことが伝わってきている。
その古川氏の為人を簡単にではあるが、紹介した記事が週刊現代にて
更新されており、古川氏は相当なゲーマーであることが暴露されている。
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古川氏の幼少期「とにかくファミコンが大好き。学校や塾から帰ってきたら2階の自分の部屋ですぐにゲーム、でした。ファミコンを置いてあった周辺だけ畳が磨り減っていたくらい。」
というわけで、早速ではあるが今回週刊現代に掲載された記事の一部を引用する。
古川氏は少年時代、かなりのファミコンゲーマーであったことが母親から語られている。
父親は著名なイラストレーターの古川タク氏。「何かひとつ秀でるものがあればいい」という教育方針のもとに育ち、何よりゲームに熱中した。「社長就任にはびっくりしました」という母の古川みちさんが振り返る。
「とにかくファミコンが大好き。学校や塾から帰ってきたら2階の自分の部屋ですぐにゲーム、でした。ファミコンを置いてあった周辺だけ畳が磨り減っていたくらい。とくに歴史ゲームの『信長の野望』が好きでよくやっていましたね」
引用は一部であるが、そんなに長い記事ではないので、ぜひリンク先でも記事をご覧頂きたい。
父が著名なイラストレーターであった、古川少年はどうやらファミコンゲームを大いに楽しんでいたということ。
畳がすり減っていたというのは、その場所で腰を据えてゲームに熱中していたということだろうか。
そして、記事には任天堂に入った経緯も書かれている。
なんと、古川氏は任天堂が特に募集も行って居なかった人事部に
手紙を出して、採用されたという逸話や、岩田社長を深く尊敬し
岩田社長のそばで仕事を出来たことに、嬉しさを感じていたという話からも
古川氏も紛れもなく、任天堂のDNAを受け継ぐ人材なのだということを確信した。
元々任天堂は、社長ワンマンではなく、合議制でことを進める会社であり
君島社長も引き続き、相談役で任天堂に関わっていく以上、今後の任天堂も
十分に期待していいと個人的には感じる次第である。古川新社長の辣腕に期待したい。