1978年に新日本企画という名前で、会社が創設されたSNK



大阪府の吹田市に本社を構え、個性的なアクションゲームなどを新日本企画時代は多くリリースし

1986年からSNK(当時の商号登録がアルファベット禁止だった関係で、エス・エヌ・ケイが正式社名)に変更され

新プラットフォームのNEOGEOを立ち上げ

MVS(マルチビデオシステム)という、一台の筐体で

複数のゲームROMを入れられるシステムを開発し、アーケードはもちろんのこと、街の

駄菓子屋などの個人商店に、リースする形でMVS台を普及させた。



その業務形態は、こちらの質問の回答に詳しい。

なので、特段ゲームに余り興味がない人でも、管理人と同じ世代(30代くらい)の人は

街でMVSの筐体を何度か見ている人がほとんどであると思われる。


1991年以降、スト2のブームに追従する形で、主にキャラが立った格ゲーを多数リリースし

当時のアーケードの格ゲーブームを支えた、会社の一つと言って過言ではない。

ただし、ゲームバランスはお世辞にも良いとは言えず、かなり大味なゲームも多い。


現在でも、各プラットフォームでハムスターがアケアカNEOGEOを展開していることからも

察せられるが、管理人と同世代のゲーマーにとっては思い入れを持つ人が多いメーカーで

PS2時代などでも、NEOGEOオンラインコレクションといったタイトルが発売されていた。



SNK自体は、2001年に経営の悪化から破綻。倒産の憂き目に遭うものの

プレイモア社に権利など落札され、2004年にSNKプレイモアとして、名前は存続。

その後、暫くして今度は2015年に上海の37Gamesという会社に買収される形となる。

そして、現在はSNKに商号を戻し、今もゲーム業界に関わり続けているという

なかなかに数奇な運命をたどっている、ゲーム会社の一つとなっている。


そのSNKはかつて、CSゲーム市場に幾つかゲームハードを出していた。

まずは、バカでかいソフトで、一本の価格が3万をくだらないものの(後期ソフトだと定価が6~7万というのもあった記憶)

アーケードと全く同じゲームが家庭で出来た、家庭用NEOGEO



CD媒体に変えたことによって、ソフトの値段は抑えたものの

ロード時間が以上に長く、ゲームを楽しむことが難しかったネオジオCD。

携帯機で、モノクロとカラーが発売されたネオジオポケット。

そして、別の会社が作ったものの、SNKがライセンスを認めた

NEOGEO Xなどがある(後にライセンスは解消)



このように、ゲーム業界を語る上では欠かせないSNKが今年で40周年を迎えたことを記念して

新たなゲームハードを出すことを、公式が告知している!


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SNKの名作を収録した新たなゲームハードが登場へ!アケアカNEOGEOとの差別化は?

というわけで、SNK公式ツイッターが告知した今回の発表は以下のツイートとなる。



当然ながら、ゲームメディアでも記事が更新されている。

 SNKは本日(2018年4月19日),同社の公式Twitterアカウントにて,「THE KING OF FIGHTERS」や「餓狼伝説」,「サムライスピリッツ」「メタルスラッグ」といったNEOGEOの人気タイトルを収録するという,新たな“ゲーム機”の登場を予告した。これは,SNKブランドの40周年(※)で,ファンへの感謝の気持ちを込めたものであるそうだ。

 気になるハードの姿に関しては,ツイートでそれらしき画像を確認できるが,文字通りベールに包まれており「縦長かな」「やや複雑な形状か」程度しか分からない。

詳細はまだまだ明かされていないが、発売は決定ということ。

気になるハードの内容としては、ツイッターにある画像がそのフォルムということになるのだろうか?

NEOGEOのカバーがかけられたその形は、ゲーセンにあるアップライト筐体を思わせるような形…。

それこそMVS台の形に似てもいると感じられるところだ。



現在、ハムスターが現行の据置機種に向けて、アケアカNEOGEOを積極的に展開している状況において

普通のハードでは、出す意味が無いと個人的には思う。引用の4gamerの記事にもあるが

過去、MVS台で遊んだことがあるような、ややレトロユーザーを対象にした

MVSミニみたいな、ハードになるのかもしれない。ゲーム自体はアケアカNEOGEOがあるわけなので

その部分で差別化を図らないと、到底売れるとは思えないからだ。

MVS台の仕様を踏襲した(ゲーム切り替えボタンがある)、往年のゲーマーを喜ばせるような

ハードであることを期待したいが果たして?今後の続報を待ちたい。


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