コーエーテクモが制作し、今は主に任天堂ハードに
幾つかのタイトルを、不定期に発売している
ホラーゲームである零シリーズ。
元はPS2時代に、テクモが制作したホラーゲームである。
当時、バイオハザードなどのヒット作がホラーゲームであったが
零シリーズは、純和風の世界観を持った、いわゆる
ジャパニーズホラー的なジャンルのゲームになっている。
主人公は必ず美少女であり、ホラーのお約束を踏襲している。
射影機と呼ばれる、霊が写る(正確にはありえないものが写る)
特殊なカメラのような機械を持った主人公たちが、幽霊などを射影機で写すことによって
過去を見たり、呪縛を解くといった行動が出来る。その射影機を使って謎を解いていくのが零シリーズの文法である。
決して万人受けするタイトルではないが、純和風のホラー描写には定評があり
熱烈な固定ファンがついているシリーズでもある。
現時点での最新作は、Wii Uで発売された零 濡鴉ノ巫女である。
4年ほど音沙汰がないシリーズだが、スイッチに発売して欲しいという声は
スイッチが出た当初から、一部で声があがり続けている。
携帯モードでのプレイや、ジョイコンの機能を活かしたタイトルが作れそうなシリーズだが
その新作は、やはり水面下で動いているようである!?
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海外のメディアに開発スタッフが語る。然るべき時期に発表予定。
2014年のWii Uで出た作品を最後に、暫く音沙汰が無い零シリーズ。
ただ、任天堂機にはWiiで2作、3DSで1作、Wii Uで1作と万遍なく
タイトルをリリースしてきた実績がある。コエテク開発だが発売はWii以降は任天堂となっている。
海外ではFatal Frameの名前で発売されていて
海外にも一定のファンがいる作品であるが、今回は海外のメディアが開発スタッフの
インタビューにこぎつけ、今後の零シリーズについての展開がどのようになるか
記事にしたものが更新されている。以下引用。
The team over at Koei Tecmo, who are responsible for the Japanese horror series Fatal Frame, were recently interviewed by Siliconera. The developers say that the franchise is one of their most important IPs and that we should expect an announcement when they feel the time is right.
One series we haven’t heard about for a while that has a passionate fan base is Fatal Frame. Are there plans to continue this series?
Koinuma: This series is currently being serialized in a manga [in Japan]. We don’t have new information about the series at the moment, but as Koei Tecmo we believe this is one of our valuable IPs. When the time is right we will make an announcement, please be patient for it.
引用元: Koei Tecmo Says The Fatal Frame Franchise Is One Of Their Most Valuable IPs
零シリーズの開発者の1人である、鯉沼氏のインタビューとなる。
短い内容だが、現在も零は重要なIPとして捉えられていて、時期がくれば
このIPに対する、何かしらの情報を発表することがあるということを述べている。
プラットフォームなどの言及はないが、Wii以降は任天堂とコエテクの共同プロジェクトとなり
(正確にはコーエーと合併する前のテクモが、任天堂と行った共同プロジェクト)
任天堂の開発者も、がっつりと関わっているタイトルなだけに、スイッチでの発売の
可能性が現時点で最も高いと考えるのが自然であろう。
決して万人受けするタイトルではないが、確実に固定ファンがついているシリーズである零シリーズ。
このタイトルが、スイッチに発売されるとなれば、更にスイッチのラインナップが
厚くなるのは間違いなく、射影機もニンテンドーラボと合わせた特殊な
デバイスコントローラーを作ることも、やろうと思えば出来ることを考えると
何かしら、ユーザーを驚かせるような展開が今後あることも期待できるかも知れない。
零シリーズはコエテクがどう考えてるか次第だろうなぁ
真紅と濡烏の攻略本巻末のニュアンスからすると、
真紅制作中に濡烏を含む4つの企画が立ち上がってる
・wiiu 濡烏ノ巫女
・wiiu 漆黒の花嫁
・3DS 夜泉の匪
・PS3 黒い痕、黒い繭
結果として、予算とスケジュールの都合で、これらの内容を一つの舞台に当て込んだものが「零-濡烏ノ巫女-」になっている
企画の持ち込みはコーエーテクモから行われたものであり
PS3版を出したかったようだが、予算がコエテク側から降りなかったのかもしれない
また巻末には任天堂の第1と第3のスタッフも参加しての
インタビュー形式で「次回の零については?」という質問もある
任天堂側は
・ゲームパッドで使わなかった使い方がある、それを使いたい
・零を変えてみたい、ワールドワイドで遊ばれるものへ
・ホラーは間口が狭い、セクシー路線を導入部に遊んでもらうなどの変化
一貫するのは、「変化」なんだろうと思う
コエテク側は
・零を壊し、新規を呼び込もうとしたらホラーが薄くなった、和風ホラーを練り直したい
・○周期年や新ハードなどのタイミングで新しいことをやりたい
ホラーは一度使ったネタは消耗品なので。
(2016年の15周年には何も出ず、致し方ないか)
おそらく予算が下りればコエテクは零をどのハードにでも出すだろう
(売れなかったが、影牢を2作も自社でPS向けに出している)
2021年が20周年にはなので今年か来年には1本出せないと
20周年に何か企画するのがスケジュール的に厳しい?
月蝕から真紅、濡烏まで、かなり密なスケジュールで開発が続いていたが、濡烏の企画は真紅と並行していたため、準備期間がかなり長かったとコメントしている
詳しい情報の書き込みありがとうございます!
攻略本には結構突っ込んだ内容が書かれていたのですね!
それにしても、4本の企画が最終的に一つにまとまっての
濡烏という展開には驚きましたね。
予算が降りなかったという話は、私も聞きかじりではありますが知っています。
岩田社長が、IPを眠らせておくにはもったいないと、資金を出して
ほぼ実質任天堂独占タイトルにしたという経緯があるようですね。
この辺りの流れは、ベヨネッタと同じ流れですね。
ソフトの売上的には、やはりニッチなタイトルですから、テクモが望むような数字ではなかったのでしょうね。
零シリーズも気づけば17年目に突入ということですか。
となるとおっしゃる通り、20周年に向けたソフトづくりを考えるなら
そろそろ1作出したいという気持ちはありそうです。
前作から3年半経っていますが、いまだ音沙汰はないですからね。
どんなに早くても2019年に一作という流れになりそうな気がします。
任天堂独占にまたなるかはわかりませんが、PSに出したとしても
やはりそこまで売上は見込めなさそうな気がするので。
任天堂としても前向きなタイトルのようですから、今後に期待ですね。