昨年の1月、スイッチが発売する直前に行われた
プレゼンテーション内で、スイッチ用のソフトとして
開発されていることが明らかにされた
アトラスの人気IP最新作、真・女神転生V。
真・女神転生の1作目は、SFCで1992年に発売され、真・女神転生シリーズからは
25周年の節目を迎え、初代の女神転生シリーズからは既に30年以上続く長寿IPとなっている。
アトラスゲームは、硬派な作り込みが売りの一つで
シリーズタイトルには、熱烈な固定ファンがついている作品が多い。
真・女神転生シリーズは、悪魔を合体し、使役するという他の
RPGには無い要素が、非常にコアなファンを生み出し
ディープなシリーズファンには、メガテニストと言った称号が付けられることもある。
しかし、これだけの歴史のあるタイトルになると、その時々で
新たに新規ファンが入ってきており、過去の真1からファンという人もいれば
PS2で新たな局面に入った真3や、あるいは3DSの4から女神転生ファンという
ユーザーもそれなりにいるであろうことが推測される。
真・女神転生Vでは、シリーズファンならお馴染みの再び東京が
崩壊するといった流れになるのは間違いなさそうだが
このタイトルについて、プロデューサーはどのメガテンファンにも
楽しめるような集大成的なゲームにしたいと考えているようだ!
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真1から、あるいは真3・真4からメガテンに入ったどの世代でも楽しめるようなメガテンにしたい。
ファミ通のインタビューに今回答えたのは、真・女神転生Vの開発プロデューサーである
山井一千氏である。以下に引用を貼る。
山井氏「ユーザーの皆さんのお声はたくさん拝見しています。個人的な印象ですが、大きく分けて3つの世代のユーザーさんがいらっしゃるように思いますね。まずは、ファミコンやスーパーファミコンの時代からシリーズを支えてくださっている方々。グラフィック性能などの制約もあって“記号的”に描かれることが多かった当時において、映像やセリフで多くを語らずとも、そこに重厚なドラマと中毒性を見出された方が多いように感じます。その後、シリーズの変革を志向した『III』から遊び始めてくださった世代の方は、3Dで描かれる世界を歩みたい、据え置き型ゲーム機でじっくり遊びたいと思っておられる方が多いのではないでしょうか。そして、『IV』や『IV FINAL』でシリーズに足を踏み入れてくださった方は、キャラクターどうしの掛け合いや、寝っ転がりながらでも悪魔合体などをやり込める手軽さを評価してくださっているように思います。
そういったさまざまなお声があることは承知していますので、『V』では、どの世代の方にも楽しんでいただけるような、その意味においては1つの集大成的な作品にしたいと思っています。もちろん、『V』で追求しているドラマ、システム、キャラクター、価値観などは、いまの時代だからこそ『メガテン』で描いてみたい、まったく新しいものになりますし、なおかつ根本的な“メガテンらしさ”も大切にしています」
引用元: 完全新作『真・女神転生V』の“メガテンらしさ”はどうなるのか? プロデューサー・山井一千氏が語る、開発の本格化と“成功祈願”に込めた思い──(2/2)
前述したとおり、真・女神転生だけで見ても既に25年以上の歴史があるIP。
そのどのタイミングから入ったユーザーでも楽しめるものに仕上げるつもり…
と、山井プロデューサーが語っているということになる。
正直、真1から現時点での最新作の真4では、かなりゲーム自体の雰囲気も変わってはいるが
確かに、メガテンらしさというか、そういったものは脈々と受け継がれていると個人的にも感じている。
あとは、そのメガテンらしさを、山井氏ら開発陣がどのように捉えて、どのようにゲームに落とし込んでくるか。
発売日などが公表されるのはまだまだ先だろうが、いちメガテニストとしてもこのタイトルの
続報には期待して待ちたいと思う。