管理人がゲーム業界で使われるネタにされる言葉…すなわちよく分からない言葉を

よく分かるように解説するコンテンツの第18回目です。


毎度ネタにやや困るコンテンツですが、今年に入って3回目となります。

今回は、ふとした拍子に何故か頭に思い浮かんだワードである

犯人はヤスについて解説します!


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第18回 犯人はヤスとは?

この世で許しがたいことと言えば、みなさんは何を思い浮かべますか?

些細なことでも許せないと思うこともあれば、人には想像できない許せないもあるかもしれませんね。

個人的にもそういった事象はいくつかありますけれど、ゲーム好きや小説などのフィクションを好む方であれば

ネタばらしというのは最も許しがたい行為の一つかもしれません。

当ブログでは、ゲームのネタバラシ的な記事を書くのは好みませんし、書くとしてもネタバレと

予め入れるようにしたいと思っています。幸いにもそんな記事はありませんが。

小説関係でいえば、特にミステリーなどでの犯人のネタバラシなどは、ミステリーファンに対する

冒涜的なものと捉える人も多いようで、非常に繊細な話題の一つになります。


さて、今回の犯人はヤスは思いっきりネタバレですが、あまりにも有名ですし

今からオリジナルをやる人もいないでしょうから、あえて記事にしたいと思います。

今回取り上げた犯人はヤスとは、具体的にそういったセリフとかがあったわけでもないのですが

今ではネットのネタ的な描き込みで見ることがあるので、解説させていただきます。


まず、この犯人はヤスというもととなるゲームは、ファミコンとPCゲーとして

発売された、あの堀井雄二がシナリオを書いたミステリーADVである

ポートピア連続殺人事件から来ています。



エニックスがファミコンで出した、2本めのソフトでドラクエを出す前に

コマンド式のゲームに慣れてもらおうという意図で、PCからの移植として発売されたとの逸話があります。

このゲームは、推理ADVになっていて、相棒のヤスに色々と命令して

密室で起こった殺人事件の真相を解き明かしていくというストーリーなのですが…。


頼れる相棒?ヤス


ここまで書けば、もう言わずもがなですが、要は殺人事件の犯人が

プレーヤーの目の前にいるヤス(本名:真野 康彦)ということです。

ミステリーとしては古典的な手法かもしれませんが、目の前の人物が犯人というのは

当然、当時のファミコンを楽しんだ小学生たちには衝撃の展開であったことは言うまでもありません。


しかし問題が一つ…実は、このポートピア連続殺人事件は恐らく

正規でクリアして、犯人を知ったというよりは、子供の口コミネットワークで

いつの間にか犯人を知っていた…という例が続出したタイトルなのです。

出どころはよくわかりませんが、犯人はヤスという言い回しはビートたけしが発祥のようです。

かくいう管理人もそのクチでして、ゲームは全く解けなかったのですが(それでも兄がゲーム内の地下迷宮をマッピングしてましたがw)

何故か犯人はいつの間にか知っていたんですね。いやほんと、いつ知ったのか

自分でも覚えていないぐらいに自然に…。当時はインターネットなどは当然ありませんでしたが

子どもたちの口コミネットワークというのは思いの外強力で、この犯人はヤスは

気づいたら皆知っていたという、とんでもない現象が起きていました。

まず間違いなく、犯人を知っているゲーム未プレイ人>プレイした人であったと思います。

結果、日本のゲーム史上では最も有名な犯人となってしまったヤスは

事あるごとにネタにされ、現在も時々ネットでその名前を見ることが出来ます。

元ネタとなったオリジナルのゲームは、ファミコン版ですら既に33年前のゲームですが

こんな形でまだまだ、人目に触れることがあると考えると、すごいことだなと思ったり。

これからも、このネタは色褪せずに使われていくのでしょうね。


余談ですが、このゲーム自体は実はフラグ管理をきちっと行えば

すぐにクリアできるようになっており、やることをやれば

話の枝葉末節がわからなくとも、すぐにエンディングに到達できるようになっています。

コマンドと迷路のやり方さえ覚えていれば、10分もあればクリア出来てしまうのです。

その代わり、細かい内容とかは全くわかりませんけどねw



更に余談ですが、このゲームのパッケージイラストを描いているのは

北条司(シティハンターとかエンジェルハートの作者)ではないかという

説がありますが、未だに真実は明らかになっていないようですw


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