京都に本社を構える、老舗のおもちゃ屋である任天堂。



今は、殆どCSゲームハードに注力しており

花札や麻雀牌やトランプや百人一首なども作ってはいるものの

現時点での本業は、会社の事業規模的にCSゲームハード事業がメインといえる。


創業自体は、明治時代(1889年)に山内房治郎によって創業され

そこから、様々な紆余曲折を経て、ファミコンが1983年に大ヒットを飛ばして

国内外のCSゲーム市場を作る(海外ではアタリショックによって冷え込んだ市場を復活)

大きな存在となった。ファミコン以来、CSゲーム市場ではずっと製品を出し続けている。


ファミコンが大ヒットしたのち、任天堂に関しては様々な人材が現れた。

一番の有名人は、マリオの生みの親である宮本茂氏。その他にも

ゲームウォッチやゲームボーイなどの開発に関わった故・横井軍平氏など

任天堂を語る上で、必ず名前が出てくるようなキーパーソンが多数いる。


しかし、ファミコンが発売してから今年で35年目。発売当時、若手社員だったはずの

宮本茂氏も、気づけば今年で66歳を迎えるような状況…すなわち

ファミコン黎明期の中核社員が、既に還暦を迎える、あるいはそれに近いような状態となっている。

任天堂とて、作り手の高齢化は避けられない問題である。

そういったレジェンドな人材が、年齢を理由として離脱していくのは当然のことであるが

その中の1人になる、ベテラン社員が定年退職を迎え退社していたことが明らかになった。


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任天堂のハード開発や、FE・ポケモンのプロデューサーなどを務めた出石武宏氏が任天堂を定年退職したことが明らかに!

宮本茂は、現在65歳であるが、実は任天堂は10年以上前に

65歳を定年退職の年齢として会社で定めている。


任天堂が65歳定年制を導入


宮本氏は、任天堂代表取締役 フェローという役職を持っているので

定年退職していないということになるのだろうが

普通の社員は、どんなに実績があっても65歳が現在の任天堂での

退職年齢ということになる。そして、その定年退職で

任天堂の初期~中期ぐらいまで大きくゲーム開発に関わった

1人の社員が、先日退職したとのこと。ただし、任天堂が公式に発表したわけではなく

その人物に会ったことがある、海外の人物からの情報という形でだが。



この写真の男性は出石武宏氏と言い

横井軍平氏のもとで、ゲームウォッチやゲームボーイ、横井氏が

退職後は、FEやポケモンシリーズなどのゲーム開発に多数関わっている。

人となりについては、古い記事にはなるがこちらにインタビュー記事もある。


最近は表立った活動はなかっが、定年になるまで任天堂で

勤め上げたということは、やはり優秀な人材だったのだろう。

ゲーム事業の初期から携わってきたベテラン社員であるが

定年という時代の流れには、当然抗えない。


任天堂はこれからも、ファミコンやスーパーファミコンで

一時代を作ってきたような人材が、続々定年で抜けていくことだろう。

ただ、宮本氏が少し前に言ったように、Nintendo Laboが社員から

企画が上がってくるなど、若手への世代交代への準備はしっかり行われているように感じる。

現在日本では、マリオやポケモンに次ぐほどのIPに育ったスプラトゥーンも

若手主体のプロジェクトであったし、任天堂の次世代を担う人材は

これからも育っていくことだろう。一つの時代が終われば新たな時代が始まる。

ユーザーとして期待したいのは、これからも任天堂にはユーザーをあっと驚かすような

様々な娯楽を提示して欲しいということ。任天堂は強かな会社だ。それが今後も出来ると個人的には信じている。


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