据置機と携帯機のハイブリッドのことから、どのゲームとも相性がよく
特に国内外の小規模で作られたゲーム全般を指す
インディーズタイトルと相性が良いとされるニンテンドースイッチ。
スイッチの利便性は、発売後多くのユーザー・開発者が知ることとなり
特に海外では、スイッチで発売したインディーズタイトルが
一番、あるいはそれに匹敵する売上を記録しているという話を
このブログでは、今まで幾つも紹介してきた。
元々任天堂は、Wii Uの頃からNindies(ニンティーズ)の名称で
Wii Uや3DSなどにインディーズを積極的に取り込む試みを進めてきた。
その取組が、スイッチというハードの登場によって、一気に花開いたイメージがあるが
今回、WEBメディアのエンタメステーションが、任天堂のインディーズ担当者に
ロングインタビューを行った記事が掲載され、任天堂のインディーズ戦略が
ある程度明かされている、面白い記事となっているので紹介する。
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e-shopにインディーズカテゴリを作らない理由とは?
エンタメステーションが掲載したロングインタビューは、結構なボリュームになったのか
前後編での掲載となっている。今の時点では前編のみ公開されているので
その前編へのリンクと、個人的に感心した部分を引用する。
任天堂から見た“インディーゲーム”とは?
京都を訪れた編集部は、任天堂でインディーゲーム担当として活躍する、副島佑介氏と朴誠史氏を直撃。インディークリエイターたちとの窓口として最前線で活躍するふたりだからこそ語れる、任天堂独自のインディーゲーム施策について話を伺った。中略
任天堂としては、インディーゲームと従来のゲームの違いはどのように認識されていますか?
朴 任天堂のプラットフォームでは、大手メーカーのAAAタイトル(※)もインディーゲームも、とくに区別はしていません。実際、ニンテンドーeショップでもいっしょに並んで売られています。そこでインディーゲームだからと特別に持ち上げたり、逆にインディーゲームであることを理由に大手メーカーのタイトルより扱いを悪くしたり、ということはありません。
中略
なぜインディーゲームコーナーを設けないのか?
冒頭でもありましたが、ほかのプラットフォームと異なり、Nintendo Switchのニンテンドーeショップではインディーゲームが大手企業の作品と同列に取り扱われています。近年、とくに海外ではインディーであることがひとつのブランドのようなポジションになっており、インディーゲームを優先して遊ぶユーザーも増えています。
朴 我々としてもインディーゲームを担当して取り組んでいくなかで、それがひとつの魅力的なブランドになっていけばいいと思ってます。しかし、日本ではまだ海外に比べてインディーゲームの認知度が低いと思いますので、まずはお客様に認知され、それが魅力的なものとして見られるようにしたいです。インディーゲームだからと“区別”はしたくないと思っています。
区別、というのは?
朴 たとえば、仮にインディーゲームのストアを作ったとして、お客様がそこには面白くないゲームしかないと認識してしまったら、見に来なくなってしまう。そうなると、インディーゲームというだけで中身を見てもらえなくなることがあり得ます。
インディーゲームであるということが、マイナスに働く危険性もあるわけですね。
朴 “インディーゲーム”としてブランディングすることで、必ずプラスαな価値をソフトに付与できたらいいんですが、逆にそのゲームを受け入れられなくなってしまう可能性も残っています。それは絶対に避けなければいけないと思いますね。
前編ではありながら、二人の担当者のディープな意見と内容で
かなり読み応えのあるインタビューである。ゲーム文化を普遍的に
根付かせたいと思っているはずの任天堂の戦略として、頷ける部分が多く
特に引用に示した部分は目から鱗の考え方であった。
インディーズ全体の価値を、インディーズというだけで低く見られないように
専用のカテゴリ分けを行っていないという考え方は、正直自分には考えもつかなかった。
その代わり、大作もインディーズ作品も等しく扱うという姿勢には好感が持てるし
この考え方を支持して、スイッチに参入してくるインディーズはこれからも増えるのではないだろうか。
前編だけでも、かなりの情報量だが、後編ではさらにどんな話が飛び出すのか?
次の更新を早く読みたいところだ。
またニャンディーズスペシャルやらねえかな?
あれは素晴らしい販促でしたからね。
といっても、一回目で紹介されているもので
まだ日本では出ていないものもありますが…。
ああいった試みも有効だと思いますね。
任天堂、フライハイワークスのようなパブリッシャー、そして面白いゲームを作りたい開発者の相乗効果で成功例が多数出ているのは嬉しいですね
ゴルフストーリー待ってるよー
フライハイワークスはほんと有能以外の言葉が見当たりません。
コウ社長が、そんじょそこらのゲーマーなんて話にならないくらいのゲーム好きですからね。
普通にゲーマーとして見習いたいものです。
ゴルフストーリーは百戦錬磨のフライハイワークスでも苦戦しているようですから、余程なんでしょうね。