3月3日に発売され、発売当初から凄まじい勢いを維持し続け
今まさに、一年で最高の売上を叩き出す時期を迎えているニンテンドースイッチ。
ここのところの任天堂据置ハードは、ホリデーシーズンの手前に出すパターンが多く
元々ファミリー層に強い任天堂のゲームを、クリスマスのプレゼント需要を見込んで
一番売れる時期の直前に出すことが多かった。
しかし、今回のニンテンドースイッチにおいては、ホリデーシーズンも終わり
消費が一旦落ち着いて、日本の年度単位で言えば決算に近い頃の
3月3日に発売された。消費自体はそれなりのシーズンではあるが、ホリデーシーズンに比べれば
やはり、消費は弱いシーズンに発売された。それにも関わらず、発売後からずっと
入荷しては売り切れを繰り返し、増産体制が整いつつある今ですらも、その現状は大きく変わっていない。
任天堂はここのところは、DSという強い携帯機があったわけだが
スイッチはそれに負けずとも劣らない、売上を上げ続けている。
そして、この事実は、任天堂としても過去類を見ないほどの好調状態であることを
NOAのCEOでお馴染み、レジナルド・フィサメィ氏が語ったようだ。
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レジー氏「ニンテンドースイッチの販売ペースは任天堂の歴史上前例になく、全てのコンソール市場でも最速ペース。」
海外のゲームメディアが、12月10日に全世界で1000万台の実売を記録したニンテンドースイッチについての記事を書き
その中で、NOAのレジナルド・フィサメィ氏の発言を取り上げている。
“The fact that we reached 10 million units sold on a global basis and we’re not fully through the holidays is unprecedented territory for Nintendo,” Reggie Fils-Aime, president and COO of Nintendo America, told CNN Tech. “The pace is one of the fastest in our own history and in gaming history.”
ホリデーシーズンをまだ経ていないにも関わらず、これだけの売上を上げたのは任天堂にとっても
過去前例のない領域であると同時に、ゲーム業界の歴史を見ても最速のペースであるだろうと述べている。
実際に、SIEが公式で、歴代最速の売上を記録していると言っているPS4も発売から9ヶ月ほどで1000万台を
売り上げているが、PS4はホリデーシーズン前の発売であったし、また発売している国の数も
任天堂より100カ国近く多くの国で販売している。1000万台の公表はSIEの推計値であった。
これらの事を勘案するに、レジー氏の言うことは間違いないのだろう。
任天堂ハードでも、据置の最大はWiiであったが、このWiiを超える可能性も十二分に考えられるということだろう。
スイッチは、今後ますます販売台数を伸ばしていくのは間違いなく、この年末商戦が終わった後に
一体どれだけの台数を全世界で積み上げるだろうか。そして、増産体制が整って市場に
供給できる量が増えているにも関わらず、未だ品薄という状況は、一体いつになったら解消されるのだろうか。
スイッチの快進撃は、これから更に本格化するのではないだろうか?個人的にはそんな予想をしている。