3月3日に発売され、発売から9ヶ月と1週間で全世界の累計販売台数が
1000万台の大台を突破したことが
公式ですでに告知されているニンテンドースイッチ。
スイッチは据え置き機にも携帯機にもなれる、ハイブリッドなハードだが
携帯機でいつでも出来る利便性は実際に使ってみると
驚くほど快適であり、スイッチを体験したユーザーはその部分は皆口を揃えて
評価しているポイントとなっている。
あまりにも普段の動作が快適なため、据え置き機で使う場合はもちろん、携帯機でも
その快適さに慣れてくると、パッケージソフトにおいては
ゲームカードを差し替える手間すら煩わしく感じてしまうという
ある意味罪づくりなハードになっている。(苦笑)
なので、個人的にもそうだがニンテンドースイッチではDLソフトが結構好まれる傾向にある?ようで
例えば、スプラトゥーン2は2Q決算発表時で、国内で156万本ほど売れているのが任天堂から公式で発表されているが
そのうちの20%近い、30万本ほどがDL版で購入されているという数値が明らかになっている。
e-shopでの購入のし易さも手伝って、ニンテンドースイッチではDL版も相応に売れているのでは?と
感じることがあるが、一部のタイトルについては、実際にDL版のほうが売り上げが良いという
逆転現象が起きているソフトもあるようだ!
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Tokyo RPG Factoryの2作品はDL版の売り上げがパッケージ版を超えると松田社長が明かす。
週販の記事などをご覧頂くと分かる通り、各社とも通常DL販売というのは数字を公表していないし
当然ながら、店舗で売れているものではないので、週販の集計にも数字は現れてこない。
ファミ通が、店頭で売っているDLカードの販売も集計しているため、ファミ通の
集計はより、その売り上げの総本数に近いともされるが、やはりAmazonでのDLコード販売や
任天堂で言うならば、各種e-shopで直接購入したのは集計対象外だ。
メーカーも数字を公表していないので、任天堂のようなパターンは別として
それぞれの比率というのは良くわかっていない。ただ、幾つかのメーカーが
ゲームメディアのインタビューに答えている内容からの推測で、ゲームソフトの総売上の中で
パッケージ版に対するDL版の比率は10%前後ぐらいで
多く見積もっても、20%程度ではないかと言われている。
なので、基本的にゲームの売り上げを追うようなユーザーであれば
パッケージ版>DL版という図式が頭のなかに出来上がっている人も多いと思われるが
スクエニがスイッチで、PS4とマルチで出しているTokyo RPG Factoryがすでにリリースしている
いけにえと雪のセツナ・ロストスフィアの2タイトルについては、ニンテンドースイッチ版では
DL版>パッケージ版の売り上げになっていたとスクエニの松田社長が明かしている。
「ファイナルファンタジーXV」の田畑端ディレクターは本作をなんとかSwitchにも出したいと発言したが、試したところ望んでいた結果が得られなかったという。他のプラットフォームとのパフォーマンスの差がNintendo Switchにとってひとつのネックになっているといえる。逆に、Tokyo RPG Factoryが手がける「いけにえと雪のセツナ」や「LOST SPHEAR」といった古き良きJPRGは据え置き型と携帯ゲーム機のハイブリッドであるSwitchとの相性が良く、松田によるとこちらはデジタルセールがパッケージ版の販売を上回っている。
ファイナルファンタジーのような、開発に時間がかかっているようなものはともかく
中堅クラスのRPGであれば、スイッチではその手軽さもあってDL版がユーザーに支持されるということなのだろう。
ニンテンドースイッチは内部ストレージが32GBで、外付けHDDも利用できないが、SDカードには対応しているため
容量を圧迫しない、中堅クラスのそこそこのRPGであれば、非常に売れるプラットフォームになるということだろう。
スイッチで表現が難しいような大作RPG、日本のサードパーティには作る技術がほとんどなく
現状では、ドラクエ11もスイッチでの展開が確定している以上、国内の殆どのタイトルは
スイッチにリリースで問題ないという判断になるだろう。
やりこみ要素や、レベリングが必要なRPGであれば、スイッチは非常に魅力的な
ハードといえるため、この結果を踏まえて今後、そこまで大きくはないJRPGタイトルは
スイッチでの展開に力を入れてくるサードも増えることだろう。