これから、小売においては全てのジャンルで書き入れ時を迎えるであろう時期になった。

ゲーム業界においては、特に年末年始での売り上げは一年の売り上げで大きなウェイトを占めるので

この時期に新作の発表や、ソフトの発売など、大きな告知が増えてくる。


新作も結構だが、メーカーとしては当然既存のタイトルを売りたいという算段もあるだろう。

とかく、財布の紐が緩みがちな年末において、消費者にあの手この手で訴求するのは

ゲーム業界とて一緒。年末セールというのもこれから色々と開催されていくだろう。


年末商戦なのである程度の値引きをして、販促を狙いたいが

ただ値引くだけでは面白くない。何か注目されるセールをしよう!

…と、考えたかは分からないが、SIEがなんとも反応に困る

セール販売を行ってしまっているようだ。


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勇なまこと「勇者のくせになまいきだ。」の10周年を記念して最新作を10円引きセールへ→ツッコミが入ったと次の日に30%OFFに変更へ。

というわけで、今回悪い意味でネタにされているのがSIEが行ったセールである。

2007年に発売され、先日VR専用ゲームとして最新作が発売された勇者のくせになまいきだ。シリーズ。



2007年12月6日に第一作が発売され、ちょうど今日で丸10年を迎えることとなる。

そこで、SIEが企画したのは、10周年記念セールということで

5292円→5282円という10円引きのセールを行うということだった。

「勇なま」シリーズ10周年記念! 10周年にちなみ、シリーズ最新作『V!勇者のくせになまいきだR』を10円引きの特別価格でご提供

 「勇者のくせになまいきだ。」(以下、「勇なま」)シリーズは、2017年12月6日(水)で第1作発売から10周年を迎えます。

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア※1(SIEJA)は、2017年12月6日(水)より1週間限定で、「勇なま」シリーズ10周年にちなみ、シリーズ最新作『V!勇者のくせになまいきだR』のダウンロード版を10円引きでご提供いたします。通常価格5,292円(税込)のところ、特別ディスカウント価格5,282円(税込)でお買い求めいただけます。

VR専用タイトルのV!勇者のくせになまいきだRを誰が10円引きで買うというのか。

注目を集めるためにおそらく企画したのだが、どう考えても滑っている

全くもって誰得の企画であり、絶望的にセンスが無いと思う。せめて10%オフぐらいなら良かったのに…。


そして、この値引き額のショボさにツッコミがあったのだろう。

次の日には、一週間限定で30%OFFで販売するように

変更したとの告知が…10周年もはや関係ない…。

さて、12月6日の「勇なま」シリーズ10周年にちなみ、『V!勇者のくせになまいきだR』のダウンロード版を10円引きでご提供することを魔界人間界経済協力会議にて決定した、と昨日喜び勇んでお知らせいたしたわけですが、「何を考えておるのだね?」と上層部から横やりが入ってしまいました。

ぶっちゃけいうと、魔物の王であり魔界の王であるワタシ、会社の王的な人に叱られたわけです。それはもう、コテンパンに。「10円引きとかネタっぽいことやってないで、しっかりと顧客サービスに努めなさい!!」と。

親父にもぶたれたことのないワタシ、一人前になろうと心を入れ替えました。

というわけで、10周年とのゴロ合わせはいったん置いておいて、新たな破壊神さまのお気持ちにしっかりとリーチするべく、『V!勇者のくせになまいきだR』のダウンロード版を、1週間限定で30%オフでご提供することとなりました(お騒がせしてすみません)!

もともとこうする予定だったのか、各所のツッコミが予想以上に厳しかったかは

関係者以外知るよしもないが、ゲーム内の魔王を使って偉そうに告知しているのも更にダサさを加速させている。

なんというか、もうネタとして笑い飛ばすことも出来ないような酷い有様である。

まぁ、30%OFFにしたところでやはりVR専用タイトルなので、そこまで売り上げが上がるとは思わないが…。

最初から30%OFFで素直に販売しておけば良かったのに、余計なことをするので、ますますSIEの

迷走ぶりが浮き彫りになる結果に…。なぜここまで絶望的にセンスが無いのだろうか。


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