先日、急に思い立ってAIR鬱の解説を行った

当ブログのオリジナルコンテンツ…にしたいなぁ←というコンテンツの第二回目。


前回のAIR鬱は、記事を書いた後に検索サイトで調べたら

案外検索ヒットしなかったので、まぁ良かったのかなぁと。

今年の夏は終わりましたが、来年の夏に、またAIRのことを

ふっと思い出すユーザーが現れるのでしょう。

なんとも罪づくりなゲームでした。


前回のハイライトはこれぐらいにしておいて、今回はゲーム好きでも

結構知られていないと思われる言葉をチョイスしよう…と思いまして

第二回目となる今回は「和尚」という言葉を取り上げようと思います。

読み方はひねりは必要なく「おしょう」で間違いありません。


全国の和尚さんをディスる言葉ではありませんのでご安心ください。

この言葉が使われるのはとある音ゲーのみです。

それでは、一つ間を置いて解説と行きましょうか。


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第二回 和尚とは?

先にとある音ゲーのみで使われる言葉と、予め注釈しましたが

その音ゲーとは、コナミのビマニシリーズの首領的な存在である

beatmania IIDXがその使われるゲームです。



beatmania IIDXは正式名称では長いので、プレイヤーからは

デラと略して呼ばれることが多いのです。

正式名称はツーディーエックスなのですが、DXはデラックスの表記でもあるので

デラという呼称が定着化しました。そして、ネットなどでは完全にスラングで

デラではなくと書かれることが多いのです。


なるほど。寺に居るのは和尚さん。それなら、和尚はIIDXプレイヤー

指すのだな…と予想したあなた。それは間違いです。


結論から言いますと、和尚は不正プレイのことを指します。

具体的には、beatmania IIDXはそれぞれ7つの鍵盤と1つのスクラッチの、8つの入力デバイスを用いて

疑似演奏を行っていくのですが、その遊び方はシングルプレイと呼ばれます。


更に難易度の高い遊び方として、一人で14個とスクラッチ2つ…つまり、筐体の全てのボタンを

使う遊び方が別に用意してあります。この遊び方はダブルプレイと呼ばれます。

これは予めモードがきっちりとわかれており、このダブルプレイも一人でプレイすることが前提のモードなのです。


和尚は、この本来なら一人でやるダブルプレイモードを

それぞれのサイドで一人ずつの二人でダブルプレイを遊ぶことを言います。

ローカルで楽しむ分には良いのですが、本来一人でプレイするものを二人でプレイして

あまつさえ、ランキングに登録する…まさしくフェアではない不正プレーですね。

つまり、この不正を働いたプレイヤーのDJ NAME(ランキングなどで表示されるプレイヤーネーム)が

DJ OSHOW!(DJはbeatmaniaプレイヤーの頭に必ずつく接頭語)という

プレイヤーが一時期ランキングを席巻したことがあったのです。これはプレイヤー自身が自白したため発覚しました。

そのことから、ダブルプレイを二人でプレーすることを和尚(プレイ)と呼ぶようになりました。

当然忌み嫌われる行為であり、当時はかなりのバッシングがありました。また、ダブルプレイで

極端に点数が高いプレイヤーが現れると、和尚疑惑が持ち上がるほどの言葉となりました。


対策は実質無く、プレイヤーのモラルに委ねられる問題であったため

どうしようもありませんでしたが、現在はこういった不正を働くと運営で削除されたり

2ちゃんねるなどで晒される危険性もあることから、和尚プレイヤーはほとんどいないようです?


また、一人プレイの正規のプレイでありながら、まるで二人で演奏しているかのような

高得点を叩き出す人外級のプレイヤーは一人和尚といった、賞賛なんだか

侮蔑なんだかよく分からない(おそらく尊敬の意味ではありますが)言葉で表現されることがあります。

ネットで一人和尚という言葉で検索すれば、人外級のプレイ動画が見れることでしょう。


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