昨年秋に、PS4の周辺機器として、他メーカーの機器より
PS4を持っていれば手頃にVRが楽しめる、PSVRが発売された。
メディアによって2016年はVR元年と盛んに喧伝されていたが
そのVR元年の根拠が、このPSVRであったことは間違いない。
現在、VRの他の高性能な機器は大体10万程度の出費を覚悟しなければならないが
PSVRは、その機器の半額程度であったので、発売前はかなりの期待を持たれていたようである。
ソニーも、最初は対応ゲームを年内に50本出すなどの青写真を描いていたが
こちらのページのまとめによれば、今年の1月終わりの時点で対応タイトルは46本。
ただ、このソフトは専用・対応(普通にプレイも出来るソフト)両方が含まれているので
PSVR完全専用タイトルは、精々20本程度(映像コンテンツなども本数として含まれているため)であり
あれだけ、VR元年と騒いでいた割には、かなり寂しい状況である。
2016年のホリデーシーズンを含む四半期では、PSVRが国内VR市場の9割を
売り上げたとされながらも、その台数がたったの8万台ほどという衝撃の数字が出ている。
【VR元年とは】PSVRが日本国内のVR機器のシェアの9割を占めるも母数が…【何だったのか】
日本国内のVR市場自体が、非常にニッチだということが示されただけであり
まだまだVRの本格普及自体が、先になるという話になるのであろう。
個人的にも、現在のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)型のVRでは、一般層には
絶対に普及しないと考えている。要は、まだまだ技術不足ということ。
PSVR自体も、まだ世界で100万台も売れていないとのことで、全世界で5300万台以上(ただしソースはソニー)
売り上げているPS4にしては、その購入者は非常に限られた層だけであるのは間違いない。
日本では、やたらと手に入らないと言われ、大人気という風に言われているが
抽選販売で、全員が購入できたり、どこかのキャンペーンサイトのプレゼントで
当たり前のように賞品の中に入っていたり、そもそも海外では普通に買えてしまう。
PSVRヨドバシカメラ横浜の抽選結果です。
在庫足りて全員当選かもしれないですね。 pic.twitter.com/dgEJDxnST8— PUR@デレステ垢 (@P77iu) 2017年4月29日
なので、転売ヤーから買うのは控えるべき賞品になってきている。
と、色々とVR元年とは何だったのか?と思ってしまう。
勢いがあれば、参入するメーカーは自然増加して、当然ソフトも増えるはずなのだが
とある、発売予定のソフトが発売延期。そのままフェードアウトしてしまうのではないかという状況になっているようだ。
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そもそも作られてもいない?2月発売だったソフトを4月に7月延期と発表するメーカー
今回、発売延期のアナウンスがされたのが、PSVR専用ソフトで
福本伸行による、人気漫画であるカイジで作中内に出てきたの一つのゲーム(命がけのゲームだが)
鉄骨渡りをVRで体験できるというゲーム「カイジ~絶望の鉄骨渡り~」である。
最初の紹介は、以下のサイトで確認できる。
押せっ……押せっ……! 「カイジVR ~絶望の鉄骨渡り~」が今冬発売。恐怖の鉄骨渡りをPlayStation VRで体感できる
ソリッドスフィアは本日(2016年10月24日),PlayStation VR用ソフト「カイジVR ~絶望の鉄骨渡り~」を今冬に発売すると発表した。価格は未定。
本作は,福本伸行氏の人気漫画「賭博黙示録カイジ」の絶望の城編に登場する“鉄骨渡り”を再現したもので,高所で一本の鉄骨を渡る恐怖感や,原作での名シーンを体感できるという。
記事には、下のようなイメージ画像も紹介されていた。
出典:いずれも押せっ……押せっ……! 「カイジVR ~絶望の鉄骨渡り~」が今冬発売。恐怖の鉄骨渡りをPlayStation VRで体感できるより
2月に発売予定だった、このゲームを7月に発売延期すると
開発元のソリッドスフィアが公式サイトで発表したということである。
2月発売ソフトの延期を4月に告知するとか…もう意味がわからん。
「カイジVR ~絶望の鉄骨渡り~」発売延期のお知らせ
お客様各位平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2017年2月に発売を予定しておりました「カイジVR ~絶望の鉄骨渡り~」ですが、
諸般の事情に伴い、発売日を2017年7月に延期させて頂くこととなりました。
お待ち頂いておりますお客様はじめ、関係者様各位にご迷惑をおかけいたしますこと、
心よりお詫び申し上げます。また正式な発売日、および価格等に関しましては、後日リリースにてお知らせさせて頂きます。
平成29年4月 ソリッドスフィア株式会社
正直、手間もそんなにかからないソフトに見受けられるが
延期理由は何なのだろうか?ただ単に作っていないだけ…という可能性も十分ありえる。
今現在、ソリッドスフィアのトップページを見ると、絶賛人員募集中である。
昔、とあるファミ通連載漫画家の開発者インタビューで、ゲームをさも作っているかのような
画像だけを用意しておいてほしいという要求をされたという裏話があったが…。
このカイジもPSVRの賑やかしに使われただけなのかもしれない。
38 : 名無しさん必死だな@\(^o^)/[sage] 投稿日:2017/04/30(日) 22:01:46.45 ID:hwSk1TuY0.net [1/2回]
>>1
実際にゲーム作るかどうかは二の次でいいんで
ゲーム作ってるような画像用意してくれ…って言われて用意した奴だったのかもな本当にそういう事要求してくるファーストがあるって
前にファミ通漫画家の開発者インタビューネタで暴露されてた
明らかにソニーだったけど
今回のカイジは、どういう経緯があるかは当然分からないが
元々原作があって、その内容をただゲームに落とし込めばいいだけの話なので
VRカイジは発売自体が、無かったことになる可能性もかなりあると思われる。
そもそも、7月はニンテンドースイッチで大量のゲームが出る激戦区であり
この頃に、仮に発売されたとしても、全く空気で終わることだろう。
このゲーム目当てにVRを買った人は殆ど居ないだろうが
コントローラーで鉄骨渡りのスリルを体験するというのも
どうにも滑稽な話である。発売されても全く話題にならずフェードアウトしていく運命だろうし
発売せずにフェードアウトしていく運命も十分可能性があるカイジ。
タイトル通り、絶望の鉄骨渡りをリアルで行く悲惨な状況となりそうだ。