2016年、日本のマスコミなどではVR元年という

煽りで、VR機器を大きく取り上げていた。


その中で、今まで出ていたVR機器が、大体10万程度の機械費用と

高スペックのPCを要求するのに対し、PS4の本体があれば

その半分ほどの値段で、購入する事ができるゲームの周辺機器として

PSVRが発売された。



発売されたときは、大きく話題になり、日本では少なくとも発売された最初の週に

およそ、5万台ほどの売り上げがあった。VR元年ということで、幸先の良いスタート。

そして、その後に売り上げをどんどん伸ばしていく…かと思いきや

最初の話題性があったのみで、その後は売り上げが鈍化。ソニーとしては

かなりの勢いの普及を見込んでいたようだが、今年2月の時点で全世界の売上台数は

およそ91.5万台。今年の6月に公式で100万台を突破したことが公表されている。


【微妙】PSVRが発売7ヶ月で全世界累計販売が100万台を突破!


この数字の妥当性は分からないが、今年のE3の時点で全世界で6000万台以上売れている

PS4にしては、いささか物足りない数字と思われる。日本では各種の統計から

現在は、装着率的には3~4%程度にすぎないであろうことが予測される。


今年に入って、全く元気が無いように感じられるPSVRだが

新たにレーシングゲームとして、VR Kartsというゲームが

今月の26日に発売されるが、メタスコアがズタボロのようである。


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公式動画は再生数も少なく低評価多数。メタスコアも4件のレビューで44点…。

色々な意味で酷いと酷評されているのは、PSVRに今月26日に出る

VR Kartsというゲーム。

元々はSteamで配信されていた、Viewpointという会社が作っているゲームになる。

四の五の口で語るよりは、PVがあるので動画を貼ってみたい。



超絶劣化マリオカートでワロエナイ…

色彩だけは鮮やかなところがあるが、スピード感が全く感じられず

キャラとしても、何というか味気なさすぎて、マリオカートのパクリというような

雰囲気がにじみ出ている作品である。この作品のメタスコアが既に出ているが

4件のレビューであるとはいえ、44点という低得点になっている。


出典:http://www.metacritic.com/game/playstation-4/vr-kartsより


この低得点は仕方ないところはある。このVR KartsがSteamにて配信されたのは

今から2年以上前の2015年の4月にリリースされているタイトルであるからだ。

オキュラスやVIVEなどのPCで使うVR機器で出来るようにリリースされた作品だが

Steamでも評価はあまり芳しくない。


問題は、なぜ今頃こんなタイトルをPSVR用に発売するかということ。

どうにも、PSVRは最初こそ多くのソフトがリリースされると告知されていたが

ここに来て、あまり新作タイトルの動きが無い。また出るとしても、例えば

カイジの鉄骨渡りとか、どうにもVRという技術を活かしたソフトと感じられるのが、多くはリリースされていないという

イメージが傍から見るとある。実際に持っている訳ではないので、これ以上踏み込むのは控えるが

要は、スイッチであれば、行列とかで第三者の目線でもブームになっているんだな…ということがわかる。

しかしPSVRを同様に第三者の目線に立ってみると、驚くほど注目されていない。

つまり、積極的に情報を取りに行かなければ、新作ソフトすらも良くわからない…。

そんな状況であり、語弊をおそれずにいうならPSVRが空気状態であることは

管理人以外にも感じている人は多いのではないだろうか。


今回のVR Kartのリリースは、そんなPSVRのお寒い状況を示しているといえるのかもしれない。

同じカートゲームなら、アーケード限定になるが、マリオカートVRぐらいに

迫力ある凝ったものでないと、大衆を惹きつけるのはどだい無理な話ではないだろうか。



マリオカートはアーケード限定にしたことで、かなりの没入感を得られるVRゲームになっているようで

プレイした人からの評判は上々のようだ。少なくとも、PSVRを買った人はこのような

マリオカートの超絶劣化ゲームをやりたかったのではないと思う。

ここでも、ソニー特有のやる気のなさが見られる状況になっていて、ゲームメディアの

インタビューでは、今後VRに力を入れることを明言しているが、どこまで本気なのかは

全くもって、疑いの目で見るしかないような状況になっているのは間違いない。


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