発売から半年が遂に経過したものの、全くもってその需要に翳りが見えない

とんでもない人気ハードとなりつつあるニンテンドースイッチ



日本の小売では週末になると、人がスイッチを求めて並ぶのが

もはや日常風景となりつつあり、現在発売されているソフトの需要。

そして、今後発売する注目タイトルがまだまだ控えていることからも

この需要はまだまだ底が見えない状況が続いている。


7-8月は、この異例の人気を受けた任天堂が公式で発表した通り

出荷増を行うということを有言実行したと思われ、スプラトゥーン2や

モンハンXXと言った有力タイトルがあったため、ある程度は予想していたと思われる

出荷数を、更に増やしたであろうことが読み取れる週販となっていた。

当ブログのゲーム売上カテゴリーから、過去の週販を参照していただきたい。


7-8月は元々、日本では夏休みという子供が得られる長期休暇もあり

こういったゲームなどのおもちゃ需要が高まる時期である。

その時期に、海外に回す分も総動員して国内の出荷を増やした任天堂だが

秋以降については、増産体制を強化してユーザーに一台でも多く

スイッチ本体を届けられるようにと告知を出している、


【朗報】任天堂がニンテンドースイッチの出荷を7月以降増やしていくことを告知!


無事、7-8月をなんとか乗り切った、秋以降の増産でようやく

スイッチも潤沢な出荷が行われるかと思いきや…。

もしかしたら、秋以降の出荷の水準は夏に及ばない可能性があるかもしれないと

エース経済研究所のお馴染みのアナリスト・安田秀樹氏が危惧を書いている。


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秋以降は再び海外優先になる?クリスマスに向けた在庫調整があるのでは?との予想。

ゲーム関連の売上予測で、主に任天堂関連の予測を多くしていることで

ゲハ民の間で有名な、エース経済研究所の安田秀樹氏である。

ゲームの予測については、当たったものもあれば外れたものもあり、信憑性という意味では

そこまで大きな信頼があるわけではないが、ゲーム関連の予測を多くするアナリストとして

ゲーム業界界隈では有名である。その安田氏が最新の月間総括記事を引用する。

 ここからは,任天堂の決算についてである。同社の第1四半期決算は大幅増収増益となった。「Nintendo Switch」は197万台の出荷だった。予想の下限だったが,会社側によると,空輸を実施しなかったとしており,利益水準を考えると妥当な判断であろう。前回も触れたように「Nintendo Switch」の増産は容易ではない。
 7月末から大幅に国内の出荷数量が増えたが,6月以降「Nintendo Switch」が極端な品薄となり,危機感を持った任天堂が増産分を日本に集中して振り向けたからである。会社側へのヒアリングから9月10月はこの水準よりも下回る可能性が高い。9月10月の増産分は需要のピークである12月に回す必要があるためだ。クリスマス期は大きな需要が世界的に発生するため,空輸の実施は不可避であろう。

安田氏によれば、任天堂はかなり無理をして7-8月の出荷分を日本に回したという事実があったとのこと。

海外でもニンテンドースイッチの需要は強いので、今後は海外で強いマリオオデッセイなども

発売することから、この後はしばらく海外に重点的に出荷を行うということだろうか。

そして、クリスマス分は年末恒例の任天堂無双(任天堂ハードが一番サンタさん需要として強い)があるので

その最大の需要が起こるクリスマス商戦期に向けて、在庫をストックしておく必要があるということだ。

任天堂の増産計画がどれほどまでかは分からないが、記事では任天堂に直接ヒアリングをしたという

記述もあるため、信憑性は高いと言えるのではないだろうか。

果たして、日本では通常これからの時期は商売的に確かに一息付く頃であるが

その閑散期がスイッチにも当てはまるかどうか。結局、また出荷が需要に足りず

品薄状態が継続する恐れも出てきたということになる。

もし、仮に年末のサンタさんになりたいと思っている親御さんが居るのであれば

今回ばかりは、悪いことは言わないので早いうちに本体をゲットしておく必要があると

個人的には思う。決して後悔することがないようにしてほしいものである。

今年の年末商戦にはXbox one Xも投入されるので、ゲーム業界としては

近年まれに見る大盛況の年となりそうだ。


なお、余談ではあるが、上記引用記事の最後には、今回のスイッチの

世界的大人気は、殆どのゲームメディア・アナリスト・サードパーティが

予想できなかったものであるとの記述もある。この異常な世界的品薄は

以前記事にもしたように、任天堂にとっても遥か上を行く反響だったのは違いないだろう。


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