いま僕は、その入口の前で立ち尽くしている側にいます。
Switch2が、まだ買えていません。
優待販売権があったのに、とある事情で大きなお金が必要になり買えなくなってしまった。
購入したい気持ちはあるのに、購入するまでにいけない。
焦りがあるんです。
それは単に「早く遊びたい」だけじゃなくて、
欲しいソフトが出るタイミングに間に合わないかもしれないという、
ゲーマーの心臓をじわじわ締め付ける種類の焦り。
そして、その焦りに追い打ちをかけるように聞こえてくるのが、
AI(データセンター)需要の爆発=メモリ争奪戦という話です。
最近話題になってますよね。PCのメモリが異常に高騰していてとんでも値段になっている…って。
「AI戦争でメモリが高騰、Switch2も値上げする?」――
そんなワードが流れてくるだけで、胸の奥がザワつく。
だって、いま欲しいのは“噂”じゃなくて、
いつ買えるのか、そしていくらで買えるのかという現実だから。
49,980円というラインが、ずっと同じ場所に立っていてくれるのか。
それとも、僕らが気づかないうちに少しずつ遠ざかっていくのか。
結論から言うと、“すぐに一斉値上げ確定”とは言い切れません。
ただし、供給の波と価格改定の火種は、確かにそこにあります。
この記事では、Switch2をまだ手にできていない僕自身の焦りも隠さずに、
でも煽らず、逃げず、「メモリ高騰がなぜ起きて、任天堂はどう動き得るのか」を
死ぬまでゲーマーでいたい!の目線で、冷静に、でも熱く深掘りしていきます。
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まず押さえたい:Switch2の「メモリ」って何が重いの?
さっきの導入で「メモリ高騰」って言ったけど、ここは一回、言葉の整理をさせてください。
というのも、日本語で「メモリ」って言うと、状況によって指しているものが違うんですよね。
「容量が足りない!」っていう時のメモリは、本体の保存容量(ストレージ)を指していることが多い。
一方で、PCやスマホの話で「メモリが多い=快適」っていう時のメモリは、メインメモリ(RAM)のこと。
で、今回の「AI戦争でメモリが高騰」という話がSwitch2に刺さりやすいのは
この“机(RAM)”と“倉庫(ストレージ)”が、どっちも部品コストに直結するからです。
しかもどちらも、ゲーム機にとっては「削りにくい」重要パーツ。ここが上がると、メーカーの体力が削られていきます。
1)メインメモリ(RAM):Switch2の“快適さ”を支える、見えない心臓
分解レポートでは、Switch2のRAMはLPDDR5Xで合計12GB(6GB×2)と報じられています。
これは、ゲームの世界で言うと「いま目の前で動かしているもの」を置くスペースが増える、ということ。
たとえば、広いフィールドを走っても読み込みが破綻しにくい、メニューの切り替えが気持ちいい、
画面の情報量が増えても処理が粘れる――。
RAMはプレイヤーの体感に効くのに、普段は意識されにくい。だからこそ、値段の上がり下がりも話題になりにくいんです。
でも現実はシビアで、RAMは「後から足せない」うえに、Switch2の設計思想(性能・消費電力・熱・コスト)の中心にいます。
もしこのRAMの調達単価が上がったら、任天堂は“同じ体験を同じ値段で届けるために”別のところで帳尻を合わせる必要が出てくる。
それが難しくなった時、初めて価格改定(値上げ)という選択肢が現実味を帯びてきます…。
参考:分解でRAM構成に触れている記事はこちら
4Gamer「Nintendo Switch 2」分解レポート(メインメモリ12GBの記述あり)
2)本体保存メモリー(ストレージ):遊びたい気持ちを“置ける場所”
次にストレージ。任天堂公式の仕様では、Switch2の本体保存メモリーは256GB(UFS)です。
ここが増えると何が嬉しいか。単純に、ダウンロードソフトや更新データを抱えられる。
これはいまの時代、効きます。(´;ω;`)
そして、ストレージは「容量の数字」だけじゃなくて、裏側ではNANDフラッシュの市況(相場)とつながっています。
スマホやPCだけじゃなく、AIのデータセンターでも大量のデータを保存するので、
需要が増えると“倉庫の材料”そのものが高くなりやすい。
つまりストレージも、じわっとコストに効いてくるんです。
参考:公式仕様(256GB UFSの明記)はこちら
任天堂公式:機能・仕様|Nintendo Switch 2(本体保存メモリー 256GB UFS)
そして忘れちゃいけないのが、Switch2は任天堂公式リリースで希望小売価格49,980円と示されていること。
この価格帯のハードにとって、RAMとストレージみたいな“基礎体力パーツ”のコスト変動は、わりと直球で効きます。価格に反映される可能性あり。任天堂はもしかしたら戦々恐々としているかも…。
参考:発売日・価格の公式発表はこちら
任天堂ニュースリリース:「Nintendo Switch 2」を2025年6月5日に発売(価格情報あり)
ここまでが前提整理。
次は、「じゃあなんで今、そのRAMやストレージが高くなりやすいの?」――
つまりAI需要がメモリ市場をどう揺らしているのかを、もう一段だけ深く潜っていきます。
なぜ今「メモリ」が高い?――AI戦争の正体は“HBMだけじゃない”
ここからが本題です。
「AI戦争でメモリが高い」って聞くと、つい僕らはこう思いがちなんですよね。
でも、ここが落とし穴。
AI向けGPUが大量に使うのは、よく話題になるHBM(High Bandwidth Memory)です。
たとえばSK hynixが、AI需要を背景にHBM関連で大規模投資を進める――という報道も出ています。
参考:HBM投資の報道(Reuters)
Reuters:SK hynix、AI需要を背景に先端パッケージング工場へ投資(HBM関連)
HBMが伸びると、なぜ“他のメモリ”まで高くなるの?
ここがポイント。
HBMは確かにAI向けの特殊メモリなんだけど、メモリメーカーの工場・人員・設備は無限じゃないんです。
考えてみれば当たり前ですけど、見落としてしまうところです。
例えるなら、同じキッチンで「超高級コース料理(HBM)」が爆売れし始めたとき、
当然、シェフもコンロも高級コースに張り付きます。
すると、いつも出してた「定食(一般DRAMやLPDDR、そして間接的にNAND関連の供給体制)」は、
作れる数が減るか、値段が上がる。これが“波及”です。
しかもHBMは、ただのDRAMじゃなくて積層や先端パッケージングなど工程が重い。
ここに設備投資が吸い込まれると、市場全体が「HBM優先モード」に寄りやすい。
つまり、AIの世界で起きた需要爆発が、別カテゴリのメモリ価格まで押し上げる構造になっています。
- 利益の大きいサーバー向けにメーカーの優先順位が寄る
- 結果、スマホ・PC・ゲーム機向けのメモリ供給がタイトになりやすい
- タイトになると、価格交渉力はどうしても部品側が強くなる
数字で見ると“空気”じゃなくなる:2026年の価格予測が強烈
「でも、それって雰囲気の話でしょ?」と思った人に、具体的な数字を置きます。
市場調査会社TrendForceは、2026年1Q(第1四半期)の見通しとして、
メモリ価格の上昇をかなり強いトーンで予測しています。
参考:価格見通し(TrendForce)
TrendForce:2026年1QのDRAM/NAND価格動向見通し(上昇予測)
怖いのは“AIだけの世界の話”が、Switch2の現実になること
この流れの怖さは、ここなんですよね。
「AI向けGPUがHBMを大量に食べる」――それ自体は、ゲーマーからすると遠いニュースに見える。
でも実際は、その余波がRAMやストレージの調達価格に波として届いて、
本体供給や価格設定の判断を、静かに難しくしていく。
僕がSwitch2をまだ買えていない状況でこの話を聞くと、正直こう思ってしまうんです。
「お願いだから、自分が買うまでには価格が据え置かれてくれ…」って。
でも現実は、部品の市場が荒れているほど、据え置かれるかどうかの判断が難しくなる。
では次に、供給はどう揺れるのか。
値上げより先に起こりやすい「買えない時間」がまたでてきてしまう可能性のメカニズムを、もう少し具体的に見ていきます。
供給はどうなる?――“出荷台数”より先に効くのは「安定供給の難しさ」
前の見出しで、「AIの世界の話」がメモリ市場を揺らし、その波がゲーム機にも届く――という構造を見ました。
じゃあ次に気になるのは、ここですよね。
ただ、供給の話は“出荷台数”だけ見ても答えが出にくいんです。
なぜなら、僕らが欲しいのは「世界で何台出たか」じゃなくて、自分が買いたいときに、当初の価格で買える状態だから。
この「買える状態=安定供給」を作るのが、いま一番難しくなりやすい。
典型パターン①:そもそも部品が確保しづらい(調達難)
メモリって、パッと見は「汎用品」に見えるじゃないですか。
でも実際の現場では、だいぶ“指名買い”に近い世界です。
- 容量(必要な体験を支える最低ラインを満たすか)
- 速度(読み書きの実効性能・レイテンシ)
- 消費電力(バッテリー持ちと熱に直結)
- 品質規格(温度耐性、安定動作、ばらつきの管理)
- 基板設計との相性(配線・電源・ノイズの条件)
これらをクリアして初めて「このメモリで量産OK」が出る。
だから、不足したからといって、明日から別のメモリに差し替え!みたいな話にはなりにくいんです。
例えるなら、Switch2の本体は“料理”で、メモリは“主要食材”。
食材が足りないときに「似たやつで代用すれば?」と言われても、味も食感も安定しない。
しかもゲーム機は、同じ体験を全国・全世界に同じ品質で届けないといけない。だから代用が難しい。
さらに怖いのは、ゲーム機はどれか1部品でも欠けると組み立てが止まること。
CPUやディスプレイが潤沢でも、メモリが足りなければ完成品として出荷できない。
供給の話で「○○が不足」と聞くと単体の話に見えますが、実際はライン全体が止まる可能性を含んでいます。
典型パターン②:確保できても“値段が違う”(コスト増)
次に起きやすいのがこっち。
「部品は確保できる。でも契約条件が悪くなって、単価が上がる」パターンです。
このときメーカーが迫られる選択肢は、だいたい次の3つに集約されます。
- 利益を削って価格据え置き(一番優しいが、永遠には続けられない)
- 一部地域だけ価格調整(為替・関税・物流コストなど地域差で説明しやすい)
- 価格は据え置きつつ実質値上げ
例:同梱を減らす/キャンペーンを弱める/ポイント還元が渋くなる、など
そして、この「利益を削って耐える」がどれくらい効くかは、任天堂自身の資料からヒントが見えます。
任天堂の決算説明資料では、Switch2発売に伴ってハード売上比率が上がったことに加え、
Switch2はSwitchより利益率が低いため、売上総利益率が下がった旨が説明されています。
参考:任天堂 決算説明資料(利益率に関する記述)
任天堂IR:Financial Results Explanatory Material(2026年3月期 第1四半期 / 英語PDF)
任天堂IR:Financial Results Explanatory Material(2026年3月期 上期 / 英語PDF)
要するに、こういうことです。
もともとSwitch2は「性能を上げたぶん、利益率は薄くなりやすい」構造を抱えている。
そこにメモリの調達コスト上昇が乗ってくると、“耐える余裕”は無限じゃない。
任天堂は内部留保が潤沢にあるから、多少無理をしてでも出荷をすれば良い…とは部外者は簡単にいえますが、スイッチ2ほどの勢いがあると逆ザヤ販売はボディブローのようにじわじわと効いてきます。
ゲーム事業については、任天堂はどこのメーカーよりも痛いほどその不安定さを把握しており、今後のゲーム開発に充てる費用なども考えれば、やはり無茶は厳しいのだろうと考えます。
「出荷してるのに買えない」が起きる理由:需要の山と供給の川
もうひとつ、ゲーマーの体感として重要な話をします。
それは、供給が増えても、いつまでも定価で買えるとは限らないということ。
需要には「山」があります。週末、給料日、年末、そして大型タイトルの発売前後。
一方で供給は「川」みたいに、そう簡単にドバッと増やせない。
この“山と川のズレ”が大きいほど、抽選や瞬殺が続きます。
参考:販売ペースや見通しに触れている報道(Reuters)
Reuters:任天堂がSwitch2の通期販売見通しを引き上げ(需要の強さと供給の課題)
だから僕は、供給のニュースを見るとき、こう考えるようにしています。
「台数が増えた=勝ち」じゃなくて、“安定して買える状態が続くか”が本当の勝ちなんだって。
次の見出しでは、いよいよ核心に踏み込みます。
供給が揺れたとき、任天堂は値上げを選ぶのか、それとも別の手を打つのか。
49,980円は守られるのか――その「現実味」を、もう一段具体的に考察していきます。
値上げは実際にあるのか?――任天堂は「やらない会社」ではない
ここまでで、供給が揺れる“構造”は見えてきました。
じゃあ次の不安としては
「安定して買えるようになった頃、値段が上がってたらどうしよう」っていうやつ。
僕自身、まだSwitch2を手にできていない身としては正直怖い。
「買えていない」だけで焦っていて、そこへ「値上げの可能性」が重なると、
ゲーマーの心は簡単に落ち着けなくなるんですよね。
誤解されがちだけど:任天堂は「絶対に値上げしない」会社ではない
ここ、けっこう大事なので最初に言い切ります。
任天堂は「値上げなんてしないはず」という“祈り”だけで動く会社じゃありません。
任天堂のスタンスはわりと現実的で、環境が変われば価格も変わり得る。
実例があります。任天堂は2025年8月、米国向けに「市場環境(market conditions)」を理由として、
Switchファミリー(OLED/通常/Lite)や一部アクセサリーの価格を改定すると告知しています。
さらに同じ告知の中で、Switch2アクセサリーの一部も調整対象に含まれる旨も書かれています。
参考:任天堂(米国公式)価格改定の告知
Nintendo Switch Pricing Update(Aug 1, 2025 / U.S.)
もう一つ、「市場環境で調整する」は継続的な考え方だと読み取れます。
2025年4月の「Switch2の価格は維持する」という告知でも、アクセサリーは市場環境によって調整する、
そして将来的に他の任天堂製品も市場環境次第で価格調整の可能性がある――といった趣旨が示されています。
参考:任天堂(米国公式)Switch2価格維持とアクセサリー調整の告知
Nintendo Maintains Nintendo Switch 2 Pricing…(Apr 18, 2025 / U.S.)
じゃあSwitch2本体は?僕の見立ては「時間軸」で分けると見えやすい
値上げの噂って、どうしても「する/しない」で二択になりがちなんだけど、
現実はもっとグラデーションです。
だから僕は、Switch2本体については短期・中期・長期で見ます。
短期(~数か月):可能性は低め
すでに量産・販売している以上、在庫や調達契約、部材の持ち方で
“ショック吸収”している可能性が高いからです。
ここでいきなり本体価格を動かすと、普及の勢いそのものにブレーキがかかりやすい。
任天堂が一番避けたいのは、たぶんそこではないかと考えます。
中期(2026年のどこか):可能性は上がる
ここで効いてくるのが、まさに本記事のテーマであるメモリ市況。
TrendForceは2026年1Qの見通しとして、DRAM契約価格の大幅上昇や
NANDフラッシュ価格の上昇といった強い予測を出しています。
こういう状況が続くほど、「企業努力だけで吸収する」のが難しくなっていく。
参考:TrendForceの価格見通し(2026年1Q)
TrendForce:Memory Makers Prioritize Server Applications…(Jan 5, 2026)
さらに、任天堂自身の決算説明資料では、Switch2はSwitchより利益率が低い旨が説明されています。
つまり、コスト上昇が続く局面で“耐える余裕”は無限じゃない。
ここが、値上げ(または実質値上げ)の現実味を押し上げます。
参考:任天堂 決算説明資料(Switch2はSwitchより利益率が低い旨)
任天堂IR:Financial Results Explanatory Material(2025年11月4日公開 / 英語PDF)
長期(2027年以降):状況次第で“普通に起こる”
AI向け投資が止まらず、メモリ需給が「高止まり」するなら、供給構造がすぐ元に戻るとは限りません。
そのとき任天堂は、価格を固定したまま消耗し続けるより、
適切なタイミングで調整する判断を取り得ます。
僕が一番警戒しているのは「本体の値上げ」より“実質値上げ”
ここまで読むと「じゃあ本体が値上げするの?」って思うはず。
もちろん可能性はゼロじゃない。
でも僕がより現実的だと思っているのは、いきなり本体価格を動かすよりも先に起きがちな、
“実質値上げ”です。
- キャンペーンが減って「実質○○円引き」が消える
- 同梱特典やお得なセットが縮む
- 周辺機器(コントローラーやドック等)の値上がりで、トータルの出費が増える
僕みたいに「まだ買えていない」人間ほど、この“じわっと上がる”動きに弱い。
だからこそ次の見出しでは、任天堂が取り得る「値上げ以外の手」も含めて、
49,980円ラインがどう扱われるのか――もう一段、現実的に詰めていきます。
僕がいちばん怖いのは「値上げ」より「買えない時間」が伸びること
値上げは、もちろん痛いです。
49,980円という数字が動くかもしれない――それだけで、財布も心もキュッと縮む。
でも、もっと心を削るのは別のところにあります。
それは――欲しいソフトが出た日に、本体が手に入らないこと。
「発売日から遊ぶ」って、ただの早解き自慢じゃないんですよ。
ネタバレを避けながらSNSを漂流したり、友だちとの会話に置いていかれたり、
何よりその作品が一番盛り上がる“熱の中心”に立てない。
あれは、地味に体力を持っていかれます。
「出てるのに買えない」が長引くと、任天堂が一番困る
ここで大事なのは、任天堂もこの構図を分かっているはず、という点です。
Switch2はすでに大きな販売規模に入っています。任天堂の決算関連資料や報道では、
2025年6月5日の発売から約4か月(9月末時点)で累計1,000万台超と示されています。
参考:累計販売(9月末で約1,036万台)に触れる情報
Reuters:Switch2は9月末時点で約1,030万台(2025年11月4日報道)
任天堂IR:社長説明資料(発売以降の累計が1,000万台を超えた旨)
これだけの規模で動いている商品が「買えない状態」のまま長引くと、
何が起きるか。僕らのストレスだけじゃなく、任天堂にとっても致命的です。
- 遊びたい熱が冷める(欲しい人が疲れて離れてしまう)
- ソフトの勢いにブレーキがかかる(本体がなければ遊べない)
- 転売の温床になり、ブランド体験が傷つく(正規の買い物ができない)
任天堂は「ゲーム体験そのもの」を一番の価値として売ってきた会社です。
だからこそ、供給の失敗がどれだけ体験を傷つけるかを、きっと誰より分かっている。
(そして僕らも、欲しいのは台数の自慢じゃなくて“買える安心”です)
任天堂が優先しそうな順番:僕の予想はこう
ここまでの話を踏まえると、任天堂が取りにいく優先順位は、たぶんこうだと思います。
- 供給の安定(「買える状態」を作る)
抽選や瞬殺が続くと、熱量のある人ほど消耗します。まずはこれを止めたいはず。 - 価格の納得感(急な値上げは最後の手段)
普及期に価格を動かすのは、勢いを削りやすい。だから慎重になる。 - それでも無理なら、地域・タイミングを絞って調整
いきなり全世界でドンと動かすより、影響の小さい形で調整を入れる可能性が高い。
つまり僕は、「いきなり全世界で本体がドンと値上げ」より先に、
供給の配分や販売方法(抽選の設計、直販の強化、地域ごとの出荷配分など)が
先に変わっていくほうが現実的だと見ています。
そして、ここがこの記事の筆者の感情的な芯です。
値上げより先に怖いのは、“買えない時間”が当たり前になっていくこと。
僕はそれだけは、どうしても避けてほしい。
次の見出しでは、その「買えない時間」を縮めるために任天堂が取り得る動き――
そして、もしそれでもコスト圧力が強いなら価格はどう扱われるのかを、
もう一段現実的に詰めていきます。
ゲーマーとしての“備え”――パニック買いだけは、いちばん損をする
ここまで読んでくれた人の中には、きっとこう思った人もいるはずです。
「じゃあ、今すぐ買ったほうがいいの?」「待つべき?」って。
でも僕は、ここで一つだけ強く言いたい。
パニック買いだけは、本当に損をするってことです。
理由はシンプルで、焦って買う時って、僕らは“ゲームを遊ぶため”じゃなくて、
不安を消すために財布を開いてしまうから。
その買い物は、あとから必ず心に残ります。
「あの時、あんな値段で買う必要あったかな」って。
提案①:転売価格で焦って買わない(いちばん“感情の敗北”になりやすい)
まずこれ。転売価格で買うと、ゲームを起動する前に気持ちが削れます。
せっかくの新ハードなのに、最初の感情が「うれしい」じゃなくて「悔しい」になる。
それって、冒険の入口としては最悪なんですよね。
それに転売は、次の“買えない時間”を長引かせる側にもつながってしまう。
だから僕は、Switch2に限らず「転売価格で買わない」を、ゲーマーの矜持として持っていたい。
提案②:公式・大手の販売ルートに寄せる(抽選でも、心が削れにくい)
次に、買う場所の話。
これは精神衛生の問題でもあります。
公式や大手のルートは、抽選で外れると悔しい。悔しいんだけど――
「正規のルールで負けた」という納得が残るんです。
少なくとも、あとから「騙された」「余計に高かった」「保証が不安」みたいな地雷を踏みにくい。
そして何より、正規ルートで狙い続ける行動は、供給が正常化したときに報われやすい。
“買える日常”が戻った瞬間、最後に笑うのはたいてい、焦らなかった側です。
提案③:買うなら「遊びたいソフトの発売カレンダー」に合わせて動く
もし購入タイミングを選べるなら、ここがいちばん現実的な戦い方だと思います。
本体を買う目的は、スペックを眺めることじゃない。
遊びたいソフトを、遊びたい瞬間に遊ぶことです。
だから僕は、こう考えるようにしています。
「本体が欲しい」じゃなくて、“この作品を、この熱で遊びたい”を起点にする。
その方が、買い物の軸がぶれないし、焦りに飲まれにくい。
僕もまだSwitch2を買えていないから、偉そうなことは言えません。
でも、だからこそ分かるんです。焦りは視野を狭くする。
そして視野が狭いときほど、いちばん損をする買い方を選びやすい。
だから読者のみんなには、せめてここだけ持ち帰ってほしい。
「焦りで買わない。遊びたい気持ちで買う」
それが、ゲーマーとして一番後悔の少ない“備え”だと僕は思っています。
まとめ:Switch2の値上げは“噂”じゃなく“構造上あり得る”。でも任天堂は、簡単には振り切らない
ここまで読んでくれたあなたへ、最後に結論を整理します。
「Switch2は値上げするのか?」という問いに対して、僕がたどり着いた答えはこうです。
ポイントをもう一度、短く噛み砕く
- Switch2はメモリ市況と無関係ではない
分解情報では12GB LPDDR5Xが報じられ、公式仕様では本体保存メモリー256GB(UFS)が明記されています。
つまり、RAM(DRAM系)とストレージ(NAND系)という“基礎体力パーツ”の相場が揺れれば、
原価と供給の両方に波が立つ可能性がある。 - AI需要でメモリ市場がタイト化している
HBMだけの話に見えて、実際は供給の優先順位がサーバー用途へ寄りやすく、
その影響がDRAMやNANDの見通しにも波及します。TrendForceは2026年1Qの価格動向として
DRAM/NANDの上昇を強いトーンで予測しています。 - 任天堂は「絶対に値上げしない」会社ではない
2025年8月、米国で「市場環境(market conditions)」を理由にSwitchファミリーの価格改定を行う告知が出ています。
つまり「値上げゼロ前提」で考えるのは危険。 - ただし、任天堂はまず“供給の安定”を取りにいくはず
供給が崩れると、ソフトの勢いも、体験の熱も、ブランドへの信頼も削れる。
だからこそ任天堂は、いきなり全世界で値上げに踏み切るより先に、
供給の安定化や販売方法の調整で“買える状態”を作ることを優先する可能性が高い。
僕はね、価格表を見るたびに思うんです。
「数字」は冷たい。
でも、その先には――家族のリビングの笑い声とか、夜更けのヘッドホン越しの感情とか、
そういう“温度”がある。
だからこそ、僕らは市況に振り回されるんじゃなくて、
自分の“遊びたい気持ち”を中心に据えて、次の一手を選びたい。
ここまで読んでくれて、ありがとう。
僕もまだSwitch2を“普通に買える側”じゃないからこそ、この記事は他人事じゃありません。
もし状況が動いたら(価格改定・供給改善・メモリ市況の変化など)、この考察はアップデートしていきます。

