日本のゲーム週販を集計している機関は幾つかあるが

その中で、一番マイナー(?)な部類に入るアスキー・メディアワークスが

運営する電撃オンラインの集計結果がある。


メディアクリエイトやファミ通と比べると、数字に大きな差が出ていることもあり

集計機関としては、注目はあまりされていないが、それでも2社とは別の

集計となっていて、一つの目安になるものではある。


電撃オンラインでの、スプラトゥーン2発売週の記事が27日に更新されているが

その中で、興味深い記述があったので記事にする。


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64.6万本売り上げのスプラトゥーン2の店頭消化率は65%程度。およそ100万出荷と予測される。

電撃オンラインが27日に更新した記事は以下のリンク先。


【週間ソフト販売ランキング TOP50】スイッチ『スプラトゥーン2』が64.6万本で1位(7月17日~23日)


電撃オンラインでも、スプラトゥーン2が初週一位になっているのは当然であるが

電撃オンラインでは、メディアクリエイトの集計に近い646082本という結果が更新されている。

この週販の解説の中で、スプラトゥーン2の店頭消化率は65%程度という記述がある。

 今週のランキングは、期待の新作であるNintendo Switch用ソフト『スプラトゥーン2』が圧倒的な強さで1位を獲得した。

 基本的なルールはそのままに、新たなブキやギア、カスタマイズ要素などが強化された『スプラトゥーン2』の本体同梱版を含んだ販売実績は、推定64.6万本(店頭消化率65%前後)。

64.6万本販売で65%…非常に単純な話で、出荷本数はおよそ100万本であったであろうということが予測できる。

前作は、初週で15万本ほどの売り上げを記録し、消化率は97.33%という

歴代ゲームの中でもトップの消化率を誇った。初代は全くの新規IPで、失敗ハードとされていた

Wii Uであったので、強気な出荷は当然できなかったことが予測できたが

今回は前作の大成功を受けて、任天堂としても非常に重要なタイトルとして

強気な出荷を行ったということが数字から読み取れる。


スプラトゥーン2が発売する前の週販は、およそ110万台であったので

任天堂としては、ユーザー全員に買わせるぐらいの勢いでゲームを出荷したということになる。

パッケージソフトは、追加ですぐに生産できるものではないので、予めスプラトゥーン2については

任天堂もこれぐらい売れるだろうという予測の元動いているということになる。

イカに、このタイトルにかける任天堂の本気がわかる事例とは言えないだろうか。


そして強気の販売結果は、当然数字に表れている。

初週65%消化は、通常のタイトルであれば消化率としては高いが

ただその後、場合によっては売れ残りも出て来る可能性があるぐらいの消化率。

しかし、スプラトゥーン2は確実に本体と同時に購入する層が多いソフトであるので

これからスイッチが普及すれば、100万本分は余裕で捌けるのは間違いないだろう。

任天堂としても、一週で売り切れるとは流石に予想はしていないはずだが

おそらく、スイッチさえ用意できれば、1ヶ月でミリオンは達成できてしまうだろう。

もしかすると、任天堂としても、100万本はもっとジワジワ売る予定だったのかもしれない。

この爆発力は、任天堂の予想の範囲内かそれとも範囲外か。非常に気になるところである。


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