ゲーム専門のブログでアニメレビューを行うというのは

ブログの趣旨としてどうなんだ…という想いがあるのは間違いがないが

2022年秋アニメとして、多数の有力アニメに隠れてしまったものの

視た人からの評価は概ね高評価である、女子高生×DIYという日常系アニメである

Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-について

どうしてもレビューと考察をしてみたくなったので、記事を書いてみる。

基本的には、全ての話を視た上でのネタバレ満載の記事となるので

これから視聴する人には、あまりオススメできない記事にはなってしまうが

色々と語りたくなるアニメになったのは間違いないので

当ブログの趣旨違いのレビュー記事にしばしお付き合いいただければと思う。

結構書きたいことが多く、かなり記事として長くなると思われるので

今後何度か更新して、個人的に感じたことを書き出していければと思う。


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Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-を視るに至ったきっかけ

管理人は、ゲーム好きとしてこのブログを運営しているわけであるが

基本的にはサブカルチャー好き…言葉強めに言えばライトオタクというレベルで

ゲームの他、漫画やアニメなどのコンテンツを嗜んでいる。

かつては様々なアニメを視ていた時期もあったのだが、最近のものについてはほぼご無沙汰状態。

漫画の方は結構読むのだが、アニメについてはここ数年集中して視た作品というのは殆どない。

最近で1話からリアルタイムで最終話まで視たのは、2021年冬アニメだったホリミヤであり

それ以外の作品は2021年で視た作品は一切ないという状況であった。



ホリミヤを視た理由は、原作コミックを集めていたという理由が一つ。

もう一つ理由があるのだが、その理由は後で触れる。


ホリミヤは原作漫画の連載最終回とアニメ最終回の内容がほぼシンクロするという

アニメ化とのスケジューリングが予め綿密に練られていたのだろうと思われる展開で全13話。

ギャグ回がほとんどなかったものの、概ね原作の主要な話がアニメ化されており

こちらもなかなか評価は高かったように思うし、自分も好きな一作であった。


それから1年半ぶりに、アニメを再度リアルタイムで追うことになったのが

このDo It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-というわけだ。

こちらは原作がないいわゆるオリジナルアニメ(コミカライズはある)作品で

それでは、なぜアニメご無沙汰状態の管理人がこの作品を追うことになったのかというと

それはアニメの舞台が新潟県三条市だったからということに他ならない。


少しでもアニメや漫画に詳しい人であれば、管理人の住む新潟県が

多くの大物漫画家を輩出している県であることを知っているだろう。

既に鬼籍に入られた方としては、ギャグ漫画界の巨匠である赤塚不二夫であったり

ちょうど一年前ほどに亡くなった、日本のリアル野球漫画界のパイオニアである水島新司。(余談だがドカベンモデル校が管理人の母校)

こちらはつい最近亡くなられたことが報じられた聖悠紀など。

また、現役のベテランで言えば、今期のアニメでリバイバル制作が行われた

うる星やつらの原作者である高橋留美子であったり、翔んで埼玉の実写がヒットしたパタリロでお馴染みの魔夜峰央

それに次ぐレベルとしては、デスノートなどの作画でお馴染みの小畑健

るろうに剣心の和月伸宏。ホワッツマイケルなどの作者で小林幸子の

親戚でもある小林まこと(最近は女子柔道部物語なんてものを描いている)

最近話題になった人だと、かぐや様の赤坂アカなども新潟出身となっている。

漫画家ではないが、マンガに携わる人として伝説の編集者の一人として知られる

マシリトなどの愛称でおなじみの鳥嶋和彦(現・白泉社の偉い人)も新潟出身である。


これだけ漫画家が多く、また新潟市内には行政が運営している

新潟市マンガの家だったり新潟市マンガ・アニメ情報館という

施設があるのだが、おそらく県外の方はほとんど知らないだろう。

また、かなり歴史の古い地方のコミケ的な立ち位置であり、特にコスプレが盛んなことで知られる

ガタケットという同人イベントであったり、最近では新潟中心部で行われる

がたふぇすなどのイベントも定期的に開催されている。

これだけサブカルに対しての理解がある県なのに、残念なことに

アニメの聖地が全国と比べてほとんど無いという弱点があった。



お隣の県などで聖地が多数ある中で、新潟舞台のアニメというのはほとんど無く

少し前までは、なんと拉致を知らせる横田めぐみさんのアニメぐらいしか無い時期もあったぐらいである。

漫画家は豊作だが、アニメ聖地が殆どない新潟に置いて今回の

Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-は、三条市が明確な舞台として設定されていて

三条市の自治体が公式サポーターとなっている。ツイッターの三条市公式アカウントや

市長アカウントが、この作品を当然推しており、アニメに出てきた場所の巡礼ナビを作成もしている。



典型的なアニメでの町おこしであるが、聖地が殆どないサブカル好きの新潟県民としては

このアニメが成功することを祈りつつ、管理人としても視聴を開始したという経緯である。

余談であるが、先に述べたホリミヤも作画の萩原ダイスケではなく、原作の方の

HEROが新潟出身であるということから視ていたという理由であったりする。

なんだかんだで、地元好きな管理人ということで認識していただければと思う。

と、初っ端から長過ぎる話だが、管理人がDo it Yourself!!を視聴したのはこういう理由からであった。

貴重な新潟県舞台のアニメ…しかし露出が少ない…

実はDo It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-が新潟県三条市が舞台というのは

管理人も放送が始まる直前まで全く把握していなかった。

そのことを知ったのは、たまたま定期的に通うアニメイトにて、この作品のポスターがあり

そこに新潟県三条市が舞台という文言が添えられていたからである。

それまで、全くこの作品の把握をしていなかった…いや、正確にはそのアニメイト内に

主要キャラの等身大パネルが置いてあり、目には入っていたのだが、全く気づいていなかった。

このアニメの存在自体は、2021年早い時期から明かされていたようで、コロナの影響などで

放送予定が伸び、この2022年秋アニメという豊作時期に飛び込んでしまうことになった。

しかしその多数の強力なアニメ群の中でも、この作品が一番というような意見も散見されていて評価は高い。

作品自体の作画や作り込みもかなりクオリティが高く、オリジナルアニメということを差し引いても

これだけのアニメをあまり積極的に露出しない新潟県は、全体的に全国へのアピールが下手だなと思った次第である。

露出次第ではもっと人気が出てもおかしくない作品であっただけに、それは今でももったいないと思う。


ゲームブログなのに、アニメ感想を書くのは邪道としか言いようが無いが

本当にこのアニメは出来が良かったので、他の有名タイトルに埋もれてしまったのが

あまりにも勿体ないという想いを強く抱いているので、これから先

ゲーム以外の話で、このDo It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-の感想だったり

考察を少しばかり行っていこうと思う。ジャンルは違えど良いものは良いものとして

精一杯語りたいなと思うのが、管理人の嘘偽ざる気持ちで

このアニメの良さを少しでも言語化できればとは思うので、唐突に更新されても寛大な目で見ていただければ幸いである。