日本のゲーム業界が、まだまだ活気があったSFCの時代には

多数のRPGタイトルが、多数のメーカーから発売されていた。

第二のドラクエ、ファイナルファンタジーを目指せとばかり

大手から中堅メーカーまで、RPGをこぞって作っていた時代。


この時代に生まれて、今現在も続いているIPはいくつかある。

例えば、今度ニンテンドースイッチで最新作が出る真・女神転生シリーズ



SFCの後期に作られ、主要キャラに声を入れるなど、当時としては

異次元の詰め込みを見せたテイルズシリーズ



最新作は酷評となったが、現在でもシリーズは継続しているはずの

スターオーシャンシリーズなど。



もちろん、シリーズが続かずに一作限りで消えてしまったタイトルもあった。

当時は、RPGが一つの売れ線ジャンルだったので、本当に多数のRPGの

新作がリリースされていたものだった。


その中で、今もモンハンなどで存在感を示しているカプコン

SFCにて第一作目をリリースしたRPGタイトルがあった。

そのタイトルをブレスオブファイアという。



当時のカプコンといえば、ロックマンやスト2がノリに乗っていた時代で

アクションゲームを多く出しているイメージがあったが、その中で

この新規RPGを生み出したのである。


決してバカ売れという作品ではなかったが、当時のRPGタイトルのツボは抑えており

その後、一定の人気が出て、SFCで2、その後はPSハードにプラットフォームを移して

ブレスオブファイアは5までシリーズが展開されることとなった。



リュウとニーナという、名前が共通した主人公(世界のつながりは1と2のみにある)が

活躍する物語となっていたが、5が出たのが2002年で、PS2で発売されたもの。

それ以降は、シリーズは全く音沙汰が無い期間がしばらく続き、いつの間にか

フェードアウトしたものと、シリーズファンは思っていた。

しかし、去年2016年にブレスオブファイアの6作目が約14年という長き沈黙を破って発売されることになったのだ。


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シリーズ最新作はなんとスマホゲーム!しかも、サービスがおよそ1年半で終了へ!

14年も音沙汰が無かったタイトルの新作が出れば、ファンとしては当然歓喜にむせぶはず…

と思いきや、ブレスオブファイアについてはそうはならなかった。

なぜなら、発売されたのはスマホの課金ゲームだったからである。

発表があったのは、2013年だったが、ソーシャルゲームになるということでまずは批判が噴出。


ブレスオブファイア6がひどすぎる!!!!!!


シリーズファンの長年の期待をすべて粉砕するかのような、最初の発表から

リリースまでに延期を重ね、最終的にサービスインしたのは2016年の2月だった。

そこからゲームの配信が始まると、またその内容にも批判が集まり、ナンバリングはナンバリングでも

コレジャナイという批判が更に噴出することとなった。


http://onecall2ch.com/archives/8377159.html


リリース後にDLもほとんどされず、またDLした人からの評価は散々であった。

正直、なんでリリースした?と言わんばかりの酷評で、シリーズを今まで待っていた

ユーザーの心をへし折ってしまった。その問題ばかりのブレスオブファイア6のサービスが

9月28日を持って終了となることが決定した。

平素より『ブレス オブ ファイア 6 白竜の守護者たち』(以下、『ブレス オブ ファイア 6』)をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。

配信を開始してから多くのお客様に支えていただき、皆様に楽しんでいただける運営を目指してまいりましたが、外部環境の変化により今まで同様のサービスを提供し続けることが困難であるという結論に至り、このたび、サービス終了に踏み切らせていただくこととなりました。

これまで皆様より多数のご支援をいただきましたことを、厚く御礼申し上げます。
なお、サービス終了までのスケジュールは以下の通りとなっております。
サービス終了までのスケジュール

2017年7月27日(木)14:00
『ブレス オブ ファイア 6』ゲーム内通貨「竜結晶」の購入停止

2017年9月27日(水)13:59
サービス終了(*1)及び『ブレス オブ ファイア 6』ゲーム内通貨「竜結晶」の利用停止

2017年9月28日(木)14:00
未使用残高の払戻し受付(*2)開始

2018年3月31日(土)14:00
払戻し申出期間終了

※『ブレス オブ ファイア 6』のサービス期間中に使い切れなかったゲーム内通貨「竜結晶」(有償分)は、 法令に従い払戻しいたします。

(*1)サービス終了後は『ブレス オブ ファイア 6』 をプレイできなくなります。

正直、この余りの酷さのナンバリングに課金をしていたユーザーがどれくらい居たかは知らない。

それでも、1年半でサービスがあっという間に終了してしまったということは、色々と

お察し状態ということなのだろう。もはや、ため息しか出ない。


カプコンは現在、モンハンやバイオハザードなどが主力となっているが

この状況を見るに、過去大きな反響があったIPも今後、ブレスオブファイアと

同じ末路を辿らせるのではないかと、心配になる。

ロックマンなどの有力IPも潰してしまっているカプコン。

これらのIPは育てておけば、ただソフトを出すだけである一定の収益を

見込めるものになるのだが、なぜか任天堂以外のメーカーでは、ブランド維持が

出来ているIPというのは殆ど無い。ブレスオブファイアも、今回の件で

完全にトドメを刺されることだろう(もっとも、スマホとは言え14年越しで新作が出たこと自体が奇跡なのかもしれないが…)

あまりにもお粗末すぎる結果に、ファンとしてはやりきれない気持ちでいっぱいなのではないだろうか。


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