任天堂矢吹「Switchマリカ8DXがここまで売れるとは思わんかった。DLCは色々と手を加えている」
そりゃ、Wii Uで840万本ほど売って、それに若干の新キャラや
バトルモードを追加したいわば完全版という立ち位置の8DXが
4335万本(昨年12月末時点)も売れるとは矢吹(光佑)氏じゃなくても
事前にその売上を予想できる人なんていないでしょうw
マリオカートはもはや製作者も予想できないほどの、巨大なIPに育ったということです。
やはりマリカの売れ方は、全ゲームで見ても特異なものであるのは間違いないでしょう。
改めて、自分が過去作ったゆっくり解説も貼っておきましょうかね。
日経の元記事は有料記事になっているので、上記リンク先の記事で
その部分の矢吹氏のインタビューの回答がある程度見れますが
ゲームという娯楽を提供するものとして、当たり前のことを言っているなという印象です。
しかし、この考え方が任天堂らしい売れるための考え方だなぁと感心するのは
それ以外のサードなどのやり方があまりにも、任天堂のやり方と
乖離している部分が多く見えるからなんだろうなぁ…とも思ったり。
あくまで私見ですが、やはりどんなに技術が進歩しようとも
娯楽の一つに過ぎないゲームに、リアル路線をたどるよりは
皆で楽しめるゲームだったり、ゲームらしい表現で面白さを提供してくれる方が
個人的には嬉しいなと思っております。
かつてのサードには、出来の云々は置いておいても、様々なゲームを
出そうという気概に満ちていたと思うのですが、今となってはそれは遠い昔。
その精神を持っている任天堂と、意欲的なインディーズ以外では
ゲームの絵面が似たりよったりになっているのは気の所為ではないでしょう。
ゲームの開発費が上がっており、そうそう失敗することが許されない
メーカーの苦労はわかりますが、それを逆手に取っての低予算で
グラフィックは若干悪くても、ゲームとしての面白さを追求するような
ゲームがインディーズだけではなく、大手サードにも出てきてほしいものです。
マリオカートの売上の推移に学べることは多いのではと思っています。
そもそも、スーパーファミコンの時代に、2人用のF-ZEROを開発に向けて実験をしていた結果、最初のスーパーマリオカートが誕生したわけで。
考えてみると、最初のスーパーマリオメーカーも、WiiUでマリオペイントの開発していて、その1機能だったコース制作が単体としてリリースされ、それがヒット作になるというのは、任天堂の開発って面白いなぁと思いましたね。
逆にいうと、そういったところからの研究・開発があって面白さが追求できたところがあったからこそ、他のメーカーが似たようなゲームを出そうとしても上手くいかないというのは、こういう点にあるのかな?と。
もはや本編を越えたスピンオフですからね。
しかもF-ZEROから派生したというのがいかにも任天堂らしい。
任天堂の開発って無駄がないというか、いろいろなことを貪欲に追求して面白さを生み出している印象があります。とにかく、この作り方は他のメーカーではまず真似できないものですね。