毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
いよいよ2021年度の年度末が迫ってきている。
決算で少しでも業績を上げようと、この時期はゲームのソフトリリースが
活発になる傾向にあるが、今年もその傾向通りの展開になっている。
ただ、年末商戦を一年の最大の書き入れ時としている任天堂は
第4四半期はいつも控えめなソフトリリースであるが、今年は
星のカービィディスカバリーが2021年度最後の大型タイトルで発売が予定されている。
PS側では先月の半ばから、ホライゾン、エルデンリング、GT7と
大型タイトルを3週連続でリリースし、ハードの拡大を狙ってはいたが
そもそもハード自体が、用意できていない状況が続いているであろう
週販台数を見ても、これらの大型タイトルが本体を牽引したような
痕跡はほとんど見られず、その大作ラッシュが途絶えた先週は
またしても販売台数的には1.6万台程度と、いつも通りの水準にまで落ち込んでいる。
一方のスイッチは、相変わらずファミリー合算で10万台近い売上を
コンスタントに提供しており、ついに有機ELだけの販売台数と
PS5の合算の販売台数が約6万台差にまで縮まる事態にもなっている。
有機ELの売上だけで、PS5の売上を抜くのは遅かれ早かれだとは
思ってはいたものの、年度末最後の週には逆転しそうでさりげなくこちらも熱い戦いとなっている。
昨日のTOP10では、エルデンリングのPS5版のほうがランキングから
陥落する状況となったが、TOP30までには当然ランクインしているだろう。
問題はどこまで売上が落ちているかで、PSソフトがランキングにかろうじて
数本入れるのがあとどこまで続くかというの興味深いところ。TOP30の結果は見出しのあとで!
Sponsored Link
【ファミ通】2022年3月7日~2022年3月13日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2022年3月7日~2022年3月13日
恒例の新作消化率であるが、チョコボGPは確実にダダ余りである…
予約が少なかったので、あのとんでもなく露骨な課金要素を入れたのだろうか…
と、普通はありえないことを邪推するぐらいの売上になっている。
マリオカート8DXよりも売れていないというのが、いよいよ深刻で
本日追加DLCの新コースが配信されたマリカ8DXのリマスターコースの
クオリティが高評価を受けているのを見ると、あまりにも任天堂と
スクエニの意識の違いは月とスッポンレベルなのだろうなということが察せられる。
もう一本の新作の.hack//G.U. Last Recodeはいい感じで捌けている。
値段が元々安いのもあるので、メーカーの狙い通りの販売数といったところではないだろうか。
他のところに目を向けると、まずホライゾンはPS5版がTOP30から陥落。
消化率の程度から見て、確実に小売で余らせている状況で投げ売り必至な状況だろう。
同じ週に発売した刀剣乱舞無双がまだランキングに残っているのを考えると
やはりPSソフトは持続性が無いなと感じるいつもの流れである。
PS4版ホライゾンはまだ刀剣乱舞無双よりは売れているが、これも僅差というレベルである。
エルデンリングのPS5版は12位。PSにしては…踏みとどまっているほうだろうが
やはり、これも陰りが見えてきており、今月中は維持出来ても来月には
フェードアウトするのは間違いないだろう。
エルデンリングは国内100万本出荷を行ったということが公式より発表されたが
PS版のパッケージはまだ合算しても40万本に到達していない。
PS+Xbox+PC版の合算が100万出荷となるわけだが、この感じだと
半分がPSが占めているということもなさそうだ。一番売れているのはPC版だろう。
26位に久しぶりにパワプロクンポケットRがランクイン。
5.7万本だがまだまだ消化率は厳しい。実際に投げ売りされている状態であるのと
あとはそろそろプロ野球開幕が迫ってきていることからの再ランクインだろうか。
最近のコナミでは久々に失敗したタイトルにはなるが、これでパワプロクンポケットが
終了になるのはあまりにもったいないので、今後うまいやり方を考えてほしいところ。