紆余曲折を経て、現在はセガ傘下にあるゲームデベロッパー・アトラス。
11月には真・女神転生Vの発売も予定されている、ゲームデベロッパーとしては
ファミコンの初期からゲームを開発している老舗の会社です。
現時点での主力は前述の真・女神転生シリーズ。PS関連ではペルソナシリーズ。
更には世界樹の迷宮シリーズなどの骨太な難易度・世界観を持つゲームを作ることで
コアなゲームファンから一定の支持を得ているディベロッパーです。
そのアトラスもゲームづくり自体は既に35年以上はしている状況で
名物クリエイターなども居るディベロッパーの一つになりますが
その主力スタッフの1人が、アトラスを退社したことを報告しております。
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目黒将司氏がアトラスを退社。今度はインディーズディベロッパーとしてゲームを制作することも明らかに!
アトラスの名物?クリエイターの1人で、ペルソナ以降のシリーズ音楽と
メガテンシリーズも増子津可燦(旧・司)の後釜として、IIIやストレンジジャーニーなどの
音楽を担当した目黒将司氏がアトラスを退社したことが報じられています!
今後はフリーランスとして活動するとのことで、古巣のアトラスでもゲーム制作に携わりつつ
自身がゲーム開発をすすめるインディーズディベロッパーとしても活動していくとのこと!
「ペルソナ」シリーズや「真・女神転生」シリーズを手がけてきたサウンドコンポーザー・目黒将司氏が,2021年9月末をもってアトラスを退職し独立したという。目黒氏は自身のTwitterアカウントで,そしてアトラスも同社公式Twitterアカウントで,それぞれ報告している。インディーズゲーム作家の道へ進むという目黒氏だが,アトラスとは今後も良好な関係を続けるとのことで,新作タイトルを引き続き鋭意開発していくという。
なお本日は,独立した目黒氏を,クリエイター支援プロジェクトである講談社ゲームクリエイターズラボ(以下,GCL)がサポートすることも発表。目黒氏が制作しているゲームの概要は,11月6日16:00に配信開始となるINDIE Live Expo Winter 2021で発表される。引用元: 「ペルソナ」目黒将司氏がアトラスを退職し独立。インディーズゲーム開発に注力しつつ,アトラスでのゲーム音楽の仕事も続ける
こんにちは。目黒将司です。
突然ではございますが、
私、目黒将司は令和3年9月末日をもって株式会社アトラスを退社いたしました。
5年ほど前からプライベートの時間を使って一人でロールプレイングゲームを作っていたのですが、
昨年、講談社ゲームクリエイターズラボ第1期募集に応募したところ、最終選考まで残ることができ、
講談社の担当編集者についていただくことになりました。
そこで、思い切って株式会社アトラスを退社し、夢であったインディゲーム開発に注力することにいたしました。
とはいえ、アトラス社とは今後も良好な関係を継続していきます。
自分自身のインディゲームの開発に注力しつつ、アトラス社でのゲーム音楽の仕事も続けていく予定です。
突然の発表にご心配いただいた方は、ご安心いただければと思います。
最後に、私のわがままを聞いていただいた株式会社アトラス、私の挑戦を許してくれた家族、
そして私に挑戦のチャンスを与えてくださった講談社には大変感謝しております。
今後は目黒将司の音楽と共に、
制作中のゲームにもご期待いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。2021年10月27日(水) 目黒将司(https://twitter.com/s_megarock)
引用元: 『ペルソナ』シリーズの目黒将司、インディゲーム制作に挑戦!!/The “Persona” series designer, Shoji Meguro, develops an indie game!!
インディーゲーム作家に俺はなる!
ということで(株)アトラスを退社してインディーゲーム作家の道に進むことになりました!
とは言え(株)アトラスとは今後も良好な関係を続けていきます。
今後とも目黒将司とともにアトラスサウンドチームにもご期待ください。
詳しくはhttps://t.co/0RpRn3n5Td pic.twitter.com/iaiPEQSMIp— 目黒将司(Shoji Meguro)@MegaRock (@s_megarock) October 27, 2021
5年前から1人でRPG作っていたというのがすごいですね!
音楽専門かと思いきや、ゲームプログラミングも出来るということで
昔のゲーム開発者にありがちなスキルを持つということですね。
ところで、そのインディーズディベロッパーとしての目黒氏を支援しているのが
講談社なんですね。ゲームクリエイターズラボなんていう試みをやっていたのは初めて知りました。
講談社でゲーム関連といえば…アスク講談社とか、修羅の門…うっ…頭が←
アトラスとは良好な関係は続いているということで、某コナミのカントクとか、最近
アトラスの親会社を退社したあの人とかに比べると、円満退社といったところですかね。
いずれにせよ、アトラス以外のタイトルでの作曲家・目黒将司やゲーム開発者としての
目黒将司の今後の活躍に期待するとしましょう。11月には開発中のタイトルを出展するみたいですしね。
僕も初めて知りましたが、この講談社の取組みは画期的ですね(講談社は元々、漫画家などプロ養成の通信講座も有名みたいです)。
数年前、80~90年代の腕利きドット絵スタッフの方を特集した同人誌(数百ページで異様な密度)を読んだ時、「会社の先輩はグラ担当なのに、器用で音楽もこなしていた」との話があり「今は技術進化で分業が進んでるから、こういうタイプは難しいだろうなあ」と感じたものですが‥‥‥
まだ目黒氏みたいな業界人がいたとは‥‥‥何だか嬉しいです。
作曲家・田中公平氏は「ゲーム音楽家はフリーの方が絶対いい仕事をする!」と日頃から若手をリクルートしてるそうですけど、今の厳しい国内市場でこういう道を選択したことは敬意に値するし、応援していきたいなあ、と思います。
会社員ではなく一個人としての情熱を5年以上注ぎ込んでいる新作も、大いに楽しみです!
実は出版社がゲームに携わるは結構あるんですよね。
ファミコン時代、それこそ大体のメーカーがほぼインディーのような時代だったころには、例えばのちにトンキンハウスとなる東京書籍だったり、学研だったりがゲームのパブリシングを行っていたこともあったわけです。学研はせいぜいマイトアンドマジックぐらいしか知りませんが、東京書籍はオリジナルの勉強関連のゲームだったり、のちにトンキンハウスに名称を変えたりもしてるわけで、結構本格的にゲーム業界に携わっておりました。
講談社も確か、ファイナルロマンス2の家庭用版(よりにもよってそれかよ)がアスク講談社からの発売だったりした記憶がありますね。
昔のゲーム会社はスタッフが足りなくて、複数の工程を一人が掛け持ちしていたというのは当たり前にあった話と聞いております。FFで有名になった植松氏とかもそうだった記憶があります。
今回の目黒氏のゲームについては、やや厳しい評価がされているみたいですが
やはり頑張ってほしいという気持ちはありますね。