PS1の時代から、シンプルシリーズで、その後のハードでも
シンプルシリーズを主力に、様々なタイトルを精力的に
発売している和サードの一つであるD3パブリッシャー。
現在はバンナムの完全子会社としてパブリシング事業を行っており
中堅和サードでありながら、出すタイトルはインディーズに近いタイトルが多いのが特徴的である。
質より量というイメージが強く、良く言えば精力的、悪く言えば節操なく
様々なタイトルを各プラットフォームに出している。
廉価版日本一ソフトウェアとでもいうべき会社だと個人的には捉えている。
シンプルシリーズが初代PSで精力的に発売されていたことも有り
全体的に見れば、そこまで偏っているわけではないものの
どうしても個人的にはPS寄りの会社というイメージがあった
D3パブリッシャーであるが、当ブログでも度々記事にしているように
かつてPS・Xboxを主戦場に出していた、地球防衛軍(EDF)シリーズを
過去作とは言え、積極的にスイッチにリマスターで矢継ぎ早にリリースすることを
決定すると言った姿勢の他、ある意味十八番だったお色気ゲーを
独自表現規制を行うPSに当てつけるような形で、描写にかなりの違いを出して販売した
(オメガ)ラビリンスライフなど、最近スイッチでも多くのタイトルをリリースしている。
男性ユーザーは気づきにくいが、廉価な女性向けADVなども割と出していて
存在感は薄めながらも、ある程度タイトル数が出ていることから、商売になっているのではと
思われるようなリリースもスイッチに行っている。
地球防衛軍の本シリーズのリマスターは、まず今月に2が発売済みで
10月には3が発売予定となり、更に来年には4.1も出る予定が既に発表されている。
かなりスイッチに前のめりになっている直近のD3パブリッシャーであるが
スイッチに注力し始めた結果、今年度の第1四半期の結果が相当好調だったことが明らかになっている。
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D3パブリッシャー、スイッチに注力した結果前年比186%越えの営業利益を叩き出す。
地球防衛軍を2を皮切りに、これから立て続けにスイッチで発売することを打ち出したD3パブリッシャー。
2の売上は1万本を越えたほどであるが、後発リマスターということを考えれば十分に売れたと取れる結果も残している。
これから発売される3や4.1の結果はどうなるかは予測はつかないが、D3パブリッシャー的には
当然ながらある程度儲かるという判断をしての移植であるのは間違いない。
スイッチで地球防衛軍が矢継ぎ早に出るのは、既報のとおりだが
その判断に至ったであろう結果が、D3パブリッシャーの2021年度第1四半期の数字から読み取れる。
発表された決算によれば、D3パブリッシャーの2021年度第1四半期は前年同期と較べて
なんと186.7%の伸び率を見せる非常に好調な決算だったとのこと!
バンダイナムコグループのディースリー・パブリッシャーの2021年3月期(第30期)の決算は、最終利益が前の期比186.7%増の9億8000万円と大幅な増益となった。前の期(2020年3月期)の実績は、3億4200万円だった。
本日(6月11日)付の『官報』に掲載した「決算公告」でわかった。2015年3月期から7期連続の黒字となり、一時28億円あった累積損失も大きく減少し、今期中での解消が視野に入ってきた。
同社は、『地球防衛軍』や『お姉チャンバラ』『DREAM C CLUB(ドリームクラブ)』、『バレットガールズ』などのシリーズタイトルや、SIMPLEシリーズで知られるゲーム会社。
主なリリースタイトルは以下のとおり。
・『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』(ニンテンドーSwitch)
・『MAGLAM LORD/マグラムロード』(ニンテンドーSwitch)
・『密室のサクリファイス/ABYSS OF THE SACRIFICE』(ニンテンドーSwitch)
・『お姉チャンバラORIGIN (Onee Chanbara Origin)』(Steam)
・『口外禁止!! (密)オフィスラブ (Office Lovers)』(ニンテンドーSwitch)
・『ストーキングラブ (Secrets of Me)』(ニンテンドーSwitch)
・『Gleamlight(グリムライト)』(ニンテンドーSwitch)
・『Disease -Hidden Object-』(Steam)(ニンテンドーSwitch)
・『執事のプリンスさま(My Butler)』(ニンテンドーSwitch)
・『芸能界はアブナイ関係アリですか?(Dangerous Relationship)』(ニンテンドーSwitch)
・『ヒミツの獣男子(My Secret Pets!)』(ニンテンドーSwitch)引用元: D3パブリッシャー、2021年3月期の決算は最終利益が186.7%増の9億8000万円と大幅な増益 累積損失の解消も視野に
というわけで、絶好調な決算が出たようである。
ここのところのD3パブリッシャーは前述の通り、スイッチ市場に露骨に
力を入れ始めているのが見えているが、この結果が出ればそれはそうだな…となるのは間違いない。
また面白いのは、公式リリースの主要タイトルの項目である。
当ブログでは、当然ながら引用元の文章に改変を加えることはない。
注釈を入れることはあるが、例えばファミ通がゲームランキングで
ハードの名称を間違えていようと引用であればそのまま行う。
主要タイトルのところにある、デジボクとマグラムロードのところを見ておかしいと思わないだろうか?
そう。これらのタイトルはPS4でもマルチで発売されているタイトルである。
しかし、主要タイトルのところにはなぜかニンテンドーSWITCHとしか書かれていない。
また、スイッチだけのソフトが書かれているのかと言えば、Steamのソフトもある上
Disease -Hidden Object-はSteamとニンテンドーSWITCHと書かれているので一機種縛りでもない。
これは純粋に売上に大きく寄与した、ソフトとそのプラットフォームが書かれているのではないかと思われる。
となると、デジボクやマグラムロードはPS4版は思ったような売上が出なかった…
という推測をすることも出来るのではないだろうか。
いずれにせよ、主要タイトルにPSの文字が一切出ていないのは
やはり意図的なものを感じるのは間違いないだろう。
この結果を受けて、ますますD3パブリッシャーはスイッチに軸足を置いていくのではないだろうか。
このような業績出せてるんだし、もっと何かスイッチに持って来てもいいと思います。例えばあの美少女ダンジョンRPGの過去二作とか。インティーもあの「女の子打つ」奴を、新作出してから初代も移植して、もしかしたら二作目も移植しそうな雰囲気出してますし、スイッチにはぶっとんだのもジャンジャン出すべき、D3も。他には、夏色ハイスクールというめちゃんこ長いタイトルのゲームが有りましたが、あれもアリだと思います。グラフィック的にも滅茶苦茶高いスペックは使ってなさそうですし。
オメガラビリンスライフがスイッチ専用で作られましたし、記事内でリンク貼っているところの記事では今までのマイナス分もそろそろ返還できそうとあるので、ますますスイッチへのリリースが加速するんじゃないでしょうかね。
元がPSでシンプルシリーズをメインにやってましたが、Xboxやスイッチにもある程度出していた会社なのでこれからこの流れが加速することは十分にありえるかと思います。
夏色ハイスクルは現時点で日本で一番長いタイトルを持つゲームですねwあれも来たらある意味すごいですねw
個人的には、D3パブリッシャーは初代PlayStationの頃からのSIMPLEシリーズに個性的なタイトルが少なくなく、今でいうインディーズ的なイメージがあります。
そういう意味では、フライハイワークスと同系統のパブリッシャーかな?と、思ってます。
営業利益が上がってるのはとても良いことですので、フライハイワークス共々、今後も頑張っていって欲しいですね。この2社はインディーズの星の代表と言っても過言ではないと思うので。
(とはいえ、D3パブリッシャーはバンダイナムコグループの会社でしたね・・・インディーズかは微妙だといわれると、反論できないかな?(^^;)
そういえば、過去に某N社(合併前)とか某S社等にいて現在は独立している某クリエイターが、某開発会社が日本の宝だから買い支えるべきとか言ってたことがあったような・・・(苦笑)
シンプルシリーズは本当に名前の通りシンプルでしたからね。
確かに今で言うインディーズをサードがやっていたパターンと捉えて間違いないかもしれませんね。フライハイワークスはスイッチ初期の圧倒的リリースは今はなりを潜めていますけれど、パッケージ版タイトルのリリースなどに力を入れていてふにゃべえとかパッケージ版だけでも17万本近く売れているという実績を出しているので、こちらもまだまだスイッチユーザーを楽しませてくれそうですね。
開発会社で日本の宝…と思いつくのは個人的にはないですねぇ。モノリスとかは頑張っていますが、なんというか宝というふうには感じておりません。