今現在、任天堂とSIEとMSがしのぎを削っている市場である家庭用ゲームハード市場。

かつて、アメリカでアタリ社がゲームハードを出し、メインの市場を最初に作り出したが

アタリについては、後にアタリショックなどとも言われる、ゲームソフトの粗製乱造が

問題となり、世界に先駆けて家庭用ゲームハード市場が生まれたアメリカでは

一気にその地位が凋落し、家庭用ゲームハード業界は短命の業界に終わるかに見えた。


それと入れ替わるようなタイミングで、1983年7月に、日本で任天堂がファミリーコンピュータを

発売し、1985年に発売されたスーパーマリオブラザーズの大ヒットにより

アメリカで先に死にかけて、業界そのものが存続するかも微妙だった家庭用ゲームハード業界を

一般的なものとして、広く社会に認知させるに至った。


それ以降、ハードホルダーをずっと続ける任天堂、それに対抗する2社か3社という構図で

古くはセガ、NEC、更にはバンダイやパナソニックなども参入して家庭用ゲームハード業界は存続してきた。

そして今現在は、一番最初に挙げた3社がメインとなって、それぞれニンテンドースイッチ、PS、Xboxと

ハードを開発・販売し、その競争を永らく続けている状況となっている。


かつては、ゲーム会社というのは割と限られた会社が参戦していたが

現在は、PCやインターネットの発達によって、個人ですらゲームを作れる時代となっており

メーカーという枠には収まらない小さな開発規模で作られるタイトル…

すなわちインディーズが、それぞれの会社が出す独占タイトル…

ファーストタイトル、そして大手サードパーティにも負けず、小規模開発だからこそできる

独自の路線を生かした個性的なゲームが活況となっている現実がある。


インディーズゲーム自体の歴史は古いが、現在は特にニンテンドースイッチが

携帯もできるゲーム機とあって、大作とはいかない小粒なインディーズタイトルの

格好のリリースの場として開発者からも、ユーザーからも認知されており

当ブログでいくつも記事を書いているが、インディーズタイトルがスイッチで

出して成功した例というのは、枚挙に暇がない状況となっている。


もちろん他2社もインディーズタイトルについては、重視している部分があって

最近のXboxでは定額制のゲーム配信サービスであるゲームパスにて

注目のインディーズタイトルが配信初日から配信されるような展開がされることがあり

こちらもインディーズタイトルの向上に一役買っている状況となっている。

もう一つのプラットフォーム・PSでは、かつてSIEがインディーズタイトルをプッシュしている…

という姿勢をエライ人が見せていたことがあるが、スイッチやXboxに比べると

その地位は相対的に低いと感じざるを得ない展開がされている。


よく全ての機種マルチで、開発者がそれぞれのプラットフォームごとの売上に言及する場合

スイッチやXboxでは好調という話が出るのだが、PSについてはほぼそういう話を

個人的に寡聞にして聞いたことがない状況になっている。DLランキングの結果と

ソフト売上の比較から、PSではDLソフトが売れていないというということが

ほぼ確定的に明らかにされているが、その現状のPSでのDLソフトの惨状を

実際にゲームを開発するインディーズディベロッパーからここのところ

相次いで暴露されている例が散見されているようで、日本でも話題になっている。


Sponsored Link

海外のインディーズディベロッパーさん、とあるプラットフォームの不満をぶちまける!

いちユーザーとしては、ゲーム開発社側の事情など、ほぼ知ることが出来ないが

このブログでも以前記事にしたことがある、表現規制の件などから、PSで出す場合には

その規制に従った内容に修正をかけなければいけないということや

今現在SIEが事実上海外の会社になっていることから、修正などのやり取りを

英語でしなければいけないとか、大手ならともかく中小にとってはゲームを出すこと自体が

ハードルが高いというような話が出ていた。しかし、その声は断片的なものであり

外部のいちユーザーからはわからないものであるので、その全貌というのは見えない状況であり

これまでは、どこまでひどいのかというのはなんとなくしかわからなかった状況であるが

怒れる海外のインディーズディベロッパーがその名称をぼかしつつも、ほぼ誰もが

あの会社だと分かる形で、不満をぶちまけていることが海外メディアで報じられている。


インディ開発者「PSの発売プロセスは非常に複雑。割引もソニーの招待制」


海外のディベロッパーがプラットフォームXとぼかす、そのプラットフォームであるが

内容を見ると一体何処のS●Eなんだ…(察し

となるレベルのバレバレな暴露を行っている。そしてあろうことか

日本のゲームメディアAUTOMATONがせっかく告発者が

慈悲の心でプラットフォームXとぼかした某プラットフォームを

PSと断定した上で、以下のような記事を書いていたりするw


【悲報】ソニーのインディーゲームいじめ、ついに国内でも話題に!

インディーゲーム開発者の間で、PlayStationプラットフォームでゲームを販売する際のサポート体制について批判が集まっているようだ。ソニーからのコミュニケーションの不足や煩雑な手続き、プロモーションの柔軟性の欠如などが議論に上がっている。まず口火を切ったのは、パブリッシャーNeon Doctrineの共同設立者であるIain Garner氏。同氏は「プラットフォームX」と名前をぼかしつつ、“Game Passがない方”として、そのほか諸々の情報によりソニーを示唆しながらその体制を批判している。

Garner氏はまず、ローンチまでに必要な手続きを説明。PlayStationプラットフォーム用にゲームを開発したら、3世代のバックエンドソフトウェアにまたがる“信じられないくらい厳しい”ロットチェックを通過。その後PlayStationプラットフォーム用のトレイラーをソニーに提出し、PlayStationブログを執筆する。トレイラーとブログ記事については、ソニーから割り当てられるアカウントマネージャーを経由して登録する必要があるという。しかし自身にどのアカウントマネージャーが割り当てられているのかソニー側が教えてくれないため、実際には非常に困難がともなうようだ。

大本の記事では、プラットフォームXとぼかされているが、AUTOMATONが

完全にプレイステーションと断言しているのは、思わず笑ってしまった。

AUTOMATONの記事は一部引用なので、ぜひ最後まで読んでいただきたいところ。

また別口の話だが、PSでのDL販売はかなりの惨状にあるような話が

匿名ディベロッパーよりさらに暴露されている。


【惨劇】匿名パブリッシャー「Xboxで20000本売れたタイトルのDLCが2000本。PSでは7000本売れてDLCが7本しか売れなかった」


おそらく今までの動きを見る限り、このSIEの中小のディベロッパーに対する

対応については、かなり前からあったと思われるが、ここに来てバンバン暴露がされているのは

何かしらの動きが起こっていると、ゲハ的な視点で見ると否が応でも感じざるを得ない。

金の切れ目が縁の切れ目…これ以上は深く述べないが、おそらくそういうことなのだろうと

察せられる案件がここのところ多く出ているので、今後もこの手の話は

あちこちから出てくるのではないかと個人的には予想している。


にほんブログ村 ゲームブログ ゲーム評論・レビューへ
にほんブログ村