(この記事はタレコミから作成しています。情報提供ありがとうございました。)
2019年に突然任天堂から、新たなデバイスを使ったゲームということで
発表され、発売から2年で全世界で1000万本以上既に売り上げていることが
任天堂から決算で公開されているリングフィットアドベンチャー。
任天堂がかつてWiiで発売していたフィットネスタイトルで全世界で爆発的に売れた
WiiFitを彷彿とさせるフィットネスタイトルで、今回はニンテンドースイッチの
標準コントローラーであるジョイコンを、専用のアタッチメントに装着して楽しむ
身体を使ったRPGを楽しめるというタイトルです。
さすがのWii Fitでの実績がある任天堂がガチで作ったフィットネスタイトルということで
かなりの負荷を身体にかけることが出来、RPGというゲームジャンルの性質も相まって
RPGの主人公が大技を連続して放てない理由がわかったとか
相手の攻撃に全力で耐えることの辛さがわかったとか、面白い感想が多く出ていたタイトルです。
実際に継続しているプレイヤーからの感想には、体重が落ちた、身体が引き締まったという感想や
姿勢が良くなって普段の生活がラクになったとか、そんな感想も多く目にすることが出来ます。
あくまで普段の生活などと複合的に使うものではありますが、かなりのガチ運動が出来ることと
そして何より、昨年からのコロナ禍によって巣ごもりでの運動需要が増えたことも
今回の爆発的なヒットにつながっていることが分析できるタイトルでもあります。
しかし、やはり根底のゲームの作り込みがすごいからの売れ行きでもあるということで
ここはさすがの任天堂と言ったタイトルになっているのは間違いないゲームかと思います。
さて、このゲームには様々なジャンルの運動が収録されており一般的な筋トレや
ヨガのポーズなどの要素も取り入れられております。プレイすることで体幹から
改善し、姿勢が良くなったなどの報告が上がっているわけでもあるのですが
どうやらこのリングフィットアドベンチャー、人類が二足歩行になったことによって
悩まされるようになった、あの辛い持病を改善させる効果があると
大学の医学部の研究で正式に論文として公表されたことが話題になっています。
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『リングフィットアドベンチャー』が腰痛緩和に効果があると千葉大学医学部の研究論文が公開される!
人間が二足歩行を出来るようになって得た大きな利点の代償のように
人間を悩ますこととなった慢性的な病…それが腰痛です。
身体の悩みでもっともよく聞く部類の腰の痛みは、特に男性の身体の不調の訴え要因一位となっており
女性でも肩こりに次いで2位ということで、まさに人類を悩ます病気と言えます。
腰痛がひどくなると日常生活にも支障をきたすようになり普段の生活の質が大きく下がります。
それでいて、有効な対策というのがなかなかない厄介な病気であり
ある程度年が行っている方は、腰がいつ悲鳴を上げるかと気が気でない人も結構いるのではないかと思います。
そんな辛い腰痛の痛みをリングフィットアドベンチャーが一部緩和することが出来る…
そんな論文が、日本の千葉大学医学部によって発表されていることが確認されています。
任天堂のNintendo Switch向けフィットネスアドベンチャーゲーム『リングフィット アドベンチャー』について、本作のプレイによって慢性腰痛の痛みを緩和する効果が認められたとする論文が発表されていたことが明らかになり、注目を集めているようだ。
中略
今回明らかになった論文は、千葉大学医学部の研究チームにより今年4月に発表された。近年は、Exergaming(テレビゲームを使ったエクササイズ)による治療効果についての研究が増えてきているものの、慢性腰痛の分野に関してはまだあまり研究が進んでいないという。そこで同チームは、『リングフィット アドベンチャー』のプレイが慢性腰痛に有効だとする仮説を立てた上で、研究に取り組んだそうだ。
研究は、慢性腰痛を患う患者40名の協力を得て実施。このうち無作為に選んだ20名(男性9人/女性11人/平均年齢49.3歳)については、『リングフィット アドベンチャー』を週に1回・40分プレイしてもらい、残る20名(男性12人/女性8人/平均年齢55.6歳)に対しては内服療法を実施するという内容だ。これを8週間続け、患者の痛みおよび心理的な側面から分析がおこなわれた。
その結果は、『リングフィット アドベンチャー』をプレイしたグループでは、腰背部や臀部の痛み、また痛みに対する自己効力感が大幅に改善したとのこと。ただ、下肢の痺れのほか、痛みの破局化や運動恐怖症については大きな改善は見られなかったという。一方の内服療法をおこなったグループでは、有意な改善がなかったとしている。
こうした結果を受けて研究チームは、『リングフィット アドベンチャー』を使ったExergamingにおいては、患者の自己効力感の向上、すなわち痛みを自らの力でコントロールできているという感覚が高まったことが、腰痛の軽減につながったと結論づけている。患者の心理面への影響が、好ましい結果に表れた。そして、Exergamingは慢性腰痛の治療に最適だとし、今後は運動によって自己効力感の向上を高める治療方法を確立していく必要性があるだろうと提言。また社会の変化に合わせて、Exergamingはさらに発展していく可能性があるとも述べている。
引用元: Nintendo Switch『リングフィット アドベンチャー』は「腰痛」に医学的に効果ありとの報告。千葉大医学部が研究論文を発表
というわけで、リングフィットアドベンチャーに慢性的な腰痛緩和の効果があるということが
正式に論文で発表されたということです。面白いのは、引用文でも触れられているのですが
身体的なところだけではなく、精神面でも緩和されたと感じるようになったというところです。
自己効力感の向上により、痛みが緩和しているということで、要はリングフィットアドベンチャーを
やることの充実感とか達成感が、このような自己効力感を高めているのでは?という話ですね。
もちろん腰痛が治る!というものではないですが、慢性腰痛であれば常に腰の痛みに
さらされているつらい状況であるわけで、その痛みが多少でも緩和していれば
慢性腰痛持ちとしては、かなり光明が見える話でもあるといえるのではないでしょうか。
おまけ
任天堂の名前がついた病気?の症状的な名前が幾つか実際に論文として上がっているそうです。
Nintendo thumb
→主に十字キーを操作し過ぎたことによる親指の腫れ・水疱https://t.co/Zht3bXWHsjNintendinitis
→主にゲームのし過ぎで起こる指や手首の炎症https://t.co/1wifhXys5Bacute Wiiitis
→Wiiのし過ぎで起きた肘の急性炎症https://t.co/qirXjLLu6u…冗談みたいだけど論文あった🤔
— Fizz-DI@比較と使い分け-Yushi Kojima (@Fizz_DI) April 16, 2021
管理人はNintendo thumbはなったことありますわw