発売から丸4年が今年の3月で経過し、今は5年目を迎えているニンテンドースイッチ。
ゲームハードのピークは、今までの例だと大体発売から3~4年目がピークとなり
5年目以降は、大体落ち着いていくというパターンが一般的である。
またハード発売から5年目ともなると、次世代機の姿がおぼろげながら見えてくる時期でもあり
そういった要因も、ゲームハードの売上が徐々に落ちていく時期ということにもなる。
しかし、スイッチは現時点では少なくとも国内では、昨年はコロナ禍の影響で
生産が一時的に危機的状況にあったとはいえ、同時期で比較すると昨年より更に
ハードが売れている状況となっており、5年目とは思えないような強い需要を維持している。
通販サイトで未だに定価で販売が行われていないこともあり、店頭でも品切れなどが
見受けられるという状況が続いており、まさに異例の売れ行きを辿っているハードとなっている。
先日発表された2020年度の決算も、一年の最終利益が、かつての任天堂全盛期であった
Wii・DS時代すらも超えるレベルの利益を上げており、スイッチの盤石さはまだまだ衰えを知らないと言ったところである。
しかし、スイッチが盤石だからといって現行のスイッチをまだ暫く続けるのかというと
そうではなくて、任天堂は決算に於いて、社内のお金の使い方として
研究費に多くの利益を費やしていることが公表されている。
当然ながら、次世代ハードの開発に多くのお金を費やしていることは想像に難くなく
特に昨年の終わり頃から、各所の動きからの推測で、新型スイッチが出る…といった観測が
主に海外メディアで活発に報道などされている。現時点で任天堂からの正式な発表はなく
今の時点では全ては憶測に過ぎないが、ただ様々な状況証拠や、今まで本体の販売で
テコ入れしているところが、廉価版の発売とバッテリー持ち改善バージョンの発売しか無いことを考えると
当然ながら、その可能性は高いと誰もが考えつつある状況となっている。
任天堂が、Nvidiaと長い期間パートナーでありたいという発言をしていることや
新たなハードを出すのではなく、iPhoneのようにバージョンを上げていって
しばらくは対応していくのではないかと言った話が出ている。それほどまでに
スイッチというハードは、現在の家庭用ハードの究極系といったハードになっている。
なので、完全に違う形の次世代機ではなく、様々な部分の性能を上げた
新型スイッチが発売されるのではとも言われるわけだが、任天堂の古川社長が
メディアの質問に対して含みをもたせた言い方をしていることが確認され話題になっている。
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任天堂・古川社長「新型モデルのスイッチについては現時点で申し上げられることはない」
前段で書いたとおり、発売から5年目を迎えているニンテンドースイッチ。
普通のゲームハードのサイクルであれば、次世代機の影が見え始めていてもおかしくない
時期に差し掛かっているが、今の所新型ハードという話は一切出ていない。
しかし、研究費はどんどん増えていることから、今の任天堂が新たな商品を出すための
準備を着々と進めていることは間違いないであろう推測となっている。
次世代ハードではなく新型スイッチが次の任天堂の一手ではないかというのが
ことさらに言われているが、今までその内容については古川社長が
やんわりと発売はしないということを発言してきている。
しかしここに来て、メディアが古川社長に再度尋ねたところ
言い回しが若干変化しており、含みのある言い方に変わっているのが確認されている。
古川俊太郎社長は会見で、スイッチについて、ピークを過ぎたという認識はなく、「ライフサイクル長期化の基盤は整ってきた」と説明。今期の本体の販売目標は「決して低いとは思っていない」とし、ソフトについても計画を上回るようにしたいと述べた。新モデルに関しては「現時点で申し上げられることはない」とした。
新型スイッチについては現時点で申し上げられることはない…
これは半分答え合わせになっているような回答でもあるといえる。
実際に昨年には、今期中には発売しないという言い方だったのが
今年の2月には直近に発表する予定はないと言った言い回しに変わり
そして今回の発言は現時点では…という受け答えになっている。
当然ながら、正式発表をするまで公式では発売するということを明言することは出来ないわけだが
こういう含みをもたせた言い方をするということは、いつ発表しても突っ込まれていいような
発言履歴を作ったということになる。気づけば今年のE3があと一ヶ月ほどに迫っているが
その時に、この発言についての何かしらの答え合わせがあるのだろうか?
ユーザーが喜ぶようなサプライズが近いうちにあることを期待したい。
今回の「現時点で申し上げられることはない」発言といい、有機ELディスプレイの供給が噂されるサムスンが少し前に問い合わせに対し「コメントは控える」と反応した件といい、着々と新型発売の外堀が埋まっている印象ですね!
噂通りNVIDIAのDSLL(AIが映像を自動的に4Kにアップグレード)搭載なら、メーカーが労力をかけずに高精細な画像を実現できそうですし(4Kテレビの普及率は未だ一割強の現状、2020年代の性能としては充分ではないでしょうか)、新型ディスプレイならどんな条件下でもかなり見やすくなるということで、神ハードになる予感が‥‥‥
もっとも、現行スイッチが5年目に入ってなお減速どころかさらなる過熱状態にあり、半導体不足が重なっていることは当初の計画に影響を与えているのかもしれません。 まあコロナでソフト開発に遅れが生じた可能性も指摘されていますし、じっくり計画が練られていることでしょう(噂の1つである、ブレワイ続編と連携した新型発売が実現したら‥‥‥嬉しさで悶え死んでしまうかも)。
正式発表されていないものを出るとは言えませんし、かと言ってでないと断言すると今度はその発言が足かせになっちゃいますからねwまぁ少なくとも新型は確定で割と近い未来…というのは間違いないと思います。さしあたっては直近のE3期待ですね!
NVIDIAとはこれからしばらくのパートナーシップを維持し続けることが明言されていますし、実際スイッチの好調でNVIDIAも大きな恩恵を得ているわけですので、WIN-WINの状況である現在はさらなる性能の向上にも期待が出来るというものですね。
懸念があるとすれば、もはや全世界で争奪戦的な状況となっている半導体不足問題ですね。果たしてこの任天堂一社ではどうしようもできない問題がどのような影響を及ぼすのか…。新型が遅れるのは可能性としては相当高いと思いますが、それでも早く何かしらの情報が欲しいのはユーザーとしては間違いないですねw