ニンテンドースイッチの初期からしばらく、一時は月間レベルで
多数のインディータイトルをスイッチにリリースしてきた会社である
台湾系日本人の黄政凱社長が経営するフライハイワークス。
スイッチのロンチにVOEZという音ゲー(スマホアプリからの移植)をロンチで発売したり
まだまだスイッチが成功する前から、精力的に主に国外のインディータイトルを多くスイッチにローカライズしてきた。
日本のインディーと組んだカミコなどは、価格の安さがあったものの全世界で25万DL以上されたことが
公式から報告されており、また特に2019年頃までは凄まじい勢いでスイッチに
インディータイトルを供給していた。自分たちで作るのではなく、黄社長を始めとした
スタッフが実際にゲームを遊び、面白いと思ったタイトルのローカライズ権を取得、スイッチに
リリースしていくという形を取っており、ゲーム開発者でありながら生粋のゲーマーでもある
黄社長によって見いだされたタイトルは、非常に名作も多い。特にゴルフストーリーや
スチームワールドディグなどはe-Shopの年間販売ランキングでも上位に食い込むほどの人気ぶりを見せた。
しかしここのところは、スイッチのインディーゲームが活況となり
フライハイワークスだけでなく、日本でも多くの会社がインディータイトルを
日本向けにローカライズすることが多くなり、国内外の優良タイトルが
その他の会社から発売されることも当たり前の状況となっている。
フライハイワークスも相対的に仕事が減っているのではないかと思われる状況になっていて
最近は、かつての存在感を見せていた頃ほど名前を聞かなくはなっている。
現在のフライハイワークスは新規のインディータイトルを出すよりも
ハッピーミールと組んでのミステリー案内の発売だったり、あるいは
かつてDL専用だったタイトルを、パッケージタイトルとして付加価値をつけての
再販を行うと言ったことに力を入れているようである。リリース頻度は落ちてはいるものの
パッケージ版を改めて出すタイトルが、やはり普通の会社が出すようなタイトルとは
違った味のあるタイトルを選んでいることもあり、フライハイワークスの黄社長の
目利き力はまだまだ健在といったように見える。
さて、そのフライハイワークスが会社の設立から10年が経ったということで
特に目立った新作発表などはないものの、10周年記念の公式の
あの配信放送を久しぶりに更新していることがアナウンスされている。
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【祝!】フライハイワークスが創立10周年!記念のFLYHIGH EXPRESSを配信へ!
国内のスイッチ市場で言えば、間違いなく初期にインディータイトルの魅力を
国内ユーザーに布教した功績が大きいフライハイワークス。間違いなくこの会社の
ローカライズしてくれたゲームをやることで、インディータイトルに魅力を
初めて感じたユーザーも一定数いたのではないかと思っている。
初期のスイッチの勢いをつけるという意味での、功績はかなり多大だと個人的に勝手に評価している。
そのフライハイワークスは別に、任天堂ハード専売ではなくPSにもゲームを
リリースはしているのだが、やはり比率的には3DSとスイッチが圧倒的に多い。
そんなフライハイワークスが10周年を迎えたということで、新作情報はない…という
但し書き付きながらも、一時期精力的に配信していた自社配信タイトルを紹介する
FLYHIGH EXPRESSの10周年記念版を公開している!
フライハイワークスは今年4月で10周年を迎えました。いつも応援してくださっている皆様のおかげです。
新作の情報はありませんがエクスプレスを公開しましたのでよろしければご覧ください!
FLYHIGH EXPRESS(FHW10周年SP)/ Flyhigh Works 10th Anniversary SP https://t.co/HJ5FokAKZh— フライハイワークス@「スーパーメットボーイ!」3/4配信開始! (@FlyhighWorks) April 14, 2021
久々のFLYHIGH EXPRESSであるが、相変わらず黄社長の朴訥な語り口が耳に心地よい。
内容も絞ったもので冗長でなく、やはりニンテンドーダイレクトをある程度意識した作りなのだろうなと思わせる。
新情報はないと予め断ってあるとおり、確かに新しい発表はないが、これから到来する
GWシーズンに向けての3DS・スイッチゲームのセール告知であったり、あとは新たな
パッケージタイトルの告知など、短い時間によくまとまっていると感じる。
フライハイワークス自体はゲームの値段について安易な値引きをしないという哲学を持っているため
大きな値引きはそこまで期待は出来ないが、黄社長の目利きで選ばれたタイトルが
ある程度のお手頃価格でプレイできるようになるのはやはり嬉しい所。
正式にページが出来てから、改めて記事にする予定だが、恒例の大型連休前の
あの企画も開催がほぼ確定なので、コロナが拡大している今、改めてフライハイワークスの
タイトルも含めたDLタイトルを買い漁って巣ごもりという選択もあるだろう。
個人的に気になったのは凍える銀嶺花のパッケージ版。まだDL版で購入していなかったので
いっそのことパッケージ版を購入の検討をすることにしよう。
凍える銀鈴花はすごくよかったですよ!
前作もよかったんですが、今回は話のスケールが全然違いました。
前作で不満を持たれていたセーブスロット数が増えていたり、
こちらから自発的に推理する余地が(そこまで多くはないけど)少し増えていたり、
カメラ操作で景色を集めるやり込み要素的なものがあったり。
あと、今回は前作と比較して値段が上がってますが、最初からサウンドテストモードが入ってますよ。
クリアすれば解禁されます。
ほうほう。参考になります。
今回のパッケージ版はフライハイストア限定みたいなのでちょっと悩みますねw
主題歌CDもあるようなので、コレクター的に買おうかなとも。
スイッチになってこういう往年のゲーマーの琴線に触れるようなタイトルが非常に多くてうれしい悲鳴ですわw