2017年も半分が過ぎて、上半期という一つの節目が終わっている。

その結果、昨日に記事を更新したが半年という間で集計した

様々な数値が、ゲーム業界でも公開されている。


2017年の上半期は、ニンテンドースイッチというニューフェイスが登場し

その売れ方については、このブログでも多数記事を書いているし

一般的にも報道・現象として大きな反響が巻き起こっているので

その熱は、ゲームの販売数に興味がない人でも感じ取っているのではないだろうか。



ソフトも売れていて好調な話が伝わってきているスイッチであるが

この度、2017年の上半期のDLソフト…すなわち、一般的な週販では

集計数が出てこない分の販売のランキングを、任天堂が公式で更新している。

更新された場所は、ニンテンドースイッチ本体内で見れる任天堂ニュースからである。

いったい、どんなゲームが売れているのであろうか。


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ロンチタイトルのスニッパーズがマイクラを抑えて首位に!

現在、ニンテンドースイッチで購入できるタイトルは専売・パケ併売と併せて

66タイトルほどあるとのこと。2017年上半期ではあるが実質は3月3日発売なので

当然3ヶ月強のラインナップからのランキングとなる。気になるランキング結果を引用。

1位を獲得したのは、スイッチの特性を活かしたDL専用タイトル『いっしょにチョキッと スニッパーズ』。その他には『Minecraft: Nintendo Switch Edition』や『マリオカート8 デラックス』といった定番タイトルが上位を獲得しています。また、4位『神巫女 -カミコ-』をはじめフライハイワークスの作品が多数ランクインしていることや、『ARMS』が発売2週間ほどで7位に入っているところにも注目です。

■ランキング結果
・1位:『いっしょにチョキッと スニッパーズ』(任天堂)
・2位:『Minecraft: Nintendo Switch Edition』(Mojang)
・3位:『マリオカート8 デラックス』(任天堂)
・4位:『神巫女 -カミコ-』(フライハイワークス)
・5位:『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(任天堂)
・6位:『アケアカNEOGEO メタルスラッグ3』(ハムスター)
・7位:『ARMS』(任天堂)
・8位:『1-2-Switch』(任天堂)
・9位:『アケアカNEOGEO ザ・キング・オブ・ファイターズ ’98』(ハムスター)
・10位:『オセロ』(アークシステムワークス)
・11位:『VOEZ』(フライハイワークス)
・12位:『スーパーボンバーマン R』(KONAMI)
・13位:『新大開拓時代~街をつくろう~』(アークシステムワークス)
・14位:『ブラスターマスター ゼロ』(インティ・クリエイツ)
・15位:『アケアカNEOGEO メタルスラッグ』(ハムスター)
・16位:『ヒューマン・リソース・マシーン』(フライハイワークス)
・17位:『バトルスポーツ めく~る』(OVER FENCE)
・18位:『ショベルナイト』(ヨットクラブゲームズ)
・19位:『ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ』(カプコン)
・20位:『メゾン・ド・魔王』(メビウス)
・21位:『Wonder Boy: The Dragon’s Trap』(DotEmu)
・22位:『聖剣伝説COLLECTION』(スクウェア・エニックス)
・23位:『ぷよぷよテトリスS』(セガゲームス)
・24位:『マイティガンヴォルト バースト』(インティ・クリエイツ)
・25位:『THUMPER リズム・バイオレンスゲーム』(Drool LLC)
・26位:『魔界戦記ディスガイア5』(日本一ソフトウェア)
・27位:『ルディミカル♪魔神少女音楽外伝』(フライハイワークス)
・28位:『グーの惑星』(フライハイワークス)
・29位:『信長の野望・創造 with パワーアップキット』(コーエーテクモゲームス)
・30位:『アケアカNEOGEO サムライスピリッツ 天草降臨』(ハムスター)

というわけで1位は、以前35万DLされているという公式の発表があった

ロンチタイトルの一つでもあった「いっしょにチョキッと スニッパーズ」であった。



マルチプレイが楽しいアクションパズルゲームといったジャンルのゲームで

プレイした人からはかなりの高評価を得ているタイトルである。上記のアマゾンレビューでも

39件とレビューは少ないながらも、ほぼ満点表記の星平均となっている。

いかにも任天堂らしいタイトルだが、実際は海外のとある小さいディベロッパーが試作品的に

作っていたものを、任天堂が直々に声をかけて共同開発したという経緯がある。

値段が手頃なのも相まってのヒットといえるが、その値段相応分のステージ数だったため

もっとステージがほしいという意見も見かけた。ハコボーイや引ク押スのように

任天堂タイトルのパズルゲームは続編が作られやすい傾向にあるので、スニッパーズも

続編が出されることを密かに期待したいところである。


4位のカミコも、このラインナップの中では非常にDLされているといえる。

500円という手頃な価格と、2D見下ろし型ゼルダを髣髴とさせるような

アクションなどがあり、プレイした人からは概ね高評価である。

インディーズで開発人数が少数でも、良いゲームを作ればワンチャンスある

市場がニンテンドースイッチにはあるということで、開発者としても励みになるのではないだろうか。


会社別で見ると、フライハイワークスとアークシステムワークス、アケアカのハムスター、インティ・クリエイツなど

大手のサードよりも、中堅のこれらのメーカーの躍進が目覚ましい。

これは、任天堂スイッチの特性をはやく理解して、ソフトを投入すべき市場だという

経営判断が働いたということだろう。フットワーク軽く動いた結果、出すゲームの大体が

それなりの売り上げを上げる→更にソフトをリリースするという好循環が出来上がりつつある。

フライハイワークスは、今後も多数DLのソフトをスイッチ向けに投入することを決定しているし

アークシステムワークスは、3DSで多数のDLタイトルを出して、こちらも同じく実績がある。

初期のまだ市場が整っていない時期に、多数のソフトをリスクを冒しながらも

リリースする決定を下した判断は成功だったと言えるのだろう。


DL総数の公表は当然ながら無いが、フライハイワークスやアークシステムワークスが

ノリノリでリリースをしていることや、VOEZを作った大本のRayarkはちょうど今日から

ハクスラの3Dアクションゲームであるインプロージョンを配信開始している。



VOEZには無料で曲の追加を行っていて、近日中にまた曲が追加される予定になっている。

開発者も今後、ゲームを作っていきたいと言っているとも聞こえてくるので

今後、ますますDLソフト市場が充実することが予想される。

パッケージの販売される大作ソフトももちろんいいが、DLだけで展開する小粒なタイトルも

選択肢を増やすという意味で、ユーザーにとってもいいことしかない。

今後も、スイッチに多数のDLソフトがリリースされることを期待したい。


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