18禁のアダルトゲー市場で、ストーリー重視の重厚な作品を
作ることで有名な俗称・型月ことTYPE-MOON。
出しているゲーム自体は少ないものの、18禁ゲームタイトルとしては
ゲーマーからかなりの知名度を誇るタイトルを手掛けており、その世界観に
魅せられたユーザーも多く存在するタイトルを作っている。
特に、様々なシリーズ関連タイトルが断続的に出続けているFateシリーズは
日本のスマホゲーの中でもトップクラスの稼ぎ頭、Fate/Grand Order(FGO)が
爆発的な人気を誇っており、ゲーム内でイベントがあると、ツイッターのトレンドで
関連ワードがほぼ確実に上位に来るなど、まだまだ人気のあるタイトルとなっている。
そのTYPE-MOONが名前を上げることに一役買ったタイトルが
同じくPCで18禁タイトルとして発売されたタイトル、月姫である。
死線が見える直死の魔眼という能力を持つ遠野志貴という主人公と、吸血姫のアルクェイドが織りなす
伝奇恋愛ゲームとして同人タイトルとしてリリースされ、その世界観に一部の人が魅入られ
その後一般アニメ化されるという展開をされることになった、TYPE-MOONの最初のヒット作となっている。
家庭用には基本的に移植されておらず、派生作品だけが家庭用にはあった月姫だが
そのリメイクがこの夏に発売されるということが発表されており初報のときには当ブログでも記事にさせていただいた。
【もはやSwitchは欠かせない】TYPE-MOONの『月姫』リメイクがSwitchとPS4のマルチで発売決定!
最初の発表では今年の夏とだけ発表されていた月姫リメイクだが具体的な発売日が決定となったようだ!
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リメイク版『月姫』の発売日が2021年8月26日に決定!
この夏発売されていた月姫リメイク。
ファミ通が報じたところによれば、その発売日が8月26日に決まったとのこと!
リメイク版『月姫』8月26日に発売決定。アルクェイドシナリオ“月姫”とシエルシナリオ“夜の虹”の2篇で綴られる“月の表側”を語る物語が収録#月姫
https://t.co/MYt5UgaTGU pic.twitter.com/SbzdFrwycK— ファミ通.com (@famitsu) March 26, 2021
ファミ通の記事を詳しく見てみると、まず国内での年齢制限としては最高の
CERO:Zのレーティングがされているということ。
PS4ではCERO:Zタイトルは珍しくはないが、スイッチではあまりないレーティングのため
スイッチで売れるだろうかという疑問はある。このレーティングならPSのほうが売れると思うが
ノベルゲーなので、携帯できるスイッチとの相性が抜群ということで、売れ方としては拮抗するのかもしれない。
元々が18禁タイトルであるので、かなりそれに寄せたリメイクになるということだろうか。
また全員分のシナリオが出ないようで、どっかの生まれる前から伝説さんのように
分作になる気配がしている…と、実際にプレイした人からは言われてもいる。
分作になるのであれば、慌てて買うのは損する可能性も?売り方としてはあまり褒められた形ではない気がする。
ただいずれにせよ、カルト的人気があるタイトルがCSでは初、リメイクという形で
本当に久々に復活するというのだから、その点だけでも喜ぶユーザーが居るのは間違いない話でもあるだろう。
また個別の記事にはしないが、月姫を原作とする派生作の一つ
MELTY BLOODの新作が、家庭用の全てのプラットフォームで発売することが決定していたり
2回の延期を重ねて、ようやく正式な発売日が決定したFateのスピンオフタイトル
衛宮さんちの今日のごはんが4月28日に決定(DL専売)するなど
型月祭りとでも言わんばかりの新作情報が出てきている。全てのタイトルがスイッチに
リリースされるということで、遅まきながらスイッチ市場での型月という存在感を出そうと画策しているのかもしれない。
スイッチ全体の層からすれば、プレイする人口はごく一部だろうが、母数が多いので
それでも結構売れたりするのがスイッチ市場。今後の種まきという形でのリリースでもあるのだろう。