毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
昨日の速報では、7.2万台という台数を売ったことが発表されたスイッチ。
最近の売上が好調すぎて、7万台を越えているにも関わらず、なんとなく物足りなく
感じてしまう数字であったが、話を聞く限り、今ノーマルスイッチの品切れが
結構起こっているらしいという話もネット上で目にしている。
来週、いよいよ今年度末の大本命となるモンハンライズが出るわけだが
それに合わせて本体を確保しているのでは?と言った観測もあり、当たらずとも遠からずなのではと思っている。
ライトの売れ行きがいつもより多いことを考えると、本体が無かったのでライトを買った、あるいは
普通に在庫があれば今のシーズンは卒業シーズンで売上が上がるので、ライトとともに
ノーマルスイッチも売れていたのでは…?などとも思ったりする。
いずれにせよ、5年目の売れ方とは思えない勢いをスイッチはまだまだ保ち続けている。
ソフトは新作のA列車が1.6万本と順調な滑り出しを見せた。
他の定番タイトルもいつもの売れ行きで安定感が半端ないが
11位以降はどうなっただろうか?
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【ファミ通】2021年3月8日~2021年3月14日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲーム販売本数ランキング 集計期間:2021年3月8日~2021年3月14日
まずは恒例の新作消化率から。
A列車の消化率はまずまず。売れた本数から見るとだいたい3~4万本出荷ぐらいだろうか?
評判はともかく、根強い固定ファンのいるタイトルが故に、初回出荷分は問題なく捌けるのではないだろうか。
その他のスイッチのクラッシュ4とPS4のKOFもそれぞれランクイン。
クラッシュ4は消化率的にみると厳し目。これからどれだけ売れるかだが投げ売りが行われるかもしれない。
KOFもこの消化率は厳しい所。2D格ゲー市場は大きく萎んだのだなと改めて感じさせる売れ行きである。
相変わらず週間スイッチのランキング様相だが、なんとなんと久しぶりに
PS5のロンチだったスパイダーマンとデモンズソウルが30位圏内にランクイン。
しかし下位の方なので売上は大きいわけではない。
むしろ気づいたのは、昨年にPS5が発売してどちらもそんなに長くランクインしていなかったが
最後に確認できる売上本数から、いずれも2万本程度しかこの3ヶ月で上乗せ出来ていないということ。
普通に考えれば3ヶ月で2万本程度ならそれなりに売れているのでは?とも思うところだが
PS5はまだほとんどソフトが出ていないこと、年末商戦を間に挟んでいること、いずれも
ファーストタイトルと言ったことを勘案すれば、正直寂しい売上であるのは間違いない。
PS5にはDL版しか購入できないDEバージョンがあり、DL版がそれなりに売れる下地はあると
考えられるものの、日本でのDLの比率はパッケージに対して多く見積もって3割程度と
捉えられており、そう考えると両方とも総売上本数は5万本を若干越えたぐらいではないかと推測する。
また先週、今年始めてPS5ソフトでランクインした龍が如く7であったが2週目の先週は
当たり前のようにランク圏外になっていることを考えると、やはりPS4時代にもよく見られた
本体に対してのソフト売上が比例しない現象が、今回のPS5でも起こっているようだ。
昨日の集計で、国内のPS5の販売台数は50万台目前という結果が出ていたが
ソフトはどう考えても、その本体台数と比較してみると売れていない状況になっており
今回も国内でのPS5の本体の売上台数と、ソフトの売上本数の乖離は今の週販状況を見ると
今後もどんどん大きなものになっていくのではないだろうか。