当ブログで、毎週その結果を追って記事にさせているゲーム週販ランキング。
今は日本で一般人でもわかるように数字を公開しているのがファミ通だけになっており
現在はコロナ影響で毎週木曜・金曜に更新されているものを記事にさせていただいている。
他にはメディアクリエイトや電撃オンラインの週販と言った数字がかつてはあったが
メディアクリエイトは企業向けに情報を販売する方向にシフト、電撃オンラインは
今年の3月末を以って、その数字の発表を止めている。
ただ、これらの数値が出る週販とは別に、日本に存在する小売店の独自のランキングを
発表している店舗というのが幾つか有り、店舗独自のため具体的な数字は発表はされないものの
ランキングがどんな傾向になるかを、予想するには参考になるデータがある。
今回は当ブログでも時々記事にさせていただくことがある、日本の小売の一つ
TSUTAYAが毎週月曜日に、先週分の売上でランキングを発表している
TSUTAYAランキングで、先週分の更新がされた最新ランキングが発表されており
興味深い結果が出たので、またしても記事にさせていただきたいと思う。
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TSUTAYAの先週のゲーム週販ランキングが公開!マルチで発売のパワプロスイッチ版が1位を取る結果に!
TSUTAYAは公式サイトにおいて、毎週月曜日に各種扱っている商品の
ジャンル別ランキングを公開している。先週の分が本日更新されており
その中のゲーム販売ランキングの結果は以下のようになっている。
出典:https://store-tsutaya.tsite.jp/rank/game.html?r=W090&moid=rank_sgame(来週には内容が変わる)
新作として登場したeBASEBALLパワフルプロ野球2020が定番ソフトだけに
当然ながら1位に来ているのだが、スイッチ版のほうが1位を獲得したという結果が出ている!
TSUTAYAランキング関連の記事は何度も書いてきていて、もはやこのブログで何度言ったかわからないが
TSUTAYAは基本的にPSのほうが強い小売となっていて、ここで任天堂の機種に差をつけられている場合は
まず確実に、本家の週販のほうでも任天堂ハードのほうが上になるという状況になる。
スイッチ版はDL版を販売しているe-Shopのランキングでも、パワプロが1位を取っていることが
既に確認されていて、スイッチ版のパワプロは相当売れているのが間違いなさそうな情勢である。
パワプロシリーズ本編が、最後に任天堂ハードとPSで同発マルチで発売されたのは
実に今から12年前まで遡る2008年のことで、PS2とWiiマルチで実況パワフルプロ野球15が出て以来となる。
それ以降は、任天堂の据え置きに本編シリーズが出ることはなく、ようやく2019年に
スイッチでのパワプロが11年ぶりに任天堂据え置きハードで出たという状況であった。
その去年出たスイッチ版パワプロも本編扱いではなく、サブシリーズ扱いのタイトルになっているので
任天堂ハードはずっと疎遠になっていた野球ゲームシリーズだったと言える。
そんな状況下に於いても、今のスイッチの勢いではやはり、パワプロですらも
ずっとメインシリーズを展開していたPSよりも売れるということになるのだろう。
今年は現実のスポーツがコロナ禍によって、多大な影響を受けている中で
せめてゲームの中で野球を楽しみたい…などという思惑が多かったかはわからないが
少なくとも12年ぶりにメインシリーズが任天堂据え置き機に出たパワプロとしては
今後に繋がる結果が残ったのは間違いないと言えるのではないだろうか?
コングポイントでは104pt売れている今回のスイッチ版パワプロは、初週10万本到達の可能性も十分にある。
長くPSメインで続いていたシリーズでもこのような結果が出たことを見る限り
やはり、現状の日本市場でスイッチの存在感は圧倒的ということになりそうだ。
近年パワプロが「PSメイン」になっていたのは、自分には不思議な感じがします。 パワプロに実況サッカーシリーズと、コナミのスポーツ作はニンテンドウ64で人気を確立したイメージがあるので。(実況音声をリアルタイムで変化させるには、当時のCDよりROMカセットの方が適していたとか) 今回の結果が、今後に影響するのか注目したいです。
それにしても、コナミは家庭用ゲームにやる気があるのかないのか、どうもはっきりしませんね。 64時代には技術面で苦戦した国内サードの中で、図抜けた高クオリティ&リリース本数を維持しましたし、PCエンジンでは本数は少ないものの打率100%と言いたくなる活躍(グラⅡ・スナッチャー・ドラキュラX・ときメモなど)を見せてくれたものですが‥‥‥(遠い目)
パワプロはSFCが原点で、64でのシリーズなどは力が入っていましたし、実況サッカーは64で友達と結構遊んだもので、たしかにパワプロや系譜のタイトルがPSメインで任天堂がほぼなかったような状況で展開されていたのは、冷静に考えると不思議でありますね。
コナミは特にその当たりシビアに見るイメージが勝手ながらあるので、やはり某カントクの影響があったのではないか?と今になって見ると思えますね。
今のコナミは少なくともPCEやPSぐらいのときのような勢いは見る影もないなと思いますね。それでもハドソンのIPタイトルを出したり、DL専売でありながらコレクションタイトルもあったりと、最悪の時期は脱したように見えます。今後に期待ですね。