毎週更新の週販記事。今年度よりメディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナ禍の影響により、金曜日の発表となっている。
昨日発表された速報では、まず新作が先週は発売されておらず
ランキングTOP10はほぼいつものメンツ、それに加えて最後発マルチで完全版となった
キャサリン・フルボディ for Nintendo Switchが9位に新作として入るという状況であった。
キャサリン・フルボディは正直、最後発であるのとニンテンドースイッチのユーザーに
合わないと思われるタイトルであったので、まぁ順当な結果と言ったところだろう。
スイッチは5.2万台売れ、あつ森もまだ5.3万本売れるなど定番タイトルは安定の結果となっている。
TOP10内には3週目となったラスアス2が唯一PS4でランクインしている、相変わらずの孤立無援の状況であるが
そのラスアス2も早くも4桁の売上に落ち込んでおり、PS4の末期的な本体売上と合わせて
もはや浮上することは大きなセールでもない限りはまず無いだろうという状況になっている。
と、相変わらずのスイッチ無双が続く今の日本のゲーム業界だが
7月に入ってのまずは一週目のTOP30までの結果はどうなっただろうか?
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【ファミ通】2020年6月29日~2020年7月5日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲーム販売本数ランキング 集計期間:2020年6月29日~2020年7月5日
まずは恒例の消化率。9位に入ったキャサリン・フルボディの消化率はやや低め。
出荷は1.5万~2万本程度だろうか。これはちょっと捌き切るのは難しいかもしれない。
マーベルアイアンマンVRは予想通り14位で、TOP30圏内にランクイン。
消化率を見る限り、やはりVR専用ということで過度な出荷はしていないと考えられる状況である。
マーベル系は日本ではそれほどでもないが、海外ではかなりの反響が見込めるIPだけに
VR専用は悪手だったのではないかと思う次第ではある。せめてVR対応タイトルにしていればもっと良い結果を残せたのは間違いない。
2週目ブリガンダインは4000本以上を売って、2万本まで売れるのは確実の情勢になっている。
消化率を見る限りはまだ市場に在庫がある状況ではあるが、最終的に売り切ることは十分に可能だろう。
PSで展開されていたタイトルがスイッチに復活して、そこそこの結果を残す事例が相次いでいる。
今後もこういったかつての名作がスイッチで復活するという流れはあることだろう。
ここに来てFF7Rの売上がDQ11Sにまくられるという事態が起こっている。
御存知の通り、DQ11Sはあくまでスイッチでの最後発完全版マルチ。
既にPS4と3DSで販売している分を合わせれば、比べ物にならないほどの差がついているのに
ここに来て、更にDQ11Sに発売から3ヶ月ほどでまくられるというのは、もはやFFは
日本でちょっと存在感があるぐらいのIPに成り下がってしまっているということにもなる。
DQ11SがFF7Rよりもロングセラーになっているのは、スイッチとPS4の違いもあるだろうが
やはりゲームの出来を見ているのも間違いない話であって、DQとFFの差は想像以上についているのは間違いない。
先日イマジニアが遂に全世界90万本出荷を発表した、Fit Boxingもしぶとく29位にランクイン。
このジワ売れの仕方を見ると、15万本パッケージだけで国内突破も見えてきそうだ。
またコロナ感染者が増えている現状、こういったソフトの需要は再度強くなってくるものだと考えられる。