今現在、全国では続々その姿を消していることが確認されているゲームセンター。
スペースインベーダーブームから始まった、いわゆるアーケードと呼ばれるゲーム文化で
80年代~90年代は、特に不良のたまり場的なイメージを持たれた、家庭用ゲームから見れば
アングラな雰囲気を持つ場所として、一般には認知されていたように思う。
実際不良のたまり場として機能していた店もそれなりにあり、高校生が店内で堂々と喫煙していたり
ゲームを遊ぶ上での、暴力沙汰があったり、あるいはゲーセン店内やトイレ、店舗周辺で
カツアゲなどの脅喝行為が行われていたりすることは、当時のゲーセンに通っていた人であれば
どこかで一度は遭遇したことがあるものだったように思う。ちなみに、管理人もトイレで
一回カツアゲを食らったことがある。帰る間際で所持金50円で腹パン一発で見逃されたが←
あとは隣の格闘ゲームの対戦台で相手の戦法に切れた常連がリアルファイトを始めるのを見たこともある。
2000年代に入ってからは、ゲーセンのアングラなイメージはだいぶ払拭され
ゲームセンターではなく、アミューズメントスペースとか名前を変えて
高齢者や、子供と一緒の家族連れでも楽しめるような明るくオープンな店が増えている。
かつての暗く空気の悪いゲーセンが全く無くなったわけではないが、個人経営店も多かった
そのようなお店は、今はかなり淘汰され、地域によってはゲーセンがほとんど無いという場所も
今は珍しくなくなっている。かくいう管理人の住む新潟市も個人のやっているような小さな店は
ほとんど淘汰され、昔ながらのゲーセンは無くなってしまった。今思い浮かぶゲームが出来る店は
ラウンドワンや、ドンキや南ジャスの中にあるゲーセン、そしてカプコサーカスと
黒埼メジャロードぐらいだろうか。新潟市民限定の超ローカルネタで申し訳ない←
と、かつてのゲーセンに入り浸っていた人間からすれば、今のアーケードの状況というのは
非常に寂しい…その一言に尽きるのだが、ここまでは完全に前フリである。←
そんなかつてのゲーセンにノスタルジーと愛着を持つ管理人が、もっともゲーセンで
格ゲーをやっていた頃…90年代にとてもよくお世話になった筐体に、セガがリリースしていた
アストロシティという筐体がある。
1993年にセガがアーケードで発売したビデオゲーム用の筐体で、当時としては初となる樹脂製筐体であった。
樹脂製筐体になったことで、軽量化が図られ、全国各地のゲームセンターに導入された筐体であり
その販売台数は5万台を越えるとのこと。一般的にはバーチャファイターのイメージが強い筐体である。
しかし、非常に汎用性が高くゲーセンのビデオゲームに於いてのフォーマット的な筐体として扱われており
筐体上部のAstro Cityの刻印と、緑色のレバー・6つのボタンについては、まずこの頃ゲーセンで
少しでもビデオゲーム筐体のゲームをやったことがあれば、触ったことが無いという人は
居ないであろうと思われるほどのメジャーな筐体となっている。というか、今でもビデオゲームが置いてあるような
ゲーセンではこのアストロシティを使ってゲームを稼働させている店もまだまだある。
そんな往年のアーケードゲーマーには認知率100%であると思われるアストロシティが
今流行のミニ化が行われ、今年の12月に発売されることが確定報として発表されている!
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2020年12月にセガトイズより『アストロシティミニ』が発売決定!36タイトルの収録が決定!
往年のアーケードゲーマーであれば、仮に名前を知らなかったとしても
その筐体を見れば、まずアレか!となる筐体であると思われるアストロシティ(名前を知らないことが多分無いがw)
当時のゲーマーとしてはもはやノスタルジーすら感じるアストロシティの手のひらサイズの
アストロシティミニがセガトイズより発売されることが、発表されている!
ゲーセンの熱狂が、この一台でよみがえる
『アストロシティミニ』発売決定!
セガのアーケード筐体「アストロシティ」を6分の1のサイズで忠実再現。『バーチャファイター』をはじめとする36タイトルを収録! セガトイズより、2020年12月に発売します。https://t.co/nkT4z7wnZL#アストロシティミニ pic.twitter.com/13w6DSQzWK
— セガ公式アカウント🦔 (@SEGA_OFFICIAL) July 8, 2020
また筐体だけでなく、コントローラー型の外付けミニパッドも発売決定とのこと!
#アストロシティミニ の大きさは幅130×高170×奥170mm。重量は約600g前後を予定。
本体には、HDMI端子、USB端子×2、ステレオミニジャック、USB Micro-B(給電用)を用意し、HDMI接続によるテレビ出力や、一部タイトルは同日発売予定の別売パッドを使いふたりプレイも可能です!https://t.co/nkT4z7wnZL pic.twitter.com/g19TnYVM0F
— セガ公式アカウント🦔 (@SEGA_OFFICIAL) July 8, 2020
既に値段や大きさなどの仕様も公開されている。
アストロシティミニ
■商品名: アストロシティミニ
■商品サイズ: 幅130 × 高170 × 奥170mm
■価格: 12,800円(税別)
■同梱物: 本体、電源用USBケーブル、HDMIケーブル、取扱説明書
■発売予定日: 2020年12月予定
■発売元: 株式会社セガトイズ
■販売元: 株式会社セガ
■著作権表記: ©SEGA ©SEGATOYSアストロシティミニコントロールパッド
■商品名: アストロシティミニコントロールパッド
■商品サイズ: 幅150 × 高30 × 奥67mm
(変更になる可能性があります)
■価格: 2,780円(税別)
■発売予定日: 2020年12月予定
■発売元: 株式会社セガトイズ
■販売元: 株式会社セガ
■著作権表記: ©SEGA ©SEGATOYS
※デザインは変更になる場合がございます。
かつてのアーケードゲーマーからすれば、素晴らしいコンセプトの商品!
この緑のレバー・ボタンでいろいろなゲームをしたのが思い出される。
全くもって余談だが、タバコの火によって端が焦げて変形したボタンが
一つのゲーセンに一台はほぼ確実に存在していたのも思い出す←
収録タイトルは36本が予定されているとのことで、10本まで収録タイトルが
現時点では公式で正式に発表されている。
#アストロシティミニ 全36タイトルを収録予定
【タイトル発表第1弾】
バーチャファイター、ファンタジーゾーン、ゴールデンアックス、ゴールデンアックス デスアダーの復讐、エイリアンシンドローム、エイリアンストーム、獣王記、コラムスII、タントアール、ダークエッジhttps://t.co/nkT4z7wnZL pic.twitter.com/sONGZbawa3— セガ公式アカウント🦔 (@SEGA_OFFICIAL) July 8, 2020
アストロシティの代名詞であるバーチャファイターの収録はもちろんのこと
その他のタイトルもセガの定番的タイトルばかりである。獣王記の採用率は異常。
個人的にはワンコインでクリアするまでハマったタントアールの収録がなかなか評価が高い。
こうなってくると、残りの26タイトルのラインナップや、そして何よりエミュレーションが
どこまで当時のものが再現されているかも気になるところ。いずれにせよ、かつての
アーケードゲーマーにはあまりにも馴染みが深いアストロシティのミニ化ということもあって
先日大きな落胆で迎えられてしまったゲームギアミクロの再来が無いことを期待したい。
個人的にもかなり気になるハードであり、購入を検討したいと思う。