毎週恒例水曜日の週販記事。今はコロナの影響で木曜日に更新中。
ニンテンドースイッチが発売されてから、170週目となる2020年5月第5週の週販ランキングが
先程ファミ通で更新された!
先週のスイッチは合算で5.2万台と、最悪の時期を脱したかのように見える結果となっている。
巣ごもり需要・あつ森需要で数字が大変なことになっているが、本来であればGW終了後は
小売閑散期ということで、全体的にモノが売れない時期であり、昨年の同時期がライトはなかったとは言え
2.5万台の販売台数だったことを考えると、やはりニンテンドースイッチは好調以外の何者でもない状況である。
ただ巣ごもり・あつ森需要は相当大きく、未だにネット通販での抽選販売状況は変わっていないところを見ると
本体の供給が需要に追いついていた場合、一体どれだけ売れたのかという仮定の話を考えてみたくもある。
一方PS4もコロナの影響で品薄なのか、PS4スリム(通常)の販売台数がなんと3桁台に落ち込んでしまうなど
今まで見たこともないような数字が確認されている。流石に先週はもう少し持ち直すと思うがどうなるか?
ソフトは発売から2ヶ月経っても相変わらずあつ森が強い。発売2ヶ月が経過しても
週販での6桁販売を維持しており、一体これからどれだけ売れるのかも想像がつかないほどに好調である。
FF7Rが発売された週だけはTOPを明け渡したが、それ以降はずっとぶっちぎりの週販TOPを維持している。
先週は任天堂のタイトルとして、注目のタイトルが一つ。
2010年に発売され、今年で10周年を迎えるRPGソフトのリマスタータイトルである
ゼノブレイドディフィニティブエディションが発売している。
扱いとしてはリマスターだが、新たなシナリオが追加されていたり
ゲーム内のグラフィックの大幅手直し、音楽の新たなバージョンの収録
オリジナルでは没マップとなった場所に新シナリオで行けるなど実質リメイクに近い作り込みがされている。
とはいえ、Wiiで発売された後Wii Uでも3DSでも発売されているタイトルであるので
決定版で神ゲーとして認知されているタイトルとは言え、売上はそこまで大きくはならないとも予想している。
コングなどのポイントを見る限り、あつ森と僅差になりそうだがあつ森のほうが
若干売上が上回っていそうではある。果たして結果はどうなるであろうか?
PS4ではかつてセガがPS3で出したタイトルでプラチナゲームズが開発したタイトルである
ベヨネッタとヴァンキッシュをリマスター・カップリングして一つにまとめたベスト盤的なタイトルとして
BAYONETTA&VANQUISHをリリースしている。
ベスト盤的なもので値段が抑えられているので、一週目はそれなりに売れるだろう。
TOP10に入るかどうかは予想がつかないが、入る可能性は高いとは思う。
こちらもリマスタータイトルになるがPS4で
人気シリーズの英雄伝説シリーズのリマスター・英雄伝説 碧の軌跡:改も発売。
こちらも固定ファンがいるタイトルで、リマスターとは言え初週はある程度売れるだろう。
あとはTOP10入はしないだろうが、30位以内に確実に入るであろうと思われるのは
スイッチにプラットフォームが移って注目度も増している女性向けゲームである
うたの☆プリンスさまっ♪Amazing Aria&Sweet Serenade LOVE for Nintendo Switchがある。
2017年にVitaで発売されたものの移植だが、どれだけ乙女ゲーユーザーが移っているかの目安にもなりそうだ。
海腹川背 BaZooKa!がスイッチとPS4の
マルチで発売されているが、TOP30に入るかどうかは正直不透明である。
日本ではあまり注目はされないだろうが、スイッチに他機種ですでに発売されたものの
コレクションタイトルとなるバイオショック・ボーダランズコレクションといったタイトルも出ている。
Take2タイトルもだいぶスイッチに来るようになって、存在感が更に増している状況である。
まとめてみると、かつてのタイトルのリマスターやコレクションタイトルが
非常に多かった先週の新作ソフト群。注目はやはりあつ森が1位を守るか
ゼノブレイドDEがトップになるかの争いだろう。気になる結果は見出しのあとで!
Sponsored Link
ニンテンドースイッチ170週目は合算で10.7万台を売り上げる!ゼノブレイドDEが9万本売り上げる!
先程、ファミ通で更新された速報ランキングの記事は↓である。
【ソフト&ハード週間販売数】『あつ森』が今週も週販10万本超えで首位。『ゼノブレイド DE』は9万本セールスで惜しくも2位に【5/25~5/31】
ハード販売台数・TOP10ランキングの引用を貼る。
今週も『あつまれ どうぶつの森』が1位。発売以降、毎週10万本以上という、高水準の週販本数をキープしており、累計販売本数は468.5万本に達した。
2位には『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』がランクインした。『あつまれ どうぶつの森』にはわずかに及ばなかったものの、初週90789本は上々のスタート。ここのところ、ロングセールスを続ける定番タイトルがランキングの上位を占めてきたが、今回のランキングでは、『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』を始め、『英雄伝説 碧の軌跡:改』が4位、『うたの☆プリンスさまっ♪ Amazing Aria&Sweet Serenade LOVE for Nintendo Switch』が7位、『BAYONETTA&VANQUISH』が8位と、新作ソフトが4本もTOP10入りを果たしている。
ハードは、Nintendo Switchが7.3万台、Nintendo Switch Liteが3.4万台と、いずれの前週の倍以上の週販台数。依然市場では品薄状態が続いているとみられるが、『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』が発売されたこともあり、大きく台数を伸ばした。
ソフト推定販売本数TOP10
1位(先週1位) Switch あつまれ どうぶつの森
10万2749本(累計 468万5419本)/任天堂/2020年3月20日発売2位(初登場) Switch ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション
90789本/任天堂/2020年5月29日発売3位(先週2位) Switch リングフィット アドベンチャー
39518本(累計 95万6559本)/任天堂/2019年10月18日発売4位(初登場) PS4 英雄伝説 碧の軌跡:改
12047本/日本ファルコム/2020年5月28日発売5位(先週4位) Switch マリオカート8 デラックス
10415本(累計 296万5844本)/任天堂/2017年4月28日発売6位(先週3位) Switch スプラトゥーン2
10041本(累計 343万7424本)/任天堂/2017年7月21日発売7位(初登場) Switch うたの☆プリンスさまっ♪ Amazing Aria&Sweet Serenade LOVE for Nintendo Switch
9216本/ブロッコリー/2020年5月28日発売8位(初登場) PS4 BAYONETTA&VANQUISH
7397本/セガ/2020年5月28日発売9位(先週7位) Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
7262本(累計 371万1072本)/任天堂/2018年12月7日発売10位(先週5位) Switch Minecraft
6741本(累計 139万9850本)/日本マイクロソフト/2018年6月21日発売中略
※本ランキングの推定販売本数は、パッケージソフトおよびダウンロードカード、本体プリインストール版を合算したものです。
ハード推定販売台数
Switch/73117台(累計 1148万8030台)
Switch Lite/34476台(累計 226万6677台)
PS4/3264台(累計 759万2656台)
PS4 Pro/2603台(累計 154万180台)
Xbox One X/174台(累計 20418台)
Xbox One S/11台(累計 93300台)
New 2DS LL/1109台(累計 171万7312台)
New 3DS LL/48台(累計 588万7618台)引用元: 【ソフト&ハード週間販売数】『あつ森』が今週も週販10万本超えで首位。『ゼノブレイド DE』は9万本セールスで惜しくも2位に【5/25~5/31】
というわけで、ニンテンドースイッチの170週目はノーマルスイッチが73,117台
Liteが34,476台を売り上げ、前週からの累計売上台数は合算で13,754,707台となった。
本体の台数が10万台を再び超えた状況に。昨年の同時期から比べるとやはりえげつないまでに本体が売れている。
本体の供給が枯渇状況にあったが、ここに来てだいぶ回復しているので古川社長の見立ては間違っていない状況にある。
このまま行けば、やはり4年目というハード売上ピークを迎えるスイッチは最高の結果を残しそうだ。
ファミ通も触れているように依然として品薄が続いているのは間違いないので、今後もしばらくは出荷すれば売れるということになるだろう。
PS4は先々週の最悪な時期を乗り越えたようだが、またしても合算6千台前後を維持していくようになりそうだ。
今後行われるセールでどれだけ盛り返すかではあるが…。
ソフトはやはり僅差ではあるもののあつ森が1位を維持。
しかしゼノブレイドDEも9万本売れているということで、値段の関係からDL版が
ある程度売れると考えられるソフトと考えると、この結果は上出来ではないだろうか。
イギリス市場では初週1位を記録もしているので、海外分も含めるとミリオンは到達するだろうと予想する。
3位のリングフィットが久々に大きな数字。もうミリオン間近となっている。
この出荷状況であれば、今月中には国内ミリオンを達成するのは間違いないだろう。
これからは某生まれる前から伝説さんとは差がつく一方になると思われる。
なお、その伝説さんはついにトップ10圏内から陥落に。
新作は英雄伝説が1.2万本以上を売って4位。ただ来週にはガクっと下がるのは間違いない。
また自分の予想を超えてきたのがうたプリ。なんと9千本以上売り上げてベヨキッシュ以上の売上に。
移行が遅いとされる乙女ゲーユーザーも着々とスイッチに移動してきているのは間違いないようだ。
新作が発売された時には、5桁の売上も夢ではないのではないだろうか。
スプラトゥーン2がまだ6桁を維持しており、凄まじい息の長さを感じる。
小売閑散期に於いても強いスイッチ。本体供給が安定してくればどんどん数字が積み上がっていくことだろう。
モノリスの高橋哲哉さんはFF6のグラフィックディレクターとして元はFFチームのど真ん中にいたわけですが、そこからオリジナルを立ち上げ、色々あって独立し縁あって任天堂傘下に入り、今やその最も信頼される右腕的存在となりました。
ゼノブレイドシリーズは客観的に見て、21世紀以降に立ち上げられた(物語重視の)和製RPGでもっとも成功した作品と言えると思います。(ゲームラボは無印1について以前「世界と戦えるJRPGの進化形」と評価) かつては某7チームと同僚だった方がここまでの実績を達成した一方、古巣の近年の迷走を目の当たりにすると、ちょっとした慢心が10年単位で蓄積するとここまで明暗分かれるのかなどと、いろいろ世の摂理について考えさせられてしまいます。
‥‥‥今回の初週売り上げは中々ですけど、あちらの半詐欺リメイク作よりも売れていい内容だと思うので、できるだけ息長く粘ってほしいものです。
ちなみに、4位の会社も高橋氏の古巣ですよ(苦笑)
ゼノブレイドシリーズは、日本だけでなくむしろ海外でコアなファンを獲得したので、今後はシリーズ出すたびに安定した売上を記録していくのは間違いないでしょうね。
FFシリーズみたいなネームバリューがあったタイトルが、シリーズを出すごとに売上を落としていく中、ゼノシリーズはその対極を進んでいますので、シリーズが今後順調に出れば、いずれはゼノシリーズとFFシリーズの立場が逆転…なんてこともあり得るのでは?と思ったりします。
高橋氏は現FFシリーズの中核のあの方とは先輩・後輩な立場にあったわけですが、今でははっきり明暗分かれてしまった形ですね。とにかくあの方は、ゲームづくりのセンス云々以前の問題にソフトを出しませんからね。ゼノシリーズも決して多発されているタイトルではありませんが、シリーズの合間に今回のようなリマスター持ってきたりで上手いやり方をしているなと思います。
今後も任天堂の傘下にあるモノリスはゲームづくりで慢心することは無いでしょうし、ますます作品が楽しみになっていく会社となりますね。
ゼノブレイドDEは細く長く売れていくタイトルだと思っています。任天堂から気づいたらミリオンの報告があるとかそんなタイトルになるのではないかなと思っています。売れてほしいですね。
>通りすがりさん
そういえば、元々はファルコム所属の人でしたね。
ファルコムからも優秀な人材がいろいろな会社に散らばっていたりしますよね。
ランクインこそしてないみたいですが、ゼノブレイドDEに加えて僕は前から気になってたボーダーランズのコレクションタイトルをDLで買いました!
ドラクエ10とゼノブレイドの片手間に少しずつ遊ぶかな、程度に考えていたんですけど、予想以上に自分好みのゲームで、あっという間に時間が飛んでいってしまってます。
懸念していた他機種からの劣化移植もないみたいですし、良いゲームに出会えてよかったです。
売上が良ければボーダーランズ3もスイッチに来るかもしれませんね。
おお。日本ではどうしても影が薄くなりがちな洋ゲーですが、ボダランシリーズはプレイした人からの評価は高かったと記憶していますので、その感想も納得というところですね。
最近はスペック至上主義の洋ゲーもスイッチ版がかなり売れることがわかって、スカイリムとかウィッチャー3も高技術を使ってスイッチの携帯モードでも遜色なく遊べるように移植してきたりしていますから、おっしゃるとおり新作も今後同発マルチで出る可能性は十分に有りえますよね。