(この記事はタレコミから作成しています。情報提供ありがとうございました。)
発売から、今年の3月3日で丸2年。
今は3年目を迎えているニンテンドースイッチ。
発売直後から国内外で強い需要を維持し続け、任天堂の大型タイトルが
適度な間隔で出されることから、発売から2年が経った今でも全くその勢いは衰える気配を見せない。
それどころか、週販の推移を見ると勢いはどんどん増すばかりで、任天堂の過去の据え置きハードで
もっとも成功したとされる、Wiiの勢いと同等、あるいはそれを越えるレベルでの売れ方を見せている。
据え置き機と携帯機を融合させたことから、任天堂の今までは分散されていた客が
一つに集まりつつあることを実感するような売れ方で、これから先、注目タイトルが
また発売された時に、どれだけ売上を伸ばしていくか、週販に興味を持っている
人間からすれば、楽しみで仕方ないハードとなっている。
日本での週販については、当ブログでも利用しているデータを提供しているのが
メディアクリエイトである。他にファミ通や電撃などの
集計機関はあるものの、メディアクリエイトの週販データが今の所、一番参照されている。
実はこのメディクリは、従業員数が11人という小さな会社であるが
そのデータは国内だけではなく、海外の関係者にとっても重要なデータとなっている。
そのことに触れた記事が、経済ニュースを扱うBloombergで更新されており
記事の中で、メディクリの代表取締がスイッチの展望について語ったくだりがあったので紹介する。
Sponsored Link
メディクリ細川代表取締役「『ニンテンドースイッチ』のライフサイクルは7年。ピークは3年目」
メディアクリエイトは、東京・神保町に会社を構える全従業員11人の小さな会社であるが
そのデータは、海外のヘッジファンドなどにとっても重要なデータであることが記事になっている。
その中で、メディアクリエイトの細川代表の見解が取り上げられている。以下引用。
古本屋の街として知られる東京・神保町の小さな調査会社が、時価総額4兆円を超す任天堂の株価を動かしている。ゲームに特化したメディアクリエイト(東京・千代田区)は独自のデータや分析結果を顧客に提供しており、いち早く情報を得たい海外ヘッジファンドからの信頼も厚い。
同社のデータベースは約2000に及ぶ小売店のPOS(販売時点情報管理)システムだ。これに過去の販売台数やタイトルへの注目度、季節性などの要素にアナリストの分析も加え、ゲーム機やゲームソフトの販売数を推計している。必要に応じ、直接小売店への聞き取り調査も行う。
任天堂のデータ公表が3カ月に一度であるのに対し、メディアクリエイトは毎週ウェブサイトで販売本数情報を無料で公開しており、市場では先行指標として受け止められている。年間2万ドル(220万円)を払えば、中古品や周辺機器のデータ、詳細なリポートの入手も可能。アナリストが持つ豊富な経験値は、投資家がデータを信頼する理由の一つとなっている。
中略
主力ゲーム機のスイッチは発売から2年が経過し、普及が進むかどうか重要な局面だ。任天堂は年末商戦後の1月に発表した決算で、今年度のスイッチ本体の販売目標を2000万台から1700万台に下方修正した。ただ、メディアクリエイトのデータから推計すると、新たな目標値は上回る可能性が高まっている。
細川氏はスイッチの年齢別の購入者分布について、幅広い年齢層に広がる「フラットな台形に近づいている」と指摘した。同様の形状となったのは1億5000万台を販売し、社会現象にもなった携帯ゲーム機DSで、スイッチも「伸びしろはある」と予想し、「ライフサイクルは7年、ピークは3年目」とみている。
本家サイトの総評の出来はともかく、少なくとも会社のデータとしては
PS・SSの頃からやっている事業ともあって、売れ方のパターンなどをいくつも見ている
細川代表にとっては、今回のスイッチは相当に凄いことになりそうな予感がしているのだろう。
ピーク3年目との指摘だが、個人的には4年目に来るのでは?と思っている。
今年が3年目となっているが、今年でポケモン本編・ぶつ森と言った子供と女性層に
強く訴求できるタイトルが出る。そして来年の4年目に新作と今まで出してきた
任天堂タイトルで、爆発的な売上を残す…そんな気が個人的にはしている。
ライフサイクルは7年は、任天堂の据え置きではかなり長い部類に入るが
途中でスイッチの性能アップバージョンも出るような気がするので
こちらも予想より長くなるのでは?と、個人的には予想してみたり。
当たるも八卦、当たらぬも八卦ではあるが。