この年末に大量の出荷を行い、ようやく普通に買えるレベルまで
在庫が潤ってきたニンテンドースイッチ。
ひとまず、この年末商戦の大量放出により、今まで人気で買えずに
悔しい思いをしていた人たちにも、ようやく余裕を持って普及するようになってきたと感じている。
ただ、年末商戦で元々大量の出荷を見込んでいたことは間違いない話ではあると思われるので
今後の発表次第では、またしても品薄状況になる可能性も0ではないと予想している。
現在は、比較的手に入れやすくなったスイッチだが、今度は別の問題が発生しているようである。
そう、ハードを買ったら、当然次に買うのはソフト。各地での状況を報告する場所では
今度はソフトの品薄が起こっていることが報告されているようだ。
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任天堂の定番タイトルから、サードのソフトまでソフトが全体的に品薄状態に!
管理人の地元には、そこまでゲームを扱うショップや家電量販店が無いので
現状のニンテンドースイッチのソフトが、どこまで売れているのかは自分の目で
確かめることは出来ないのだが、5ちゃんに立った以下のスレではかなりの品薄報告が行われている。
スレをざっと眺めてみると、大手の家電量販店やTSUTAYAやGEOなどといったところで
スイッチのソフトが軒並み売れて、品薄または売り切れ状態になっているのが目立つという
書き込みが多くある。もちろん、匿名の掲示板なので完全に信じられるかは判断が難しいが
例えば、Amazonでのブレスオブザワイルドが、現在、最初販売していた価格より若干値が上がっていたり
最近出たマップ付きバージョンは、プチプレミア化しているのは間違いないようだ。
また、全国の店舗の在庫状況一覧を確認できる、ヨドバシカメラで、この記事を書いている時点で
ブレスオブザワイルドの在庫を確認してみると、すぐに在庫が用意できないお取り寄せ状態に全店舗でなっていることが確認できる。
※2018/1/5 21:30現在の全国ヨドバシのブレスオブザワイルド在庫状況。
その他、ゼノバース2やFIFAなどの元々人気があったタイトルや
任天堂の定番タイトル、マリオオデッセイやスプラトゥーン2なども売れていたようだ。
他にも変わった所で、すみっコぐらしやギアクラブなどのソフトも品切れ報告などがある。
考えてみれば当たり前の話で、あれだけ本体が売れればソフトも同時に売れるごくごく自然な現象と言える。
小売としても、初のホリデーシーズンということで、入荷の量を読み間違えた所もあるのかもしれない。
そして、今回のごくごく当たり前の現象を見て思うのは、現状普及台数では大きく勝っているはずの
PS4のソフトが、このような売れ方をしないという市場であることがいかにいびつであるかということも
露呈する結果となっている。国内では、まだ200万台以上、スイッチ本体より普及しているはずの
PS4ではこのような売れ方を全くしないのが、逆に不自然でもあるということ。
それほどまでにPS4でのソフトの売上は壊滅的である。思うに中古で買う人が多く居るのだろうと考えられることや
PSN+に入っていると提供されるフリープレイタイトルが定期的に
配信されることから、PS4のソフトが売れない市場が出来ているのではないかと推測する。
フリープレイはユーザーとしては良いのかもしれないが、ソフトの必要以上の安売り・投げ売りは
ソフトの質の低下を招き、ますますゲームが売れなくなる悪循環を産み出す危険性をはらんでいる。
その落とし穴にPSがはまったのが、今のPS界隈のソフトの売れ方に露骨に出ていると考えることが出来ると思う。
ゲームソフトが売れれば、メーカーはもちろん、販売する小売にも当然利益があがる。スイッチは
ここ数年停滞気味だった、CSゲームの救世主として捉えている業界関係者は多いのではないだろうか。
この数年、PS4がシェアを取っていたゲーム業界が少なくとも国内では歪な市場だったということが
今回のスイッチのハードが売れてソフトが売れるという当たり前の現象によって、浮き彫りになったのは皮肉と言えよう。