毎年6月、アメリカのロサンゼルスで開催される
元は米国の小売業に向けたゲーム見本市であるE3。
当ブログでは、2017年と2018年のE3について、いくつかの記事を書いているわけだが
今では全世界のゲーマーが注目するイベントともあって、毎年各社E3が初出の情報というものを多く用意してくる。
まさに、全世界のユーザーに向けてこれから発売する予定の注目作・大作をアピールする
絶好の場ともなっている今のE3だが、2019年に開かれる予定のE3にSIEが出展を取りやめる意向であるという
ゲーム業界にとっては大きなニュースとも言える報道がされている!
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SIEが『E3 2019』に不参加の意向を表明!独自カンファレンスも見送る予定との報道。
というわけで、ゲーマー的にはかなり衝撃的な報道は以下の引用になる。
ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント(SIE)は、2019年6月に開催される世界最大のゲームイベント「E3」(Electronic Entertainment Expo)に参加しない方針を発表しました。
これはE3を主催するESA(Entertainment Software Association)のプレスリリースにSIEの名前がないことにつき、海外メディアの問い合わせに対して明らかにされたもの。1995年から開催されてきたE3の歴史において、初の「ソニー不在」となります。
SIEの声明によれば「業界が進化するにともない、SIEはコミュニティと交流する斬新な機会を模索し続けています」とのこと。続けて「PlayStationのファンは何よりも大切で、我々はゲーマーを楽しませるために常に革新し、独創的に考え、新しい方法を試してみたいと思っています。その結果、2019年のE3に参加しないことを決定しました」と不参加を正式に表明しています。
その一方で、「2019年にコミュニティと交流する新たな親しみのある方法を検討中で、発表できる日を楽しみにしています」と付記しており、E3とは別のゲーマー向けイベントを開催する可能性の含みをもたせています。
さらに「EA(Electronic Arts)のように、E3の近くで独自のゲームショウを開催する予定はあるか」との質問に対しては、PlayStationの広報担当シニアバイスプレジデント(senior vice president of communications)であるJennifer Clark氏は「E3の周辺で記者会見やイベントは開催しない」と回答しています。
今回の発表に先立ち、2014年から毎年開催された独自イベント「PlayStation Experience」を2018年には実施しないことが明らかにされていました。SIEのShawn Layden氏は 「(PS4の)スパイダーマンが発売された今、私たちは2019年発売の『 Days Gone』などに取り組んでいるが、北米のある場所まで人々に足を運んでもらうには十分な材料はないだろう」といった理由を述べています。
すでにネットを通じた情報発信が定着している現代においては、会場の設営に高い費用をかけながら一部メディアや来客にしか伝わりにくく、また目に見える成果を発表するために開発スケジュールに影響を及ぼしかねないゲーム発表イベントを開催する意義は、極小化しているのかもしれません。
PSがCSゲーム業界にPSを引っさげて参入したのが、1994年の年末からなので
それ以降、毎年出展を行ってきたものを、今回初めて不参加の意向とのこと。
基本的に、見栄っ張りで、発売日すら未定であっても、大作・注目作であれば
E3で率先して大々的に発表してきたソニー(2015年のFF7Rやシェンムー3が好例だろう。)が
E3に出ないというのは、なんともひっかかるというか…。らしくない…というのが正直な印象である。
記事内に書いてある、新たな方法というのが果たして現在模索されているのかもわからないが
もはやE3に出せるような大作ゲーム自体が無いのでは?と下衆の勘繰りを入れてしまうのも事実。
しかし、個人的にはこのE3不参加表明は本当なのか?と言った、まだ懐疑的な思いもある。
果たして、SIEは本当に今年のE3の出展を見送るのだろうか?もし本当に不参加だった場合
どのような形で新作ゲームの情報を公開してくるのか?行方が注目される。