セガがスイッチでも展開することとしている、往年のセガタイトルを復刻する
プロジェクトであるSEGA AGES。
今年4月のセガFESにて、初めて告知され、その後9月より
タイトルが月に数本のペースで今のところはリリースされている。
往年のセガファンにとっては、今まで他ハードで展開されてきたSEGA AGESであっても
スイッチの携帯できる利便性と、開発側でDCやSSのゲームも動かせる可能性が
示唆されているもので、過去別ハードで展開されてきたときには発売されなかったような
タイトルが復刻することを待ちわびている人も多いのではないだろうか。
SEGA AGESのラインナップは今も続々と発表されているが
新たなタイトルの発表があったようだ。しかし…
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SEGA AGESの配信ラインナップに『ぷよぷよ』『ぷよぷよ通』のアーケード版が追加。オンライン対戦にも対応とのこと。
16日に東京で開かれた、ぷよぷよの大会の場に於いてSEGA AGESの新たなる配信タイトルとして
ぷよぷよとぷよぷよ通の
アーケード版がオンライン対戦に対応して、配信されることが確定となったとのこと。
その告知を行う、シリーズプロデューサーのツイッターのツイートを引用する。
SEGA AGESシリーズで『ぷよぷよ』『ぷよぷよ通』(アーケード版)がNintendo Switchに登場、オンライン対戦対応予定。
→プロ大会「ぷよぷよチャンピオンシップ」放送終了https://t.co/Yu1QLSp2X5https://t.co/yIcjr9qLRphttps://t.co/XH7w8oK7jOhttps://t.co/y7oGr9lqI9https://t.co/9Vo00ztq0i pic.twitter.com/fxrgyptIvx— 細山田 水紀 (@hosoyamada_mizu) 2018年12月16日
言うまでもなく、ぷよぷよはアーケードではセガからリリースされ
爆発的なヒットを飛ばしたタイトルである。そしてその続編である通(2)は
相殺というシステムを取り入れ、ある意味この時点でぷよぷよというゲームの
システムが完成された、金字塔的作品であると言っていい。
相殺がない初代ぷよぷよは連鎖を如何に早く組むかが勝負の分かれ目で
大体、階段積みの5連鎖が組めればかなりの確率で勝てるゲームなので
初代は実力がある人同士がプレイすると、ほぼ同時に相手を殺せる連鎖を組むことができ
あとは連鎖発動後、ぷよを如何に地面につける時間を遅らせるかを競う
ぷよ回転ゲーになっていたことを覚えている人も多いのではないだろうか。
なので、ぷよぷよはその後のシリーズとは別物のタイトルだと思っていい。
通は前述の通り、相殺システムが出来たわけで、上級者同士の対決は
連鎖を組む速度も重要ながら、連鎖をどこでしかけるかのタイミングなども
重要になってくるゲームとなった。この2つのタイトルが配信されるのは別にそれはそれでいい。
しかし、DL専用ソフトのぷよぷよeスポーツが少し前の10月終わりに配信されたばかりである。
【ストレートすぎ】『ぷよぷよ eスポーツ』が10月25日にスイッチとPS4のマルチで発売決定!
ぷよぷよeスポーツでは、ぷよぷよ通とフィーバーのルールでプレイできるものとなっていたが
そのすぐ後で、オリジナルの通を出してオンライン対戦に対応させるのは展開のさせ方としてはいかがなものか…
と、個人的には思ってしまう。eスポーツとしてのぷよぷよを定着させたいという思惑から
わざわざストレートなネーミングのタイトルを作ってリリースしたのだと思うが、これでは正直
戦略的にチグハグであると思わざるを得ない。通のアーケード版のオンライン対戦だけで満足できる層も
結構居たと思うのだが…。セガの思惑が透けて見えるやり方であり、正直いいやり方とは思えない。
ぷよぷよとぷよぷよ通は別配信になるとのことで、税を入れての価格は999円になると思われる。
2つ買い揃えるとほぼ2000円になるわけで、eスポーツを500円で買った人はともかく
定価で買った場合には、こちらを買えば良かったと思う人も多いのではないだろうか。
セガのやる気は一体どこに向かっているのだろうか…。正直理解に苦しむ。