2011年の12月に、前世代機のPSPを受け継ぐ形で販売された
ソニーの携帯ゲーム機であるPS Vita。
元々は、NGP(Next Generation Portable。ネオジオポケットではない)の
コードネームで開発されていた機体であり、ニンテンドー3DSに遅れること9ヶ月。
背面タッチや、当時の主流だった3G回線をドコモと特別に契約することにより
外でオンライン対戦などが出来ることを売りにしたハードだった。
しかし、蓋を開けてみれば、売りとなる要素のどれもが任天堂の二番煎じで
更に機能を上手く使いこなせていなかったし、3Gについては、その後すぐに
4G・LTEが主流となったため、完全に空気という存在となり、最終的に
ドコモも特別プランの提供をやめて、フェードアウトしてしまうというお粗末さを露呈した。
更には、専用のメモリーカードが相変わらず必要だったり、3DSと比べると
確実にニッチな商品となってしまい、最終的に発売されるソフトは紙芝居ゲーや
乙女ゲーなどになってしまう。PS4とのマルチタイトルもあるが、今度はVitaにあわせるために
PS4での表現が削られたりすることもあって、PS4ユーザーからもあまり歓迎されないハードになっている。
最終的に、現在はマイクロソフトのIPとなってしまっている
マインクラフトが命を繋いでいる状況だが、現状の週販の台数や
肝心のファーストであるソニーが、全くゲームを作らないところからみるに
もう、ハードとしての寿命はそう長くないと個人的には捉えている。
しかし、曲がりなりにも発売してからそろそろ6年が経とうとしているハード。
それなりに台数を売っているのだろうと思いきや、衝撃的な数字が明らかになってしまった。
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約3年後発のニンテンドーNew3DSに累計売り上げを抜かれる始末。海外でも惨敗。
PS Vitaの市場の9割は、恐らく国内に集中している。
海外でも、PS Vitaは発売されているが、海外では据置文化が強いため
任天堂ですら苦戦している状況であり、ソニーの携帯機のPS Vitaは
誰が買うのか…というほど市場が冷え込んでいる。
海外の小売では、Vitaを置くぐらいならお菓子のドリトスを
置くほうが余程売り場的に良いと判断されてしまったり、年末商戦の一番売れる時期でも
販売台数が10万にすらいかないなど、海外ではもはやPS Vitaの居場所は無い。
そのような惨状にもかかわらず、まだPS Vitaのソフトが出ているのは
国内市場があるからだが、どうやら国内市場でももう限界になりつつあるようだ。
2014年の10月に発売した、ニンテンドーNew3DS・New3DSLLの総販売台数だけで
Vitaの6年分を上回っているという衝撃の数字が明らかにされている。
1 : 名無しさん必死だな@\(^o^)/[] 投稿日:2017/07/20(木) 00:01:27.47 ID:dHgSrmnv0.net [1/1回]
New3DS 5,482,730台 (LL 4,357,267台)VITA 5,478,828台
New3DSは、3DSのアッパーバージョンとは言え、その前の通常3DSだけでも
普及は1000万台を軽く超えていた。ゲーム機に性能を求めない人もいるので
旧機種を持っている人、全てが買い換えることは当然無いのだが
それでもそのアッパーバージョンなだけである、New 3DSの三年間に
PS Vitaの6年近くが負けたのは凄まじい話である。
これは、New 3DSがすごいというよりは、あまりにもVitaが不甲斐ないと行ったほうが正しいだろう。
特に前世代のPSPが相当数売れていただけに、PS Vitaは大失敗ハードだったと断言して間違いないだろう。
アントニオ猪木に、今買わないバカがいるかよ!と言わせたCMを流した直後に
本体の値下げを行うなど、あまりにもユーザーを舐めた商売を行ったソニー。
このあまりにも不甲斐ない体たらくは、正直身から出た錆としか
個人的には思えない話で、任天堂に大きく水を開けられたのは
経営陣の傲慢であったのだと、今この結果を見て思う。
ソニーはいつまで、この半分ゾンビのようなハードを続けていくのだろうか。