毎週更新の週販記事。今年度よりメディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で、それぞれ一日ずれており金曜日の更新がしばらく続いている。
昨日発表されたTOP10の速報では、相変わらずあつ森が圧倒的な強さを見せつけた。
ソフトの新作がGWの影響もあって、ほぼめぼしいものが無かったというのもあるが
現在のあつ森は、発売からすでに2ヶ月ほどが経とうとしているにも関わらず
6桁の売上ということで、これはちょっとやそっとの新作が出たとしてもあつ森に
蹴散らされてしまうような状況になっている。スイッチ本体がまだまだ品薄で
潜在需要を完全に満たしていないと思われるので、本当にどこまで伸びるか
全く予想がつかない状況になっているのがあつ森である。すでに国内では450万本が
パッケージでもう目前というところまで来ている。
驚いたことには、5位にスプラトゥーン2が急上昇というのがあった。
おそらく明日から開始されるフェスリバイバルで話題性が高まったのと
GW中に行っていた無料体験会が功を奏したというところだろう。
相変わらず任天堂の販売戦略は上手いと唸らされる事例である。
ただ、平時であればGWの今の時期というのはゲームの売れ行きはしばらく鈍化する傾向にある。
昨日発表されたTOP10の10位が5千本を少し越えた程度で、やはりソフトの売れ行き自体は全体的に落ちている傾向にある。
あつ森が圧倒的な強さを維持する中で、TOP30までの結果はどうなっただろうか?
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【ファミ通】2020年5月11日~2020年5月17日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲーム販売本数ランキング 集計期間:2020年5月11日~2020年5月17日
PS4のドラクエXは3.8千本。スイッチ版とは1800本ほどの差であるが
この差を逆転するのはまず無理なのは間違いない。消化率の推移を見ても
やはりスイッチ版のほうが売れるであろうことを見越しての出荷となっているようだ。
聖剣3とは逆という感じだが、スイッチ版の消化率を見るとやはり以前より訴求力は
CS版は落ちているというところなのかもしれない。昨日コメントで頂いた情報で
ブラウザ版が導入されているということなので、PC環境があれば一番手軽になりうる選択肢も
増えているということになる。いずれにせよ運営はまだまだドラクエXを続けるのは間違いない。
最新バージョンに上がることによって、またユーザーが増えることを期待したいが…。
新作が出ていなかったので11位以下は定番タイトルばかりとなっているが、前の週から
どんどん順位を上げているのがFit Boxingである。売上的にはそこまで変わっておらず
他の定番タイトルが数字が落ちたので相対的に順位アップということなのだが、どんな状況下にあっても
一定数の需要が見込まれるということでこれは非常に望ましい結果と言える。
全世界での累計出荷販売数が80万本を越えたことを先週イマジニアが公式リリースとして
発表しているが、90万本、そしてミリオンという節目もそう遠くない未来に感じられる。
需要を読み取った、良いソフトはやはり売れるのがスイッチという市場の魅力となる。
海賊無双4が遂にスイッチだけがランクインする状況となっている。PS4版のほうが先行して
売れてはいるが、最終的にランクの見えないところでスイッチ版が上回る可能性が高くなっていると言える。
PS4ソフトは30本中7本と、またしてもスイッチがほぼほぼ全てを埋め尽くす形になってきている。
とにかく新作タイトルが上位にある程度あっても、それが長続きせず、かと言って常に
安定して売れ続けるタイトルが無いのがPS4ソフトのきついところ。PS5の話がちょくちょくとは出てきてはいるものの
果たして今年に出せるのかも正直まだグレーゾーンである状況なのでPS4の苦境はもうしばらく続くことになりそうだ。