2026年9月9日、夜。Nintendo Direct 2026.9.9を見終えて、しばらく椅子から立てませんでした。
今冬のNintendo Switch 2ソフトを中心に約45分。新作、リメイク、リマスター、移植、そして“即日配信”まで詰め込んだ、密度のとんでもない回だったと思います。
特に私のようなオールドゲーマー/元アーケード少年には、刺さるどころか突き刺さって抜けない発表がいくつもありました。
この記事では、話題になったモンハンワイルズのSwitch 2版やメトロイドの2D新作、妖怪ウォッチ2 覇道、星のカービィ35周年の新作あたりはもちろん、個人的に叫んだトルネコの大冒険リマスター(即日配信)、めっちゃカメレオン移植、まさかの続・ポートピア連続殺人事件、メタルスラッグの全部入りコレクション、ロマサガ3リメイクを、熱が冷めないうちに一気にまとめます。長くなります。すみません。
結論:刺さる人には“今年いちばん”のニンダイでした
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まず全体像:今回のニンダイ、何がそんなにヤバかったのか
ざっくり言うと、「今冬〜2027年前半のSwitch 2ラインナップが一気に固まった」回です。
前日の9月8日にはゼルダの伝説40周年 Directがあり、『時のオカリナ』のSwitch 2版が11月5日に決まったばかり。
その勢いのまま本編ニンダイに突入した形なので、2日連続ダイレクトという構成そのものが、いま思えば“仕込み”だったのだなと。
今回いちばんの驚きは、発表と同時に遊べてしまう〈即日配信〉タイトルが複数あったことです。
ニンダイ名物の「このあとすぐ配信」は毎回ちょっとありますが、今回はその弾の一つがトルネコだったので、視聴者側の温度が一段跳ね上がったと思います。
配信を見ながらスマホでニンテンドーeショップを開いた人、正直に手を挙げてください。私です。
もう一つの特徴が、“作り直し”の比率の高さです。トルネコ、ロマサガ3、妖怪ウォッチ2、ポートピア、メタルスラッグ……新作AAAと同じ尺で、往年のIPのリメイク・リマスター・全集が次々と流れてくる。
ここ数年ずっと言われてきた「レトロ復刻ラッシュ」が、いよいよニンダイの主役級に格上げされた、という印象を受けました。この点はあとで詳しく書きます。
公式のまとめはGAME Watchの発表内容まとめや電撃オンラインのまとめ記事が詳しいので、全リストを俯瞰したい方はそちらもどうぞ。
ここからは、私が特に語りたいものを順番に。
【即日配信】『トルネコの大冒険 ちょっとステキなリマスター』という事件
もうこれです。今回のニンダイ、私の中では7割がこのニュースで持っていかれました。
『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン ちょっとステキなリマスター』が、ニンダイ終了後よりその日のうちに配信開始。
予告でも予約でもなく、「はい今日から遊べます」です。しびれました。
ご存じない若い方に一応説明すると、これは1993年にスーパーファミコンで出た『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』のリマスターです。
『ドラゴンクエストIV』のあの武器屋トルネコが主役で、入るたびに地形もアイテムも変わるダンジョンに潜る“ローグライク”の金字塔。
当時のキャッチコピーが「1000回遊べるRPG」で、これがまた誇張じゃなかった。
日本の「不思議のダンジョン」シリーズ、ひいては和製ローグライク全体の原点みたいな作品です。
まさに日本で、ローグライクジャンルを最初に切り拓いた先駆者ともいえるタイトルなのです。。
対応はSwitch 2/Switch/PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam ほか)/iOS/Androidと幅広く、『ドラゴンクエスト』40周年記念作という位置づけとのこと。詳しくは4Gamerの記事やAUTOMATONの記事にまとまっています。
タイトルの“ちょっとステキな”という気の抜けた枕詞、嫌いじゃないです。
むしろ原作の空気そのままで安心しました。過剰に飾らない、あの当時のトルネコ独特のとぼけた雰囲気が、名前から漏れ出ている感じがします。
「リマスターって、要は解像度を上げただけでは?」と身構える人もいると思います。
ただ、この手のローグライクはUI・レスポンス・セーブまわりが数十年ぶんアップデートされるだけで別物のように快適になるジャンルなんですよね。
倉庫の出し入れ、識別作業、階段を降りるテンポ。そのあたりが今の水準で整理されているなら、それだけで「買い」だと個人的には思います。(もっとも、現時点で配信されている分については往年のプレイヤーからすると操作性に難があるとの評価。自分もそう思ったかも。こちらはアップデートに期待ですね。)
個人的な思い出を少しだけ。小学生のころ、親の目を盗んで夜中にトルネコをやって、「しあわせのぼうし」を拾った瞬間の高揚と、その直後に「ドラゴンのむれ」に焼かれて全ロストしたときの絶望……あれで私は“運と判断の重さ”を学んだ気がします。
ローグライクが世界的な一大ジャンルになった今、その源流をこの画質・この携帯性で遊び直せるのは、素直にうれしい。これは嬉しい。
すでにダウンロードして少し潜りましたが、テンポは現代的に整えつつ、理不尽さの芯はちゃんと残っている印象です。
相変わらず、ちょっと欲を出すと死ぬ。そうそう。これだよ!これ!と思わず予想外の理不尽に歯ぎしりしたのが、30年ほど前の自分から何の進歩もしていないのでちょっと自分で笑ってしまいました。
『モンスターハンターワイルズ』がSwitch 2に、12月4日発売
大きな話題という意味では、これが筆頭でしょう。
『モンスターハンターワイルズ』のNintendo Switch 2版が、2026年12月4日発売予定で登場。
本体同梱版も用意され、ローカルマルチプレイにも対応するとのこと。
据置クラスのモンハン最新作を、あの薄い板を持ち寄って友達の家で回せる時代が来たわけです。
元々話はほぼ確定的なものですが、改めてニンテンドーダイレクトのトップバッターを務めると急に実感がわいてきますね。
思い返せば、モンハンは携帯機と相性が良かったシリーズです。
PSPの『ポータブル』シリーズで社会現象になり、3DSやSwitchの『ダブルクロス』『ライズ』でも国内では驚異的な数字を出しました。
“持ち寄って一緒に狩る”という体験は、日本だと据置よりも携帯機のほうが伸びてきたわけで、そこにワイルズ級のボリュームが乗ってくるとなると、期待するなというほうが無理です。
「Switch 2でワイルズが本当に動くのか」という点は当然気になりますが、そこはカプコンと任天堂が組んで出すと言っている以上、それなりの最適化はされているはず……と、ここは期待混じりで見ています。
というか、先行機種での挙動などについては大きな非難がユーザーからも出ていたわけで、ここを改善しなければまず始まらないというのはありますね。
他社のゲームでも、場合によっては口を出し品質についてもアドバイスを出すこともある任天堂ですから、この辺りは抜かりが無いと信じたいところですね。
携帯モードでの解像度やフレームレート、ロード時間がどうなるかは、続報と実機映像をしっかり待ちたいところです。ここは正直、走らせてみないと分からない部分が大きいです。
あわせて新展開の話にも触れられていたようで、モンハンはSwitchファミリーでもうしばらくSwitch 2の主力であり続けそうです。年末商戦の台風の目になるのは、まず間違いないでしょう。
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▼『モンスターハンターワイルズ』Switch 2版・本体同梱版
ついにモンハン最新作を携帯できる時代です。発売は2026年12月4日予定。本体とセットになった同梱版も用意されるとのことなので、「Switch 2をまだ持っていない」「2台目が欲しい」という人はこのタイミングを狙うのが良さそうです。価格や在庫は動きやすいので、早めに動向だけでも見ておくと安心かなと思います。
メトロイドの新作は“2D”だった ―『METROID RAVENOUS』2027年1月28日
これは事前の9月ニンダイ予想記事でも「2Dメトロイドの新作、そろそろ来るのでは」と少しだけ触れていたのですが……本当に来ました。
『METROID RAVENOUS(メトロイド ラヴェナス)』、2027年1月28日発売予定。
3Dの『プライム4』とは別軸の、横スクロール探索アクションの完全新作です。
『メトロイド ドレッド』の系譜にあたる2Dメトロイドが、また新作として供給される。この事実だけで、探索型アクション(いわゆる“メトロイドヴァニア”)好きとしては拝みたい気持ちです。
ドレッドの緊張感あるE.M.M.I.ゾーン、あの“狩られる側”の心拍数、また味わえるのでしょうか。
タイトルの“RAVENOUS(貪欲な・飢えた)”という単語がなんとも不穏で、そこも含めて楽しみです。
『ドレッド』は、2Dメトロイドとしては歴代でも屈指のセールスを記録したと言われています。
「2Dの探索アクションはニッチ」という時代はとっくに終わっていて、インディー側でこのジャンルが豊作だったこともあり、いま2Dメトロイドを出すのはむしろ王道の一手。
年明けすぐという発売時期も絶妙で、年末のモンハン→年始のメトロイドという、Switch 2ユーザーの財布に一切の休憩を与えない布陣になっています。ありがたいような、こわいような。
『妖怪ウォッチ2 覇道』―レベルファイブが本気の全リメイク
レベルファイブからは『妖怪ウォッチ2 覇道』が発表。
あの社会現象だった『妖怪ウォッチ2 本家/元祖/真打』を、グラフィックもシステムも作り直した全リメイクとしてSwitch 2に持ってくる、という内容です。
「ナンバリング新作じゃなくてリメイク?」と一瞬思いましたが、これは順番として正しい気がします。
『妖怪ウォッチ』はシリーズを重ねる中で少しずつ勢いを落としていったので、いったん一番強かった“2”に立ち返って、いまの技術で作り直すのは、ブランドの体力を戻すうえで理にかなっている。
“覇道”というサブタイトルの物々しさも、原作の3バージョン商法を1本にまとめる、くらいの意味なのかなと勝手に想像しています。
2014年前後、小学校の下駄箱前が妖怪ウォッチの話で埋まっていたのを覚えている人も多いはず。
私は当時すでにいい大人でしたが、ジバニャンの立ち位置の絶妙さと、“2”のさくら住宅街〜過去編のシナリオの良さは今でも語れます。あの完成度を現行機で、というのは普通に楽しみです。
この発表、本日9月10日の「LEVEL5 VISION 2026 II 夢」への助走という面もありそうで、レイトンやイナズマイレブンを含めたレベルファイブ全体の続報にも期待が高まります。
『星のカービィ ワールドビヨンド』―35周年の完全新作
『星のカービィ ワールド ビヨンド』が、35周年記念の完全新作として2027年に登場予定。
今回のニンテンドーダイレクトの大トリを務め、満を持しての発表。カービィが大トリは初めてだったのではないかと記憶しております。
『ディスカバリー』で3Dアクションとして大きく殻を破ったカービィが、次にどんな見せ方をしてくるのか。
“ビヨンド(向こう側)”という語からすると、また一段スケールを広げてくる気がします。
そういえば、ビヨンドというのはメトロイドプライム4もビヨンドでしたね。何も関係はないと思いますが…(笑)
カービィって、35年経ってもまったく古びないんですよね。
むしろ吸い込み=相手の能力を奪うというコンセプトが、ゲームデザイン的にどんどん再評価されている印象すらあります。
難易度の間口が広くて、小さい子と一緒に遊べて、でもやり込むと歯ごたえがある。あのバランスを長年ブレずに保っているのは、地味にすごいことだと思います。
エアライダー関連の新amiibo情報も出ていましたし、カービィ35周年イヤーはグッズも含めて騒がしくなりそうです。
【オールドゲーマー狂喜①】『めっちゃカメレオン』がSwitch 2に移植
さあ、ここからが本題という人もいると思います。まず『めっちゃカメレオン』。
ニンダイ終了後にサプライズ配信という扱いで、PC(Steam)版とのクロスプレイ対応、マウス操作対応、年内にはユーザー制作ステージも遊べるようになる、という気合の入った移植です。
どんなゲームか一応説明すると、自分の真っ白な体に色や模様を〈手描き〉して、ステージの壁や小物に擬態する“かくれんぼ”対戦ゲームです。
鬼チームは制限時間内に隠れた全員を発見できれば勝ち、隠れる側はポーズと“絵心”で鬼の目を欺く。
要はネットワーク版「だるまさんがころんだ」の進化系みたいなもので、これがSNSと配信で爆発的にウケた。
2026年6月のSteam配信からわずか数か月で、累計販売本数がとんでもない数字に達したとも言われています(具体的な数字は報道ベースなので、幅を持って見てください)。詳細はファミ通の記事やGAME Watchの記事にあります。
私がこれに反応したのは、構造が完全にアーケード〜ゲーセンの大画面対戦の楽しさだからです。
上手い下手より“笑えるかどうか”で場が沸く。テーブル筐体を囲んでワイワイやっていたあの感じを、オンラインで再発明している。
しかもクロスプレイでSwitch 2ユーザーとPC勢がすぐ混ざれる。
腰を据えて遊ぶというより、家族や友達と集まったときの“最初の一戦”にちょうどいい気がします。
個人的に注目したいのは、ニンダイという大舞台で、インディー発のバズタイトルをその場で配信してみせたことです。
少し前なら「話題のインディー、来年Switchに」で終わっていたところを、当日ダウンロードまで一気にやる
。この距離感の詰め方は、任天堂がインディー市場をどれくらい本気で取りに来ているか、の表れだと思います。
【まさか】『続・ポートピア連続殺人事件:忘却の埋葬』が新作として登場
声が出ました。『続・ポートピア連続殺人事件:忘却の埋葬』。あの『ポートピア連続殺人事件』の“続編”が、2027年に新作としてSwitch 2で出る、というのです。
開発はチュンソフト(スパイク・チュンソフト)。報道によれば、原作をフルリメイクした上で堀井雄二氏による新規ストーリーを加えた、実質的な完全新作という位置づけとのこと。
『ポートピア連続殺人事件』は1983年にPC向けに登場し、1985年にファミコンへ移植された日本のアドベンチャーゲームの原点です。コマンド選択式AVGという形式を広めた作品で、“犯人はヤス”というフレーズだけが独り歩きするほど有名。
堀井雄二という人が『ドラゴンクエスト』にたどり着く前の、原液のような一本です。ファミコン版で初めて「ゲームで物語を読む・推理する」という体験をした、という人は、私の世代だと決して珍しくありません。
ちなみに数年前にも、この題材を使ったAI会話の技術デモが話題になったことがありました(あれはあれで別方向の企画でしたが)。それだけ“ポートピア”という名前は、いまも実験の入り口として選ばれ続けているということなのだと思います。
正直、こういう歴史的タイトルは「名前だけ借りたリブート」になりがちで、そこは身構えます。
ただ、堀井雄二本人が新しい物語を書く、と明言されている点は大きい。
40年以上前の推理ものを、いまの価値観・いまの演出でどう語り直すのか。
オールドゲーマーとしては「懐かしい」より「怖いもの見たさ」でめちゃくちゃ気になります。
神ゲーになるか、盛大にコケるか。どちらに転んでも語りたい一本になりそうです。
【オールドゲーマー狂喜②】『METAL SLUG ULTIMATE COLLECTION』全部入り
ゲーセン育ちに刺さる弾がもう一発。『METAL SLUG ULTIMATE COLLECTION(メタルスラッグ アルティメット コレクション)』、2027年発売予定。
SNKの横スクロールアクション『メタルスラッグ』シリーズを、10作規模でまとめて収録する決定版です。
なお、開発はこの手のゲーム開発に定評があるM2が行っていると、M2公式より正式にアナウンスされています。
『メタルスラッグ』は1996年のNEOGEO第1作から続く、ドット絵アクションの到達点のひとつ。
ぬるぬる動く手描きアニメーション、捕虜を助けると武器をくれるあの快感、ゲーセンで100円玉を溶かしながら「あと1回」を繰り返したあの時間。
グラフィックはコミカルながら、グロ系の演出があったり、難易度がかなり高く、本当にワンコインクリアは至難の業のシリーズです。
コレクション系は過去にも出ていますが、“アルティメット”を名乗って主要作を一気に収録、というのは相当うれしい。
SNKは近年、格闘ゲームの新作や『メタルスラッグ タクティクス』のような外伝でシリーズを動かし続けてきました。
その流れの中で、本家の横スクロール群をまとめて現行機に置いておく意味は大きいと思います。
新規の人が「タクティクスで気になったから本家も」と手を伸ばせる場所ができる。
巻き戻し機能やオンライン協力、ギャラリー要素あたりがどこまで入るかは、続報を待ちたいです。
この手の名作復刻について「なぜ今こんなに増えているのか」は、以前レトロゲーム復刻ラッシュを考察した記事でも書きました。
今回のニンダイは、その流れが一過性ではなく“定番の供給ライン”になったことを見せつけた回だったと思います。
『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』2027年2月16日
そして『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』。
1995年のスーパーファミコン版『ロマンシング サ・ガ3』を、グラフィックを一新したリメイクとして2027年2月16日に発売予定。
声優キャストも発表され、主人公のひとりユリアンを榎木淳弥さん、サラを本渡楓さんが演じる、といった情報が出ています。
ロマサガ3といえば、主人公を8人から選べるフリーシナリオ、閃きシステム、トレードやマスコンバットといった寄り道要素、そして“取り返しのつかなさ”。攻略情報を見ずに初見で全部拾うのはほぼ不可能で、その不親切さこそが何周もさせる魔力でした。
特にトレードについては、ゲームそっちのけでそちらばかりやっていたという人もいるのではないでしょうか。
2019年のHDリマスターで一度触れ直せましたが、今回はもう一段踏み込んだ“リメイク”。四魔貴族戦のあの曲が新録で流れたら、たぶん私は泣きます。
というか、伊藤賢治氏が音楽については再度メインで携わることが本人のXで発信されており、朗報としか言いようがありません。正確には伊藤賢治氏が指揮を執って様々なコンポーザーにアレンジも依頼しているようですが、やはり産みの作曲家がメインで携わるのは大きい。
このリメイクでもイトケン節が炸裂することを期待するしかありませんね!
“デスティニーユナイテッド”というサブタイトルが何を指すのかは、正直まだよく分かりません。複数の主人公の運命が一つに束ねられる、くらいのニュアンスでしょうか。
Sa・Ga3は実は考察好きにとっては、ゲーム内で明かされていない謎も多く、それが完全保管されることに期待するユーザーも多そうです。
マルチプラットフォーム展開もアナウンスされているようなので、Switch 2以外で遊びたい人にも門戸は開かれそうです。
『サガ』シリーズはここ数年、『サガ エメラルド ビヨンド』などで新規ファンも増えています。そこに看板作の3が現代基準のリメイクで来るというのは、シリーズ全体の底上げとしても大きい。発売が年始のメトロイドの直後というのがまた……財布、もたない。
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▼『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』
2027年2月16日発売予定のリメイク版です。フリーシナリオ、閃き、トレード、マスコンバット……あの独特な手触りが今の映像で蘇ると思うと、正直そわそわします。初めて触る人にも、スーファミで挫折した人にも刺さるはず。予約特典はショップで差が出やすいので、比較しておくと良いと思います。
その他の主な発表(ダイジェスト)
語りたいものを優先したので、残りは駆け足で。気になったものを箇条書きで。
- 餓狼伝説 City of the Wolves(Switch 2版) ― 2026年10月22日発売。SNK続きでアツい。
- ゼノブレイド3 Switch 2 Edition ― 2026年12月3日。3部作の締めを高画質で。
- ファイアーエムブレム 万紫千紅 ― 9月17日発売がいよいよ目前。
- ゼルダ無双 厄災の黙示録DX(Switch 2版) ― 2027年2月25日予定。
- レイトン教授と蒸気の新世界 ― 2026年12月10日予定。
- バイオハザード RE:2/RE:3/RE:4(Switch 2版) ― 2026年10月16日予定。
- FF7 リベレーション(Switch 2版)、ペルソナ4 リバイバル、ドラクエモンスターズ4体験版など、大作の受け皿が続々。
- スターフォックスは9月30日に無料アップデート予定。
※発売日・内容は配信時点の情報です。変更の可能性があるので、購入前は各公式サイトで最新情報の確認をおすすめします。
オールドゲーマー目線で“買い”の優先順位を勝手に付けると
あくまで私の趣味嗜好で、しかも現時点の情報だけで付ける順位です。異論は認めます(むしろ人それぞれのはずですので、色々な人の意見が聞きたいですね)。
- トルネコの大冒険 リマスター:もう配信済み。悩む時間がもったいない。ローグライク好きなら即。
- METROID RAVENOUS:2Dメトロイドという時点で信頼度が高い。年始の本命。
- ロマサガ3 デスティニーユナイテッド:リメイクの出来次第で化ける。初見の人にこそ薦めたい。
- メタルスラッグ アルティメット コレクション:収録数と機能次第だが、アーケード世代は“持っておく”価値あり。
- 続・ポートピア連続殺人事件:期待と不安が半々。でも堀井雄二の新作AVGというだけで一度は触りたい。
- めっちゃカメレオン:一人でやり込むより、人が集まる日のための一本。安ければ即入れておきたい。
モンハンワイルズや妖怪ウォッチ2は「刺さる人には最上位」なので、この順位はあくまでレトロ・アーケード成分多めの私のバイアスだと思ってください。
私見:今回のニンダイが指し示していたもの
ここからは完全に個人的な感想です。
今回のニンダイ、表向きは「今冬のSwitch 2ソフトを一気に見せる回」でした。でも軸を1本引くとしたら、私は「新作AAAと、旧作の〈作り直し〉を、同じ熱量で並べてきた回」だと思っています。
モンハンワイルズやメトロイド新作のような“最前線”と、トルネコ・ポートピア・メタルスラッグ・ロマサガ3のような“原点の再構築”が、同じ45分の中で対等に扱われていた。
かつては「懐古枠」として最後にちょっと出る程度だったレトロIPが、いまはラインナップの真ん中に置かれる商材になっている。この変化は大きいと思います。
背景には、Switch 2というハードの“間口の広さ”があるのでしょう。
性能が上がってワイルズ級が動く一方で、携帯できてサッと起動できるから、1993年のトルネコみたいな作品ともテンポが合う。
ハードの両利き具合が、こういう極端に幅のあるラインナップを可能にしている。
以前の考察記事で「復刻ラッシュは続く」と書きましたが、今回はその予想の“確定演出”を見せられた気分です。
この記事を更新する前に、ONIシリーズのGB・SFC版の復刻であったり、サンソフトのファミコンクソゲー(公式で言っているw)をまとめたソフトなども出ることが発表されています。今後もしばらくは権利関係が問題なければ、この流れは続いていくのでしょうね。
それと、アーケードゲームがこうして家庭用の“定番の棚”に並び続けること自体、私は文化の保存として大事だと思っています。
ゲームセンターの数はどんどん減っています。あの空間で生まれた遊びを、次の世代がまったく知らないまま消えていくのは寂しい。メタルスラッグの全集も、めっちゃカメレオンのような“大画面でワイワイ”系も、形を変えてその記憶を引き継いでいるように見えます。
もうひとつ。堀井雄二の新作ポートピアにせよ、レベルファイブの妖怪ウォッチ2 全リメイクにせよ、〈作った本人がもう一度そのIPに向き合う〉タイプの再始動が増えているのも今回の特徴でした。
単なる移植でも、権利だけ借りたリブートでもない。これはユーザーとしては歓迎したい流れです。ちゃんと当たるかどうかは、また別の話ですが……。
唯一の不安を挙げるなら、供給過多です。年末のモンハン、年始のメトロイド、2月のロマサガ3……この密度が続くと、良作が良作に埋もれて話題にならないまま流れていく現象も起きやすい。
積みゲーとの戦いは、来年さらに厳しくなりそうです。うれしい悲鳴、というやつですね。
まとめ
2026年9月9日のニンテンドーダイレクトは、モンハンワイルズのSwitch 2版(12月4日)という大玉に加え、トルネコの大冒険リマスターの即日配信、メトロイドの2D新作(2027年1月28日)、妖怪ウォッチ2 覇道、星のカービィ35周年の新作、めっちゃカメレオン移植、続・ポートピア連続殺人事件、メタルスラッグ全集、ロマサガ3リメイク(2027年2月16日)と、新旧の弾をこれでもかと並べた回でした。
特にオールドゲーマー・元アーケード勢にとっては、“原点”が次々と現行機に戻ってくる、ちょっと信じられないような45分だったのではないでしょうか。個人的には、今日からトルネコに潜れるという一点だけで、しばらく機嫌よく過ごせそうです。まずは1000回、遊びます。
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よくある質問
トルネコの大冒険リマスターはいつ配信ですか?
「Nintendo Direct 2026.9.9」の終了後、9月9日のうちに配信が開始されました。Nintendo Switch 2/Switch のほか、PS5、Xbox Series X|S、PC、スマートフォンにも順次配信されています。『ドラゴンクエスト』40周年記念作という位置づけです。
モンハンワイルズのSwitch 2版の発売日は?
2026年12月4日発売予定です。Switch 2本体とセットになった同梱版も用意され、ローカルマルチプレイにも対応するとアナウンスされています。携帯モードでの動作の詳細は、続報と実機映像を待つ必要があります。
メトロイドの新作は2Dですか、3Dですか?
今回発表された『METROID RAVENOUS(メトロイド ラヴェナス)』は2Dの横スクロール探索アクションの新作で、2027年1月28日発売予定です。3D視点の『メトロイドプライム4』とは別のラインの作品にあたります。

