福岡に拠点を持ち、数々のメディアミックスを成功させたことから
日本のゲーム業界では、かなり存在感があるほうのサードとなっているレベルファイブ。
元リバーヒルソフトの社員だった、日野晃博氏が立ち上げた会社は
レイトン教授、イナズマイレブン、妖怪ウォッチなど、様々なヒットタイトルを世に送り出し
全盛期はかなりの存在感を見せていた。特に妖怪ウォッチの成功はゲーム業界だけではなく
社会現象にもなり、一時はポケモンをそのうち抜くだろうとまで言われた。
しかし、それも今となってはゲームの発売が当初の予定から遅れに遅れており
当初の予定であれば、昨年に発売される予定であったイナズマイレブンや
妖怪ウォッチの最新作は、未だに発売されていないという事態に陥っている。
最近になって、制作スケジュールの遅れを社長の日野氏自らが説明を行っていたが
下請けの開発会社に対しての文句を言うだけで、俺は悪くねぇ!的な動画を公開してしまったことにより
また要らぬ反感を抱え込むこととなっており、その印象はどんどん悪くなっている。
本来であれば去年発売するはずのビッグタイトルも、ことごとく延期で
かなり危うい状況にあるように傍からは見えるが、社長の日野氏はそんなことはどこ吹く風と言わんばかりに
相変わらずフリーダムな仕事を行っているようである。レベルファイブの次なる関連ニュースは
ゲームではなく、とあるタイトルの映画化であったようだ。
Sponsored Link
ジブリ風JRPGと言われた『二ノ国』の映画が、元ジブリ所属の監督により制作決定!2019年夏公開へ!脚本・総指揮はやっぱり日野氏…。
レベルファイブが持っているIPの一つとして、ジブリ風のJRPGなどとも言われる
『二ノ国』というタイトルがある。
雰囲気的に任天堂ハードと相性が良い感じがするタイトルだが、最新作のIIはPS4とPCのマルチになっている。
IIはかなりの製作期間、更に豪華スタッフを用いて非常にお金がかかっていると思われるタイトルであったが
残念ながら、国内でも海外でも売上は振るわず、制作費はペイできていないのでは?と思われる惨憺たる売上になっている。
DLCが配信される予定であるが、実はこのDLCもシーズンパスでの購入であるにも関わらず
今の所当初の予定から遅れている。昨今のレベルファイブの迷走はこのタイトルにも波及している。
ゲームの方に力を入れて早めに作るべきだと個人的には思うが、今回レベルファイブが新たに発表したものは
この『二ノ国』の映画化であったようだ。以下引用。
[映画.com ニュース] 人気RPGシリーズ「二ノ国」の長編アニメーション化が決定し2月9日、都内で製作発表会見が行われた。タイトルは「二ノ国」。スタジオジブリ出身のアニメーション監督、百瀬義行がメガホンをとり、人気俳優の山崎賢人が主人公のユウ役で声優初挑戦を果たす。ワーナー・ブラザース映画が配給し、2019年夏に全国公開される。
会見には百瀬監督と山崎に加えて、原作・脚本と製作総指揮を務めるレベルファイブの日野晃博氏(「妖怪ウォッチ」「レイトン教授」シリーズ)、小岩井宏悦氏(ワーナー・ブラザース ジャパン/エグゼクティブプロデューサー)が出席した。
日野氏は「常に映画化を意識していた。ゲームの世界観は活かしながら、お話はまったく違うので、クロスメディアの新しい形になるはず」と自信のコメント。ゲーム発売前の2009年から、映画化に向けたアプローチを続けていた小岩井氏は「10年を経て、コンテンツが世界的に成長したタイミングで実現して、うれしい」と喜びを語り、世界配給の可能性も示唆していた。
百瀬監督はゲーム「二ノ国 漆黒の魔導士」「二ノ国 白き聖灰の女王」のアニメーション監督、昨年発売された「二ノ国II レヴァナントキングダム」ではキャラクターデザインを務めており、「二ノ国の魅力は、ファンタジーの枠に収まらないところ。面白い作品が作れそう」と声を弾ませた。
あのさぁ…もはや何も言うまい…。
ジブリ風のタイトルに、元ジブリの監督を迎えて映画化するとのことだが…。
原作・脚本と製作総指揮を務めるレベルファイブの日野晃博氏
というくだりで、もはやその出来が予想が付く人も多いのではないだろうか?
知らない人のために簡単に説明すると、メディアミックスなどを当てる企画力はある
日野氏だが、シナリオ関連に於いては、ほぼ良い評価が無い。
日野氏が脚本やシナリオを手がけたタイトルが、世間でどのように評価されているかは
検索すれば一目瞭然なので、あえてここで取り上げることはしないが、なんというか
こういったことに精を出しているのであれば、まずは延期しまくっている各種ゲームの工程管理を行って
まずは完成までこぎつけるべきだと思うのだが…。もはや、この人にはもう何を言っても無駄なのかも知れない…。