日本のゲーム業界に於いて、全国の小売のゲームの販売数を
週間で集計し公開している機関の一つであるメディアクリエイト。
日本にはファミ通や、電撃オンラインなどの集計機関もあるが、かつて任天堂も
ここの集計を利用していたほどに、国内の集計機関では一番参照にされていると思われるのが
このメディアクリエイトによる週販集計である。なお、当ブログで毎週水曜に更新している
週販記事に於いても、データを引っ張ってきている4gamerからの記事なので
このブログでもメディアクリエイト集計準拠で週販を語っている。
4gamerで発表されるのは、水曜の午後10時であるが、週販で公開されるのはTOP20位までである。
それとは別に、メディアクリエイトの大本のサイトでは、毎週金曜日に週販が更新され
TOP50まで(21位以下は販売本数記載なし)の順位が毎週公開されている。
そのメディアクリエイトの大本の週販更新記事はこちらのページ(毎週同じURLで更新のため内容は都度変わる)だが
ここでは、週販の記事の更新とともに、編集者の総評が毎週掲載されている。
総評はかつて、このブログで何度か取り上げたことがあるが、どこかのメーカーに
忖度したとしか思えないような、アクロバット理論を何度かぶち上げて失笑を誘っている。
【意味あるのか?】メディアクリエイト「PS4とSWITCHが100万台到達した週までのソフトの累計売り上げはPS4が多い」
【もはやギャグ】メディアクリエイト「ガンダムバーサスが売れなかったのはガンダムのアニメがやっていなかったから」
ブログで記事にした以外にも、過去いくつかの迷言をこの総評で書き連ねている
メディアクリエイトだが、また新たにトンデモ理論をかましてしまったようである。
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メディクリさん『スイッチは先週比63.81%となり大きなマイナス。PS4(Pro含む)は前週比136.96%と大幅に増加。』
メディクリもどこかのメーカーへの忖度のような総評を何度か書いているわけだが
その迷総評に、また新たな事例が一つ加わったようだ。まずは現時点で閲覧できる総評を引用。
『バトルフィールド 5』は11.1万本を販売し手堅い初動
ソフトの総販売本数は60.2万本。前週発売の『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ/イーブイ』の反動減により、前週比は62.80%となった。これに伴い、ハードの総販売台数も前週比63.81%と大きなマイナスになった。とはいえ、PS4(Pro含む)は前週比136.96%と大幅に増加。ソフト・ハードいずれも2018年内では高水準であり、商戦期にふさわしい販売規模を保っている。
PS4版『バトルフィールド 5』は11.1万本を販売。2016年10月発売のPS4版『バトルフィールド 1』(初週販売本数11.3万本)とほぼ同程度の初動となっている。『~1』から一転して本作では第二次世界大戦を題材としているが、この回帰路線の影響は軽微であり、シリーズファンの根強い支持がうかがえる。引用元: 今週のランキング
なんというか、必死にPSの売上が好調のように見せているのだが、完全に空回りしていて違和感しか無い文章である。
この文章のすぐ右隣には、週販の数字がすぐに参照できるわけで、本体の販売数という絶対的な数字で見れば
スイッチが108,375台で、PS4はPro含んで24,364台と大きな差がついているのが一目瞭然なのだが…。
先週のスイッチの台数が20万台越えと異次元の販売台数だったわけで、ピカブイ発売とスマブラ本体同梱版発売の
初週の数字と比べての先週比というのは、もはや悪意しか感じられないというものだ。
そもそも前週とのパーセンテージ比較で比べると、実は3DSやXbox oneの上昇率の方が高いという結果になるのである。
この結果を見ると、それぞれの上昇率は以下のようになる。
PS4: 17,789→24,364 (+36.96%)
3DS: 6,599→9,883 (+49.77%)
XB1:164→722 (+340.24%)
前週との比率を行うのでは、PS4の販売台数より比率的には高くなった
3DSやXbox Oneにも言及するべきでは?とくにXbox Oneなどは絶対数は少ないとは言え
前週から比べると、3.5倍近くの上昇率になっているので、凄まじい伸び率とも言える。
結局、スイッチが失速したという印象付をしたいという、目的ありきだからこそ
このような不自然な文章が出来上がるということなのだろう。
なんというか、もうこれは体を張ったギャグなんだと思うしか無いほどの有様である。